最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
そんなのってないよ……第17話……。およそ考えうる最悪の展開、もう鬱も鬱、久しぶりにアニメ観てこんな気持ちになった気がするよ。いや、このアニメが嫌だっていう意味じゃなくて、作品世界内のキャラたちにとって考えうる最悪ってことね。 考え方の違いでぶつかり合ってしまうライオスとシュロー。黒魔術とは問答無用で禁忌であると考えるシュローのスタンスのほうが、どうやらこの世界では一般的。どれだけライオスが緊急性を訴えたところで、シュローは事情を飲み込むわけにもいかないし、周りの大勢だって基本的にはシュロー側。ここにきてライオスという異質な主人公の異質さがさらに浮き彫りになる。しかしまぁ、ここまでの話ならばまだ笑い話にもできたし、実際にこの作品はギャグアニメでもあった。 しかし、突然のキメラの襲来で、ライオスがこれまで歩んできた道のりのさまざまな要素に待ったが突きつけられる。もちろん一番大きな「×」は、ファリンの存在そのものである。理性を消し飛ばし、狂乱の魔術師の意志のままに動いているかのようなファリン。そのあまりに禍々しい形態は、どれだけマルシルが「黒魔術と関係はない」と主張したところで誰一人響かないだろう。目の前の残酷な現実が全てだ。「ファリンは黒魔術で蘇ったせいで呪われた」。それが現時点で最も短絡的に結びついた結論であり、それが真実であろうがなかろうが、もはやライオスたちの行動は「間違い」へと堕してしまった。 そして、そんな過ちをライオス自身が気づいていない。自分たちがどこまで「間違っているように見られているか」に気がつけない。目の前に惨劇の化身が現れたのだから落ち着いて判断しろというのも無理な話だが、この状況で「ファリンを助けたい」はいくらなんでもむしが良すぎる提案であり、狂人の訴えでしかない。次々とパーティーが殺されていく中、それでもモンスター側に理解を示せと言われて、誰が納得できるだろうか。ファリンを復活させたことが間違い、そしてそのファリンの対処も間違い。何もかもがライオスたちの過ちを責め立てる。 そして最悪なことに、このような地獄絵図を生み出した最大の要素がライオスのスタンスそのものであるかのように、周りからは見える。モンスターに興味を示し、食材として処理することにも抵抗がないライオスのスタイルは、「食べ物の好みをどーこーする」という程度なら笑い話で済んだかもしれないが、今や彼の「モンスターへの愛好」はファリンを守るための動機に見えてしまうし、彼が誤った嗜好へ突き進みすぎたが故の結末に見えてしまう。彼の普段の「笑える」要素を、ダンジョンがギャグとして受け止めてくれなかった、そんな気がしてしまう。これまでは一応「モンスターもあまねく平等な自然現象であり、それを食すことになんら抵抗はない」という信条は成立したが、「肉親がモンスターになる」ことは流石に想定されていなかった。彼は目の前のファリンをも食材として見ることができるかといえば間違いなく否だろうし、そんなふうに見られたらまじで単なる狂人である。ついに、ライオスのブレないスタンスが矛盾を孕んでしまったのだ。今後、ライオスは今まで通りにモンスターを食べることができるのだろうか。……まぁ、彼ならできるのだろうけど……。 シュローとライオスの大喧嘩、私としては性分というか考え方がどうしてもシュローの方に近いので、どこをどう考えてもライオスが一方的に悪いように見えてしまうのも悩ましい。ここでシュローと反目しあっているライオスはもはや単なるわがまま。此の期に及んでファリンを助けたいという彼の欲求は願望じゃなくて妄想。シュローやカブルーたちからは絶対そういうふうに見えている。もはや周りの人間からの助力は叶わない、完全孤立のイレギュラーパーティに成り果ててしまったライオスたち。果たして更なるダンジョンの試練を乗り越えることができるのだろうか。残されたのはただ純粋な胃痛のみである。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|