最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「下駄箱をあけると大量のラブレターがなだれ落ちてくる」っていう描写はよく見るけど、あれって最後の1通を入れた人間はどうやったのかがすごい気になる第7話。そもそも先生の記憶だけいじって生み出された転校生の下駄箱がなんであんな中途半端な段に用意されているのかも謎だけど……いや、いいんですよ、この作品はそんな重箱の隅を突きたいようなものじゃないんで。 というわけで、2体のエンジェロイドの転校エピソード。今回は「空も飛べるはず」のシーン以外では智樹があまり矢面に立たされなかったため、普段の馬鹿なノリは抑えめ。いつもよりもデフォルメ体型も少なかったし、そっち方向に尖ることしか期待していない視聴者としてはいまいち満足感の薄い内容となった。まぁ、代わりにそはらが貶められる展開だったので、そこは珍しくて良かったけれど。シリアス分が増してるなぁ。こればかりはいかんともしがたいなぁ。 考えてみれば、今回のエピソードもシリアス部分とギャグ部分の繋がりは全く無い。ギャグパートは「常識知らずのヒロインが転校してきた」という非常にありがちなもので、数学、家庭科、理科と、全てはちゃめちゃをやってその存在感を知らしめる。対してシリアスパートは、2話の間寄り添ってきたニンフがついにその目的を明かし、イカロスの正体に迫るというもの。別にこの2つを同時に描く必要性は全く無く、どうしてもちぐはぐな印象が強い。勿論脚本面で探せば、ニンフが鳥小屋から鳥を逃がす描写とか、イカロスがラブレターをもらって「恋とは何だ」と考える描写とか、あとあとまで効いてくるであろう伏線も丁寧に張ってあるのだが、どうしても智樹を空に打ち上げる理不尽さなんかの方が目立ってしまい、シリアスへの移行に徹しきれていないイメージがあるわけだ。このあたりのバランスは本当に難しいなぁ。 仕方がないので見たい部分だけ見ていきましょう。今回も1話に引き続いてのキムタカ作画なので、至る所でキャラクターがぱっつんぱっつんしている。イカロス帰り道のシーンでは田んぼのあぜ道を謎のロボットがまかり通っていたりと謎が多いし、相変わらずイカロスはスイカを抱きかかえたまま……2代目?! 2代目、すぐに寿命が終わったなぁ。 そしてラストの提クレバックの3Dモデルは、何故か机。あれって3Dなんだね。……意味分からんよ…… PR 純夏さんが時折見せるボケには私も期待せずにはいられない第6話。お泊まりに入浴シーンと煩悩全開の展開ながら、純夏さんの空回りはとどまることを知りません。ラジオの1回目で中の人が言ってた「純夏は中二男子」というのは非常に分かりやすい表現だなー。 亡霊のように蘇った、1話で散々なことをしてくれた先輩。まぁ、普通に考えたら汐は同じ図書委員の仕事をしているわけだし、仲がこじれたままでは支障が出るのは確か。向こうは別に恋愛感情が絡んでいるわけではなく、単に「後輩に悪いことをしてしまった。自分の子供じみた行いを反省し、また今まで通りに仕事仲間としてやっていきたい」という程度のものだろう。もちろん汐にとってはそんな単純なことにはならないために、今回のお泊まり劇に発展するわけだ。 一方、そんな汐の悩みに喚起された純夏の行動はというと、「目指せドジっ娘」というおよそピントのずれた努力。バナナの皮を踏むためにコールが起こるという前代未聞の珍事に見舞われるが、そこで彼女が悟ったのは、「自分はドジっ娘とは縁遠い」ということ。まぁ、自分で天然だって言い張る人間は天然じゃないっていうしね。意図して行われないからこそ、純夏さんのボケは筋金入りなのです。それにしても、この学校は屋上の人口密度が高いな。 