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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ささやくように恋を唄う」 6

 みんな、丸太は持ったな! くるぞ! ド直球の百合がッ!!

 というわけで百合です。そりゃもう百合です。こないだオメガバース絡みで必死に「同性愛を描いた作品の好悪とは」みたいなことを考え込んでいたんですが、こうして百合姫作品をごくごく飲んだら割とどうでもよくなりました。やっぱりさ、きれいな女の子とかわいい女の子が幸せそうにいちゃいちゃしてりゃ、そりゃ幸せになるんだよ。そこに愛はあるんだ。

 というわけで脳死で受け入れてしまった作品なんですが、変な言い方になるがすごく「普通の」スタート。古今東西ラブコメ多々あり、百合作品も多々あれど、実はアニメ化した百合作品って、導入から設定まで、だいたいは妙な設定が絡むものである。そりゃま、関係性の物語なのだから個性を出すために例えばバイトだったり、例えば学校の設定そのものだったり、例えば主人公の性癖だったりといろんなところに「この作品の中心はこれです」っていうフックがあるものだが、今作はそうした要素が見当たらない。普通の学校(共学)で普通の女の子が普通に女の子に惚れて、普通に接している。これだけ「普通のラブコメ」としてスタートした百合作品ってのは珍しい。過去の記憶を辿ると一番近いのは「あさがおと加瀬さん」あたりだろうか。古代の地層から「桜Trick」を取り出してもちょっと違う気がする。

 そうして明確に「攻めのポイント」を見せないということは、純粋にストーリーテリングのみで勝負する姿勢の表れであり、ここから先で特に浮き沈みがなければ空気になっていくリスクはあると思っている。女子高生の幸せそうな恋愛模様を見てれば幸せではあるが、必須栄養素でないと判断されたら愛着が薄れる場合もあるだろう。でもまぁ、1話目のクオリティが維持できるなら信じてみてもいいかな。制作は何かと刺激の多い横浜アニメーションラボで、前クールの「魔女と野獣」は1週休んじゃったけどクオリティは維持してくれていた。今作はそこまでゴリゴリ動かす必要もないし、1話のバンド演奏シーンでも無理に派手に見せようとせず、無難に「案外いい」くらいの見せ方で乗り越えていたので、むしろ余計な飾り立てをしないで素材の味をそのまんまで提供してくれるんじゃなかろうか。やはりこういう作品はキャラ作画の良さが大事だし、それ以上に雰囲気を盛り立てる印象的なコンテワークの勝負になる。全力で成立させてくれることを祈っている。

 主人公の元気っこ役のキャストのみ名前に覚えがなかったがこちらの作品が初主演とのこと。いい仕事を期待しています。そんでこの子を除くと、登場人物、全員プリキュア。プリキュアしかいない4ピースバンドは流石にビビる。でもいい配置だよね、ベースにセレーネ、ドラムにミルキー、キーボードがプリズム、そしてギターボーカルがフラミンゴ(そして主人公の脇にマジェスティ)。色のバランスも良い。……ギターボーカルが不在になって突発で代打頼めるのすごいよな。そんなバンドある?

 
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