最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「IS<インフィニット・ストラトス>」 4→4
今期最大のフーン枠。世間では「CLANNADは人生」のテンプレに追加して「ISは養豚場」という表現が生み出されたらしいが、なるほど、上手いことを考えたものである。ただ、それってつまり入場できるお客さんをかなり制限してるってことで、イマイチ食指が動かない人間にとっては、単なる「キツめの臭いがするもの」でしかないのが正直なところである。 先に評価すべき点をあげると、なんと言っても画面の安定感。サテライトあがりの菊池康仁とエイトビットの製作体勢は「マクロス」の例に倣わずとも終始不動のもので、シリーズを通じてやたらめったら明るい青空を基調とした画面構成は、見ているだけでも気分が高揚する。キャラクターの造形も細かく、実に丁寧で、なるほど、女の子が可愛く描けていればいい、というノルマならば十二分に達成出来たといえるだろう。これだけ無節操にキャラクターを上書きしていく方式だというのに、なんだかんだで全ヒロインが(そこそこ)埋もれずに頑張って自己主張が出来ていたのも、ひとえに見ていて萎えないだけの画の力があってこそだろう。ちなみに、個人的にはネタ要員になったときにどれだけ輝けるか、というのが評価ポイントになったので、セシリアが好みです。ラウラの情けない姿も良いね。 とまぁ、「養豚場」としての仕事は全うしたであろうこの作品だが、いかんせん、それだけでは中身がなさ過ぎる。上にはセシリアが好み、と書いたが、何故彼女が良かったかというと、彼女の人生や一夏との絡みには、主義信条やキャラクターのバックグラウンドに依拠する要素がほとんど無いためである。セシリアが一夏について回るのは、最初の一騎打ちで敗れた悔しさの裏返しがスタート地点であったが、そこからは単に周りを取り囲む有象無象と同レベルに、「何となく一夏について回る」だけの役割。そこには辛い過去も、執念も存在していない。だからこそ、単純に彼女だけは面白がれた。 ただ、残念ながら他との絡みだとなんだか変な臭いがする。一番残念だったのは、最初に応援していた箒だ。彼女は最後の最後で専用機を手に入れて一発逆転、最終的には箒エンドで幕を閉じるという、理想的な幼馴染みポジションだったわけだが、「専用機が無くて落ち込む」というイベントの描き込みが全く厚みを持っていない。どちらかというと世界に400台程度しかないISの専用機を、こんなところの女子学生が大量所持している事実の方が問題だと思うのだが、箒の場合、そんなたいそうなものを持ちたいと思えるだけの背景が無いのだ。おかげで、最後に浮かれるイベントや、浮かれついでに一夏に怒られるイベントもなんだかよく分からないテンションになってしまっている。そもそも、ちゃんと任務を遂行していただけの箒が、一夏の勝手な行動の巻き添えを食らって悪者扱いされる流れがおかしすぎて、彼女が落ち込む理由がぜんぜん分からないのである。 他のキャラクターも似たり寄ったりだが、結局、この作品は「キャラさえ可愛く見えりゃそれでいいんじゃね?」という大義名分を過剰にはき違えてしまい、物語の下地づくりを放棄してしまっているのだ。おかげで、メインシナリオを気にしてしまうと、ストーリーに没入することが出来ず、「可愛いヒロイン」要素もおまけ程度の扱いに感じられてしまう。そうなれば、もう萌えるどころではないのである。本当に、この作品のシナリオを考えた人間は一貫したシナリオラインを組もう、という意識があったのだろうか? 分からんねぇ。 ま、どこまでが原作の責任で、どこからがアニメスタッフの怠慢なのかは分からないので、単純な原作批判をするつもりはないが、いかに「萌えハーレムアニメ」だからといって、ここまでいい加減にものを書かれると流石についていけませんよ、というお話でした。 でも、中の人に責任は無いな! 麻里奈もゆかなも可愛いな! 花澤は反則だな! ぴかしゃはラジオが本命だからアニメの中身は別に気にしないこととする。以上だ! PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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