で、先輩からの仲直りを持ちかけられた汐は、踏ん切りが付かなかったために純夏の家へと逃げる。バスの車内で純夏についた「嘘」も含め、彼女は彼女なりに、自分の行いの異常性、背徳性については理解している。単に仲直りするというだけならば悩む必要も無いのだろうが、自分の本当の気持ちを隠して先輩と接することに、不義理を感じてしまうのだろう。 そんな汐の心理を端的に表すのが、純夏の部屋にある2人の写真。賑やかな村雨家の雰囲気に癒されて表面上は元気を取り戻した汐だったが、布団に入ってしばらくすると、やはり悩みはわだかまっていることを感じざるを得ず、思わずふさぎ込む。そこに「うまくコケられた」純夏が倒れ込み、衝撃で写真立ても倒れる。この「倒れてしまった写真」が起き上がるのは、次の日の朝、汐が「良しっ」と言って立て直した時。純夏の励ましを受けて、一晩で彼女のメンタルは完全に回復したというわけだ。もちろん、その影には純夏の尊い犠牲があるわけだが…… 今回も絶好調の純夏さん。精一杯思いついたドジがバスの車内で「眼鏡眼鏡」だったり、入浴時には思い切り鼻血を吹いて役得を享受できなかったり、全身全霊の「大好き」を受けて一晩で枯れ果てたり。あぁ、なんという「中二男子」。あんなにプロポーションは抜群なのに……百合属性の女性主人公は、どうしても一線を越えたシチュエーションでは鼻血でリタイアしてしまうよなぁ(参考:宮前かなこ)。でも、汐のスタイルの良さも破格なので、致し方ないところではあるか。願わくは、不幸な朱宮君だけは巻き込まないでほしい。 今回も思う存分楽しませてもらった1話だったが、特にサブタイトルにもある2人のピロートークのシーンは非常にゆったりと間を取って「聞かせる」印象深い場面。純夏の励ましを受けての汐の「大好き!」は、思わず傍観しながらガッツポーズを取りたくなるほどのものであった。でもこの娘、必ずこういう台詞の後に「親友」っていうタームを忘れず付けるんだよなぁ。頑張れ、純夏超頑張れ。 智樹のモットーが「平和が一番」であるということが、本人の口から改めて確認された第6話。いや、お前、あれやこれは平和を愛する人間のする所業じゃないだろ。まぁ、本人の意志とは関係ないところでどんどん事態がこじれているのは確かだけれども…… しばらくは思わせぶりなシーンで引っ張ってきた新たなエンジェロイド、ニンフが登場。しかし、その登場は「アバンから居間に居座っている」というあり得ないもので、そのあまりの投げっぱなしっぷりが逆にこの作品らしくて潔い。どうせイカロスだって何者なのかさっぱり分からないのだし、周りの人間もそうした現実的な問題を気にしないおおらかな人間ばかり。唯一、せっかく落ち着いてきた日常をまたしても壊された智樹だけはお冠のようだが、結局は長いものに巻かれる人生であった。 そんなわけで、普通のアニメならそれなりのイベントであるはずの「新キャラ投入」はきれいにスルーして、水着回の後に再び水着回。このアニメは毎回ノルマになる肌色量とかが決まってるんだろうか。もうここまで来ると単なる日常風景にしか見えないのでエロだとかどうとかいう問題も一切気にはならないが、智樹はまだまだ元気。何故かニンフを使って非常に悪質な隠し撮りプランを実行している(そしてそのライブラリがエンディングで確認出来る)。ん、まぁ、彼が元気なうちはこのアニメもきっと大丈夫だ。 智樹自身には全く悪気はないのだろうが、居候が増えたことで構ってもらえなくなったそはらには次第にフラストレーションが溜まっている。せっかくの旅行(っつっても日帰り海水浴なんだけど。商店街の福引きとはいえ、特賞で日帰り旅行は流石にショボ過ぎる気がする)もいつものメンバーそろい踏みで、微妙な歯車のズレからどんどん鬱になっていく。