最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「外科医エリーゼ」 5 事前情報無しでタイトルだけ見た状態から視聴を開始し、冒頭が機上のシーンから始まったから「へぇ、医療ものか」と思ってみ始めたら……いや転生すんのかい。ん、違うな、転生した先に戻ったのなら転生しなかったのか? 転生したのか? 転生するんか思ったらせーへんのかい。するんか思ったらせーへんのかい。せーへんのかい。するんかい。 流石にこの変化球はなろうではなかったようで、原作は韓国のラノベとのこと。そして最初に書いておきたいのは、1話目のおさまりのよさで言ったらもうちょい評価を上げてもいいくらいに綺麗に着地できていた。もう、そういうショートストーリーの1話もいいんじゃないかというくらいに。週刊ストーリーランドや世にも奇妙な物語でこのお話があったら、「あっ、へぇ〜」くらいで何となく納得できるんじゃなかろうか。そういう意味ではなろう系とは一線を画す仕上がりだと思うのだが、申し訳ないがどうしても制作がMAHO FILMという時点でガードを上げざるを得ず、高評価にまでは至っていない。まぁ、1話目時点で既に作画は並だしね。多分上に向かうことはないと踏んでいるが……でも、1話目は面白かった。それはちゃんと伝えておくべきだろう。 毎度のことながら、転生については特に理由も何も示されていないが、むしろ余計な神なんかが出てきて適当な理由づけするくらいなら「なんか分からんけど転生しました」の方が潔くていいだろう。ほら、僕も一応仏教徒ですからね。実家では毎日仏壇に手を合わせてましたからね(ばあちゃんが)。輪廻転生はこの世の摂理として受け入れてもいいと思っている節はある。そして、何と言っても今作で白眉なのは「二段階転生」というアクロバティックな設定。もちろん単発よりもさらに「どないやねん」度は上がっているわけだが、でもスタート地点となる1度目の人生に3度目で「戻っていく」ルート取りは別に転生1回と理不尽さで言ったら大差ないし、もうこれはこれでいいんじゃなかろうか。 そうして「二段回転生」という妙なアイディアを採用したことで、なろうが抱えるさまざまな問題をいくつか解決することに成功している。まだ全体像が見えていないので予断混じりで書くしかないのだが、おそらく本作主人公は「ティアムーン」などの歴史的悪役令嬢の亜種とみていいだろう。1度目の人生で放蕩の限りを尽くしてしまったために処刑されたっぽい描写があったし、帰還後のメイドの態度もそれを示唆している。そして、ティアムーンでは「自らの日記」という禁断のアイテムでいわゆる「破滅フラグ」の打開を意識づけていたが、今回はそうしたゲーム的なニュアンスが何一つなく、本当にただ「転生しただけ」の人。もちろん外部からのゲーム設定もないので悪役令嬢なんてスタンスも無いし、ただ1つ、「こうなるかもしれない」という未来の想定があるだけだ。ティアムーンとの決定的な違いはその間に色濃い「2度目の人生」が横たわっていることで、ティアムーンのように「ギロチンが怖いから無理やり前と違う行動したら偶然うまく行っちゃった」なんてギャグテイストにせずとも、ヒロインが「違う行動」を取る動機づけが強固に施されていることになる。 文字通り「生まれ変わった」主人公が、邯鄲の夢のごとき現代日本で培った医療技術を駆使して無双していく外科医ストーリー。「過去にタイムスリップしての医療漫画」は言うまでもなく某大作があるわけだが、今作はそれを異世界へと転じ、さらに「異世界もなにも、元々住んでたところだからむしろこっちがホーム」という設定を生み出すことでこの世界での主人公の活動をなんら制限しなくてもいいという舞台を築き上げた。一見すると無茶苦茶な出だしではあるのだが、その実、やりたいことをのびのびとやれる上手いアイディアだと思う。こういうちょっとした捻りを加えるだけでも、掘り尽くされた「異世界転生」にもまだまだ未踏のルートが残っている気がしますな。 あとはまぁ、来週からの作画頑張れ。スイーツが食べたかったら「おかしな転生」のあいつ探せ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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