最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
もう、何をどう観たらいいのかさっぱり分からない作品、第8話。「何かあるのかもしれない」という望みを繋いで必死に視聴は続けているものの、ここまで畳み掛けられると「何かあったとてよ……」という気持ちになりつつある。みなさんはどんな気持ちでこの作品を見守っていますか? 今回わざわざ記事を立てて取り上げたのは、カオス渦巻きまくる今作の中でも一際純粋で致命的な、努イズムが感じられるお話だったため。スタッフロールを確認したら案の定監督の1人コンテ演出回だった。こんなん作って精神に異常をきたさないかが心配だが、もしかしたら何年かに1度こういうことをやって吐き出さないとおかしくなってしまうタイプの人間の可能性もある。まぁ、大人しく眠っててほしいという気もするが。 いや、でもこの不条理は面白さと紙一重ではあるんだよなぁ……本当にさ、全盛期の水島努ワールドの1つである「ケメコデラックス」は毎週こんなことをやってるようなアニメだったし、そういう作風なのだということが分かってれば飲み込むこともできるというもの。今作だって1話目からひたすらに尺を詰めて詰めて切り詰めて、ひたすらに不条理を叩き込んでくるデザインだということはこれ以上ないくらいに明示しているわけで、受け止められないとしたら視聴者側に責任がある可能性もある。楽しめるならそれに越したことはないだろう。 しかし、残念ながら現状では私はあまり刺さっていない。今回の作劇は途中途中で「流石にあかんwww」というので笑ってしまったパートもあるのだが、やはりトータルで見た時の雰囲気は「滑ってないか?」という印象が強い。いや、滑るというか、あまりに不条理が大きすぎて理解することを放棄してしまっている、そんな状態かもしれない。仮にこれだけやって最後の最後に全ての不条理が覆り、条理に満ちた世界になったとして、それは果たして良いことなのかどうかも分からない。当初は「どこかに伏線があるのか?」みたいな希望を持ちながら見ていた部分もあったが、流石にこれだけのノイズとガジェットの中に何某かの伏線らしきものがあったとしても、「あったとて」なのである。もはや常人が追いかけようというモチベーションを維持できる密度ではないし、誘致要因を見出すのは甚だ困難だ。 とはいえ、先週・先々週のゾンビに比べれば私は今週の無茶の方が好き。なんというか……諦めがつくからね。半端に理性に片足を突っ込んでるようにも、狂気に振り切ってもらった方が「そういうもの」として受け入れやすくはなる。少し前に「SONNY BOY」という超問題作があったが、あれなんかは1部の隙もなく徹底して狂っていたおかげで「そういう世界だから」というのでただただ身を任せる決心ができたのだ。今作も早めにその状態になっておけばよかったのだが。 まぁ、今週の話が最高にイカしていたと手放しで褒めるような気も起きないが、せめてここからの後半戦、脳の嫌な部分を刺激するような中毒性がしっかり傷跡を残してくれることを祈りたい。……一番心配なのはやっぱ監督のメンタルだよ……。 PR |
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