正直、このあたりのそはらの心理はイマイチ共感しにくい。もちろん「羽根が濡れるので泳げないんです」というイカロスに対して真っ先に「じゃぁ泳ぎを教えてやる!」という発想よりは分かりやすいとは思うのだが、智樹にとって、イカロスは恋人、恋愛対象ではなくてあくまで手のかかる子供のようなもの。良くてもせいぜいドラえもんレベルのマスコットと捉えられているように見える。てっきりそはらもそのあたりの共通認識があるのかと思っていたのだが、あそこまで焼きもちを焼くということは、どうやらイカロスも1人の女性として見られているらしい。冒頭、ニンフが居座る居間でちょこちょこ動くイカロスなんかを見てると、どうしてもそういう対象とは見えないのだが……女心とは難しいものである(このまとめ方は正しいんだろうか)。 あとはまぁ、ニンフが絡んできたので少しずつイカロスの正体に肉薄したり、前回に引き続いて覚醒モードを見せてくれたり、次第にシリアス展開が幅をきかせ始めているのが気になるところ。ラストシーンはみんなの乗った電車がトンネルに入るところで幕を引いており、これから突入する面倒な展開をそれとなく予期させる締めとなっていた。個人的な希望は、「もう、智樹は永遠にデフォルメ体型でいてくれ」ということ。シリアスになってもいいこと無いわ。幼少期のモノローグと現在の姿が一切変わらない主人公って貴重だと思うぞ(そして、幼少期も同じキャストがあてられるのも貴重だと思うぞ)。 最後に、今回気になったことをいくつか。1つ、スイカはやっぱり同じものだったんだ。相当長い間抱きかかえていると思うので……やばいぞ、あれ。2つ、羽根が収納できるとか、見えないように出来るっていってるけど、実際飛行モードの時に羽根を使ってるようには見えないんだが(特にニンフ)、あれって必要なパーツなのか? イカロスは鎖を不可視モードに出来たんだから、羽根も何とかしろよ。1話でみせたミラクルパワーはどこ行ったんだ。そして最後に3つ、今回はあまりフライングパンツや奇怪な怪獣などのCGオブジェクトが出てこなかったので「最後の提クレバックの3Dフレームは何が出てくるんだろうなー」と思ってたら……こえぇよ。スタッフ遊びすぎだ。 キャラクターが増え続け、基本全員ボケなのでどんどん純夏の負担が増えているのに純夏も根本的にはボケ要員なので収拾が付かなくなってきている第5話。しっちゃかめっちゃかで本当に楽しくて仕方がない。まさかの爆発鍋2段オチは流石に予想出来ませんで。 前回の反省を特に活かした風でもなく、未だ「女子部」に拘り続ける朋絵。当初の見た目よりは思慮のある人間だということは純夏も理解出来たのだが、結局めぐり巡って「基本バカ」。しかし、その行動理念の根本には、これまでみやこと2人で集団になじめなかったことへの克己心が横たわっている。純夏自身も彼女のそんな気持ちが分からないわけではないらしく、今回一番友情が深まったのは案外この2人なのかもしれない。 とはいえ、表面上のドタバタの主役は、百合千和。違う、みやこ。汐の家に押しかけたことで妄想フルスロットルの純夏をおちょくってはいるものの、みやこ自身の思い描く妄想も純夏に似たり寄ったりで、朋絵に対する気持ちが本物であることは伺える。おそらく、朋絵との関係性が確固たるものであるからこそ、煮え切らないでいる純夏の態度を茶化したくもなるのだろう。少し幼い彼女の思考には、「こんなに簡単なことなのに」という苛立ちもあるのかもしれない。写真にヒゲを描こうとしたり、汐に家庭の事情を平気で聞いてみたり、いまいち空気が読めてないところがあるが、そういった天真爛漫な部分も彼女の魅力の1つ。実際朋絵はそうしたみやこの全てを受け入れているわけで、「腹黒」キャラとかではなく、あくまで「どストレートな子」という部分が強い。