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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 Oh,シラタマサン……第8話……。「こいつが巨悪か……」と思って登場したキャラがわずか1話で「それどころじゃないやつだった……」ってなる展開、とても心臓に悪い。

 宗家の女官・早桃の死はただでさえ不穏な宮中の空気をさらにピリつかせる。まぁ、人が1人死んでる割にはみんなしてぼーっとしてるしかないあたりは貴族らしさではあるが、入内争いという背景もあり、疑心暗鬼は嫌でも加速する。もちろん一番傷ついたのはこれまで早桃と仲良くしていたあせび。そして女房として取り立ててしまったことに責任を感じる藤波も、ただシンプルに人の死を悼み、悲しみに暮れた。

 しかし残念ながらそんな事件も政争の道具の1つでしかなく……もはや建前も何もなく、明け透けにぶつかり合う四家の姫君たち。いや、ぶつかり合うというのは正しい表現ではないか。一方的に喧嘩をふっかけてくる白珠に対し、ただ狼狽するばかりのあせび、庇い立てて怒りを露わにするススキ、そして何かを知っている様子の浜木綿。いわば1対3の構図であり、北家だけがこの事件に対して何か特別なスタンスに立ったような状態だった。

 そして事件は続く。今度は西家に侵入者あり。みんなして烏に変身できちゃうこの世界だとそのままの姿で誰だか分からないので全人類がナチュラルにシェイプシフターというすげぇ厄介な状態。不届な侵入者は烏状態で首を斬られてしまい、その素性もよく分からぬ状態だったが、その正体に気づいてしまった者がただ1人。皮肉なことに、それを一番望まぬ白珠その人である。

 権力争いが人を狂わせることはよく聞く話だが、白珠の場合、北家に生を受け、生まれながらにして入内を迫られるという立場そのものが、すでに彼女のことを壊していた。きっと誰よりも真面目な性格だったのだろう。一家の悲願である入内のためには私を滅し、ひたすらに目的に邁進しなければならないと自分に言い聞かせていた。たとえ北家に思い人がいようとも、である。偶然にも若宮に取り上げられた庭師・一巳は、わざわざ宮中まで隠れて白珠の様子を見に行くほどに繋がりの強かった人物。2人の間には「何もなかった」。白珠はそういうが、一巳の方はそう思っていない。もちろん、白珠だって、本心からそう思ってはいない。思ってもいないことを「思い続けなければいけない」環境。それは最も容易く人を壊してしまうのだろう。

 一巳は久しぶりに見た白珠の姿にこらえが効かず、宮中へと入ってしまったのか。「あんな醜い骸なわけがない」。白珠の弁が虚しく響く。彼女の限界は浜木綿だけが理解していた。以前のなりふり構わない行動の全てが、白珠の最後の抵抗だったのだ。もはや入内闘争は4家の争いではなくなった。北家は、もはやその拠り所を失ったのだから。

 問題は、早桃殺しの犯人がまだ定まってないところなのよね。今回の顛末を見る限りでは、別に北家とつながる理由がないのだが……櫛の件は早桃と窃盗団を繋げる直接的な証拠ではあるが、裏事情を知っていた人間の工作の可能性もあるわけで。……これ以上何かを腹に抱えてる人物には出てきてほしくないけどなぁ……。

 久しぶりにハイパークレイジー釘が見られて満足でしたが。白珠様のお顔がとても怖かったです。これはこれで良いキャラデザになったものだ。

 
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