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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「リンカイ!」 4

 もういっそのこと「チャリ娘 プリティダービー」とかの方が分かりやすかった説。主導する企業がMIXIってのでなんか笑っちまった。

 まぁタイトルのことは冗談だが、これが「チャリ娘」では全く通用しないだろうというのが競馬と競輪の大きな違いだろうか。それ1本で売り出すには圧倒的に知名度が低く地味な公営ギャンブル、それが私の中の競輪のイメージである。そしてこれは完全な邪推だが、「ウマが当たったなら同じ方法で競輪もいけるんじゃね?」みたいな安易な発想からスタートしたプロジェクトなんじゃねぇかという気がしてならない。各キャラクターが全部地名で統一されてるのも、多分競輪場がある場所からだろうし、とても安易な擬人化・萌え化プロジェクトにしか見えない(これを見て初めて向日町に競輪場があることを知りました)。

 まぁ、もちろんマイナーだからこそこうして宣伝をうっていくわけで、これが成功するかどうかは今後の頑張り次第だが……アニメとしては残念ながら見るべき点が乏しい。「女子高生が寄り集まって突発的にみんな競輪選手目指すぜ!」はなかなか無茶な設定で、それがわかっているからこそ1話目では主人公(?)に「いきなり競輪選手目指すって言われてもなぁ」みたいなことを悩ませているのだろう。この手の「夢を目指す若者」を描く手段として手っ取り早いのは1話目で強烈な体験をさせて憧れをこれでもかとアピールする方法で、アイドルアニメなんかではそういう展開が多い。本作も冒頭で競輪のレースを見せて、そこからの憧れで少女たちを引っ張ろうという脚本なのだが……残念なことに競輪の描写がま〜つまらなそう。こないだ始まった「ハイスピードエトワール」に通じるものがあるが、レースシーンがCGベースで、大量のチャリがCGで皆同じように描かれるレースシーンには躍動感も緊張感もない。当然そこに熱気は感じられない。一応近くに寄ってるカットはCGではなく手描きの要素もあるのに、なぜか知らんけど走ってる選手たちの顔が頑なに真顔。何一つ動かず仮面でも被っているかのよう。あのシーンだけでも、それこそウマ娘を参考にして汗だくの必死の形相を見せてくれれば、わずかでも「レースのアツさ」の表現になったと思うのだが。

 筋を追うことで手一杯なのだろうか、どうにも端々でキャラ芝居が適当なところがあり、具体的にピックアップしてみると、一同が旅館に到着した玄関のシーン、主人公が姉にラムネを渡すシーンでキャラが向いてる方向や表情の付け方、セリフの絡めかたがなんか変。「そっち向いてしゃべらないだろ」とか「もうちょい動かせたのでは?」みたいな些細な違和感なのだが、それがちょいちょい出てくるもんでアニメとしての魅力はかなり妨げられた状態だ。制作はトムスなのだが……これまたあんまり期待するもんじゃないかなぁ。しいてみるべき点を挙げるなら、オープニング歌唱がドロリス佐々木李子なところくらい? 

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