純夏を挑発しておいて自分もエキサイトしてしまうあたりは、あまり策士向きの性格じゃないしねぇ。 そして汐は、今回家族構成が明らかになるとともに、純夏に対して強く鍋をたたき付けて訓戒するなど、これまであまり見られなかった「しっかりした面」を見せてくれる。兄と2人でどこか浮世離れした部分もある子なのだが、どうやら家事全般は1人で切り盛りしているようだし、純夏にとっては「自分に全く無い要素」の体現者としての汐が凛々しく映る。基本は「守ってあげたい」タイプの深窓の令嬢にも見えるのに、いざというときには母性溢れる度量のでかさも見せる。天然気味の娘は何が出てくるか分からないところも魅力であろう。 そして、今回も1人で妄想、突っ込み、自爆と大忙しだった我等が村雨純夏。基本的には物事を一歩引いた立ち位置から見ているくせに、朋絵たちに振り回されていつの間にか渦中に飛び込んでおり、自らを取り巻く異常性癖の饗宴にもすっかり馴染んでしまっている。これまで抑え気味にしていた妄想も歯止めがきかないし、汐が絡むと本当にアホの子になってしまう一途な姿勢。2話の花束には思わず突っ込んでしまったが、この純夏を見ていれば、あのときのテンパり具合も宜なるかな、といったところである。「爆発する鍋って誰が発明したのかな」って、それは俺も知りたい。 そして最後の1人は、巧みに外野であり続けて被災を免れているキョリちゃん。ごく自然に風間家に顔を出しており、風間兄からも「あの子は今日いないのかい?」と尋ねられているところを見ると、どうやら常日頃から食い物の臭いをかぎつけて風間家に出入りしている模様。許していいのか純夏、通い妻だぞ。そして帰りの駅でもひたすらたこ焼きを食べ続ける旺盛な食欲。これで部活が運動部なら分かるんだけど……吹奏楽部もおなかが空くんでしょうか。物語にがっつり食い込んでこないくせに、なんか気になる子です。 とまぁ、5者5様のキャラクター模様であるが、ほんと、今回はドタバタっぷりが本当に気持ちのよい回でした。1話とかでは「少しもっさりしてるな」と思った構成も、最近はギャグのおかげか非常にテンポが良くなっているし、デフォルメの使いどころや、個々人の台詞回しの細かい配置まで(特に純夏のさりげない突っ込み台詞)、実にこなれた、「アニメ的な」演出がうまいことはまっている。もちろん百合好きでないと受け入れにくい設定も多いのだろうが、そこさえ気にならない人、そこがたまらない人には、何も考えずに楽しめる作品になっているのではなかろうか。 そして、今回改めて思い知らされたのは、声優高垣彩陽の破壊力。彼女の演技の幅は以前から賛美していたのであるが、この作品の純夏の場合、多分彼女の音域でもかなり低い部分をベースにした役だろう。その中でここまできちんとキャラクターを作り、自分のものにしているのは恐ろしくすらある。千和とのガチンコ衝突シーンとか、何故だか笑いが止まらなかった。彼女の同胞たち(sphereメンバー)も、いい刺激になってるだろうなぁ。 あのスイカは悪くならないのだろうかと心配になる第5話。スイカとかこけしとか、イカロスはよく分からないものを大切そうにしてることが多いね。まぁ、それが可愛らしいんだけれど。 前回の引きで登場した(もしくは登場しかけた)新キャラを完全に無視する形で、今回も無事にギャグメインのお話。1話の中に2回もシリアスなクライマックスがあったり、いくらギャグ展開でも流石に1ヶ月をあっさり経過させるのは無茶だったりと構成上、ストーリー上おかしな部分はてんこ盛りなのであるが、この作品の場合はそんな突っ込みをするのも野暮ってもんだろう。何となくエロバカギャグがあって、何となく面白ければそれでいいのである。