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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 じわじわシリアス、第6話。とにかくローズの顔の作画がやたら劇画調なので、これまではそこがギャグ要素にも見えていたのがちょっとずつ雰囲気を寄せてきてますね。

 次の展開への助走のようなお話だったが、ようやくローズの内面に迫る描写があり、この世界の過酷さも窺えるようになってきた。最近はどこぞの拷問魔族とかのせいで「魔族いうてもお気楽な連中じゃねぇの」みたいな歪んだ認識が介入するようになっているのが悩ましいが、今作における魔族は一切の妥協を許さぬゴリゴリの悪役。内情はまだ明らかにはされていないが、これまでの歴史を鑑みるにひたすら人類を滅ぼそうとしている奴らには違いない。ただ、お気楽魔族とまでは行かずとも「絶対的権能を持つ超絶種族」みたいな描写にもなっておらず、ウサトたちが所属している国もかつて「侮っていた」魔族軍を撃退することに成功しているとのことだし、人間でもそこそこ対抗できるレベルの戦力のようだ。ざっくりした印象だと「ちょっとした強兵」くらいのニュアンスだろうか。空を飛んだりドラゴンを駆ったりして襲ってくるでもなく、律儀に川に橋をかけて軍を展開してるあたりも妙に律儀で逆に生々しくもある。何が正義で何が悪かはまだ定かではないが、今後展開されるのはいたって普通の「戦争」になるんじゃなかろうか。

 そんな魔族軍との骨肉の争いの中、ローズはかつて仲間を失った過去があった。そりゃま、歴戦の戦士なら戦場での別れなんてなんぼでも経験してはいるだろうが、ローズの場合はかつて「大隊長」という地位についていたこと、そして何より自身が治癒術師として仲間を癒せる可能性があったことなどが理由で、彼らの死に特別に責任を感じているようだ。そんな自分の後悔から「人が死なない戦争」を考え、その起点として「絶対に死なない部下」を追求するという。まー、どこか歪んだ思想に見えなくもないが、彼女なりの必死の抵抗といったところだろう。たまたま目の前にウサトという格好の材料が転げ落ちてきたことも彼女の想いを強くしたのかもしれない。ウサトにローズからの負担が一身にかかっている状況は可哀想ではあるが、彼が受け止めることでローズの悲願が叶うなら、それが一番いい形になるんだろうか。

 そうしていろんな意味で未来を背負ってしまったウサトに、更なる試練が重なる。謎のウサミミ少女が見せたビジョンは、普通に考えたら未来視の映像。ローズたちの必死の準備も虚しく、魔族に蹂躙された先輩やカズキの姿。少女の様子からして、まだ改編不可能な未来というわけではなさそうだが……何をすれば状況が改善されるのかは謎また謎。さぁウサト、否応なく放り込まれたシリアス次元で、根性だけでなんとかなるか。

 
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