2話の狂乱にダマされて見てる側としては、「果たして本当に面白いのか」という疑問もちらつかないわけではないが……まぁ、画面はきれいですよね。 前半パートはサブタイトルでいうと「任侠(セレブ)」のパート。極道一家の娘さんということで「にゃんこい」の一ノ瀬先輩とネタかぶりしてるわけだが、個人的にはアニメ作品で登場した極道の娘さんと言えば、「フタコイオルタナティブ」の桜月組。「瀬戸の花嫁」の瀬戸組よりも先に浮かんだのは謎(シリアスも含めるなら「BLACK LAGOON」の鷲尾組や「Phantom」の悟桐組なんかも印象的)。こういうギャグの場合、親分は大体話の分かる人格者の場合が多いんだけど、今作の親分も非常に愛すべき人物で、あまりの見た目にイカロスも興味津々。確かにアレは撫で撫でしてみたいかもしれない。町のことを考えて自宅の風呂を秘湯にしてみたり、智樹の家を新築してくれたりと非常に地域密着型のいい人達なのだが、何でアニメ世界のヤクザっていい人っぽくなるんだろうね。実際に町中で見かけたら絶対に近付きたくないのに。 そして後半Bパートは、サブタイトルでいうと「初夜(アツイヨル)」にあたるパート。5話目で入浴シーンと水着っていうのはお手本のようなてこ入れ構成ではあるのだが、この作品の場合は他の回も頭が沸いているので全く意味がないのがすごい。「結局どこだよ!」とか「一ヶ月かよ!」とか突っ込みどころが有りすぎてもう何も言う気にはならないが、最大の突っ込みどころは「一ヶ月も一緒にいるのに……初夜?」という部分。あんな格好のそはらがいて、狭いあばらやで枕も隣り合わせなのに……智樹って意外とジェントルマン? いや、この場合は既にそれを越えて単なる不能? 今まで非常に不思議だったのだが、彼がパンツなどの「モノ」にばかり執着していたのは、ひょっとしたら「中身」に手を出せない理由があるからなのだろうか。それとも、単に少年漫画誌の限界があるからか。下世話な疑問ではあるが、主人公の煩悩レベルってこの手の作品では結構大事なファクターだと思うんだけどね。 そして、一ヶ月の海中散歩を経て、イカロスが帰還。3話では南米まで行って秒で帰ってきてた気もするのだが、何でたかだかマグロ一匹に一ヶ月も……と思っていたら、エンディングで答えが出てたな。なにやらのんびり海中を巡っていた模様。マスターを放っておいてとろとろ歩いてるのはどうかと思うのだが、ひょっとしたら生徒会長に「二人の邪魔をしない方がいい」とか言われてたのかも。活きのいいマグロを小脇に抱えたイカロスもキュート(でもラストシーンではまたスイカに戻ってたけどね。どんだけ好きやねん、スイカ)。 今回のエンディングテーマは、なんとなんと嘉門達夫。懐かしすぎるし楽しすぎる。今までは一応懐メロのカバーだったのに、今回はわざわざ本人に歌ってもらってるのは凄い。まぁ、やっぱりあの手の歌は本人でないと雰囲気が出ないからね。今の若い子はあの当時の彼の人気っぷりは想像出来ないだろうなぁ。 変態に加えてバカまで参戦してカオスが止まらない第4話。この作品を見ていると何がノーマルで何がアブノーマルなのかが分からなくなってくる恐れがあり、屋上の何気ないシーンでこの作品には珍しく普通の男女カップルがいちゃついてるのを見て、「…………、あぁ、こっちが正しい」とか改めて認識する必要が出てきたりする。怖い。 さて、意外とあっさり邂逅を果たした2組の百合ップル。百合千和こと当麻みやこと、どこかルキア似の蓮賀朋絵。くせ者なのは間違いないが、確定しているのがとにかくバカであること。これまでは一応百合であることは隠してきたようだが、同胞を見つけたことに気をよくしたのか、まさかの百合プレイ部活進出を企てる。……うん、バカだね。 ここに来て4人の百合が揃ったわけだが、その全員がタイプの違う性癖を持ち合わせているのがなかなか面白い。朋絵と汐は2人とも「攻め」タイプの百合だが、朋絵はきれいな女子を愛する王子様タイプ。たいていこのタイプの百合っ子は「文武両道」を謳うキャラの場合が多いのだが(そして高確率で朴璐美か甲斐田裕子だったりするのだが)、朋絵の場合、惜しむらくはバカである。ただ、その分押しの強さがより致命的なものに。対して汐の場合は、純粋に女の子に憧れを抱くお姫様タイプの百合。能動的なアクションはなかなか起こせないが、キョリに候補者の写真をもらって身もだえるなど、節操の無さが最大の武器。 残りの2人は、百合とは言っても女性全般ではなくて1人の相手に尽くすタイプ。みやこはまだまだお子様で、単に昔から慕っていた朋絵に憧れを抱いている妹タイプ。腹黒ツインテというなかなかのステータスをお持ちだが、声のせいでギャグの度合いが高まっているのは秘密。そして、熱烈な愛情を持ちながら、持ち前の不器用さで全力空回り中なのが、我らが純夏さん。やたらとテンションが上がっているのでギャグとして笑える部分も多いのだが、彼女の不幸な身の上を考えると、むしろ涙が出てきそう。せっかく汐から告白と受け取れないこともない台詞をもらえたのに、それに対するレスが「風間好みの女の子を集めまくってやる!」という自爆発言。憧れの汐のことを思えば思うほど、相手は自分から遠ざかってしまう。あまりに切ないジレンマだが、純夏はどこか幸せそうだ。本当にいい娘だなぁ。 そして、今回もう1つの重要なカギを握った朱宮君。彼の場合も非常に倒錯した矛盾の中におり、憧れの純夏とお近づきになれているのだから喜ぶべきなのだが、彼女からの命令は「女装して他人に告白せよ」というあまりに酷なもの。特に純夏の場合は朱宮の恋心を知った上で彼にこんな荒行をやらせているわけで、風間のこととなると血も涙もない。見ようによっては本当に最低のヒロインなのだが、当の朱宮君がまんざらでもなさそうなのがなぁ。3回告白して全部バリエーション変えてるし、健全な男子高校生がどさくさに紛れて同い年の女子高生に抱きついてるわけだから、これは役得と言えないこともない。でもね、メンタルがね。純夏さんの見事なスルーに牛耳られ、マゾ根性もみるみる成長しそうです。 もう、何がなにやら分からなくなっているこの作品。このまま性倒錯ドタバタギャグになってくれてもいい気がするが、アニメ作品としてはきちんと2人の関係に答えを見つけて欲しいのも事実。純夏には幸せになって欲しいです。ほんとに。
バカは死ななきゃ治らないらしいが、この作品のスタッフは死んでも治らないだろうことは疑いようもない第4話。フライングパンツというかつてない未確認飛行物体を生み出したスタッフは、そんなあまりに捨て鉢なガジェットにすら、きちんと天寿を全うさせたかったらしい。ある意味親心か。
始めから仕舞いまで、ぶれることなく下着類の話で埋め尽くしたシナリオ展開。冒頭アバンの飛来するパンツの大群は、一瞬であのときの悪夢を思い出させるに充分。しかも今回は密集度合いが半端じゃない上に、智樹の回りに懐いた様子で飛ぶ、声を上げて鳴くなど、さらに「血の通った」描写が増えている。あんな恐ろしいものに愛着を覚える智樹も問題だとは思うが、ここまで作られると、文句を言っていいものかどうか。まぁ、丁寧なモデリングが1話限りの使い切りにならずに良かったと思うのが正しいのか(?)。 そしてイカロスのカードを使っての、そはらのささやかな復讐が事件を呼ぶ。「智樹の見たパンツは全て爆発する」という、杜王町のサラリーマンが持つスタンドばりのセッティング。こんなとんでもないことを思いつく時点でそはらも充分おかしい人間である。そして、そんなちょっとした茶目っ気にも、智樹は「爆発返し」で意趣返しをしているのがひどい。智樹の計略でそはらの履いていたパンツが爆発するシーンでは、あてつけのように「ゴミ箱をひっくり返して餌を漁るカラス」の映像が流れる。「智樹も悪知恵が働くもんだ」という視聴者の感想を、そのままカラスのメタファーに仕立て上げているわけだ。そはらのチョップ乱れ打ちシーンなんかもそうだけど、この作品は要所要所でカットインする全然関係ない画が無駄に面白いから困る。 そして今回一番気が狂っとるのは、一晩かかって家中、庭中にパンツを張り巡らせた智樹のぶっとびっぷり。いかに「健全な男子中学生」だと言っても、あれは流石に限度を超えている。そもそも健全な男子ならパンツそのものを飾るより前に目指すものがあるだろうに。廊下のデコレーション、庭のクリスマスツリーときて、トイレのオブジェに至っては何がしたいやら。 そしてさらには「お宝」防衛のためのパンツロボである。これもわざわざ3Dでモデリングしているのだろうか。とても元がパンツとは思えない滑らかなデザインは、智樹の狂気をはらんだセンスを嫌というほど感じさせてくれる。……やっぱりこの世界おかしいよ。そして、何よりもおかしいのはエンディングで1つ1つ流れていった「智樹のお宝☆コレクション」のラインナップか。全く注意して見ていなかったのだが、エンドロールでわざわざ表示されたので確認してみると……なんじゃこりゃ。やたら無駄な面子が携わっているじゃないか。西田亜沙子が携わったエロコンテンツとか、ものすごく欲しいんですけど。……こういうところで気合いを入れる意味が分かりません。本当にバカです(褒め言葉)。 一応Cパートでは新キャラが登場して、次第にシナリオもシリアス路線に進んでいくんだろうけど……このまんまでもかまわんのだがなぁ。 エンドロールでちゃんと「協力:円谷プロ」の表記があって安心した第3話。きちんとそこにはこだわるんだ……いや、いいと思います。ピカチュウや仮面ライダーよりは人間の男性に近い気はするしね。 1つのクラスに2組もの百合ップル(候補)がいるというあり得ないパラダイス状態のこの学校。片方の百合がもう片方の百合のキスシーンを目撃するところから、「キス」を題材にしたもやもやが展開する。授業中にまでおのが願望を夢想する汐はちょっとした異常者にも見えるのだが、それに振り回される純夏も充分変な子。お弁当のシーンでやきもきしながらやけ食いする姿や、欲求不満のはけ口を武道に求める不器用さが非常に愛らしい。眼鏡を外した純夏さんもなかなかきれいでした。 そして、夕暮れの教室で起こる、幸せなのか不幸せなのかよく分からないキスイベント。汐のベタベタな誤解からハプニングとして起こったイベントだが、純夏からすると据え膳である。誤解を知った時点ですぐに言い訳をすればいいものを、それをせずにちゃっかりいただくものはいただくあたり、卑怯ではあるのだが誰も責められまい。汐だって別に不愉快になったわけでは無いだろうし、誰も損をしないのだからごっつぁんである。ただ、あのシチュエーションだと、汐の視界からは当然純夏が見えるので、汐にとっての方がよほどファーストキスになる気がする。純夏視点だと目の前にいるのはあくまで光の巨人なわけですから。でも、肩を握って本気で奪いにいったところをみると、練習とは言っても充分「記念碑的」出来事。純夏の複雑な思いはどんどん訳の分からない方向に溜まっていく。 そして決め技となるのは汐のリップクリーム。あれはもう、核爆弾クラスの破壊力がありますよ。どうやら純夏は律儀にも使えずにいるようだけれど……淫獣の前に餌を放り投げているようなもの。とりあえず「同じ商品を買ってそっちを返す」案を推奨します。あ、ついでにもらってきたお面の方も大切にしないと駄目だね。 実を言うと、この作品は今期数少ない「ストーリーが普通に面白い」作品。キスシーンの気合いの入った描写もさることながら、朱宮に「あぁ〜、キスしてぇ」とぼやいたり、妄想してチェストしちゃった純夏など、顔に似合わずコロコロ変わる表情が非常に魅力的である。本筋と関係ないところで朱宮君が某ましまろの笹塚のような扱いを受けているのも無駄におかしい。これから少しずつキャラクターも増えていくみたいだが、本筋の面白いところは出来れば逸れないで欲しいもんである。まぁ、百合っ娘千和ってのも珍しいので、そちらが気にならないではないが。 ピラルクはワシントン条約で保護されてるらしいので、ちょっと心配な第3話。先週の狂乱でトピックスを立てておいてなんだが、この作品、真面目になると特に面白い要素は無い。まぁ、分かっちゃいたことなんだが。 3話のメインストーリーは、英四郎によってイカロスの正体に言及するというもの。前回までで「願いを叶える力を持つ」という部分だけが判明していたが、今回新たに「演算能力に乏しくて買い物もろくに出来ない」「マッハ24で飛ぶ」「ピラルクも捕獲可能」「目的意識が無い」などの側面が明らかになった。超人的な能力をもっている部分は別に構わないのだが、やはり基本的な情報処理構造が欠如しているのは違和感を覚える。この手の「落ちもの」系異世界人との接触の場合、相手がものすごいスペックにも関わらず常識がない場合が多々あり、「スペック高いなら常識くらい処理して事に当たれよ」と思ってしまうこともしばしば。これを説明する都合のいい言葉として、「うん、一周回って基本バカだよ」というのがあるけど(「めだかボックス」の善吉の台詞)。 そんなこんなで謎が多すぎるイカロスと、それを気にせずに彼女の願い通りに主従の関係で接する智樹とそはら、そしてイレギュラーな存在を看過できない英四郎。疑惑は不信感へと変わるわけだが、イカロスの様子を間近で観察することで、英四郎の不信感も割とあっさり払拭されてしまっているようだ。うーん、こんなにあっさり解決するなら今回のくだりはいらなかったような気もするんだが……まぁ、のちのシリアス展開のためには必要なのかねぇ。パンツが空飛んだアニメのすることではないと思うのだが。 その他今回気になったのは、やはり智樹が無駄に元気なこと。他のキャラクターと全く合わせる気のないデフォルメ等身はもちろんのこと、1話であれだけ無茶をやっておきながら今更幼なじみのスカート下に興味を示す飽くなき探求心。そして、そんな無闇な情動の最も簡単なはけ口になりうるはずのイカロスに対して見せる、奇妙な親心。そはらに気を遣ってのことなのかもしれないが、彼のイカロスに対する感情はいまいち分からない。主人公だからってメインヒロインに手ぇ出しちゃ駄目っていう暗黙の了解でもあるのだろうか。 その他、ストーリーと全然関係ないところでちょうちょを追いかけて一人で転んでいるイカロスなんかはやたら可愛かったし、ひよこもさばけるらしい生徒会長に対する謎はますます深まるばかり。そはらは足下に転がる幼なじみに対しても、蹴り技や踏み付けではなくて律儀にチョップで応えているのが凄い。確実に頭骨は割れている。 シナリオラインはまったく面白くないのだが、作画のクオリティが下がらないおかげで、何となく見られてしまうこの作品。出来ることなら、もう1ランク上のサービスも期待したいところではあるな。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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