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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これにて伝説(Legend)は成った……第19話。今日というこの日を記念して碑を建てよう。ユキまゆの碑は人と猫との絆を語り継ぐため、未来永劫ここにあるのだ。

 というわけで今週も号泣しながらの視聴。これまでのタメがあるもんだからユキにしろまゆにしろ、あらゆる振る舞いが、あらゆる感情が全部刺さる。そうなんだよ、まゆの最大のモチベーションはどこまで行っても「優しさ」であるべきなんだよ。そりゃま、ユキちゃんは納得できない部分もあるかもしれないけど、彼女が憧れたまゆの根源的な善性というものが、新たなステージとしてプリキュアへの扉を開いたことは認めてあげなければいけない。でも、その辺の理解に偏屈な猫はもうちょっと時間がかかるのも分かる。それでいいんだよ。ネコと和解せよ。

 全くもって想定通りの進行ではあったが、今回のエピソードを補強するため、ガルガルさんサイドにも若干のパワーアップ要素を付与。以前ちょろっと出てきた謎のガルガル上位存在(エンドロールでは???表記)が再び登場。番組初の「1週逃げ切りガルガル」となったハムスターに檄を飛ばし、更なる能力を付与させた。この辺りの展開も実は首尾良きところで、前回披露した「ハムスターなのでいざとなったら元の小さなサイズになって逃げるよ」っていう能力を反転させて今回の強化へとつながっている。いや、冷静に考えりゃガルガルなんて全部サイズアップしてるんだからハムスターだけが「小さくなれる」という特性を持つのもおかしいのだが、これが一番しっくりくるのは元から最小クラスでとっとこ走れるハムスターが最適だ。

 そんな強化ガルガルの手により、なんと既存の3プリキュアが無効化されてしまうという一大事。解除方法も分からず、普通に考えれば詰み盤面になってしまったところに劇的なまゆの変身が待っている。誰にも対処できない事態、ユキの最大のピンチだからこその変身。発したセリフはユキへのストレートな返礼、「私があなたを守る」である。さぁ、耀く新たな変身バンクを見るがいい。犬コンビの構造からわかっていたことだが、基本的に同一アイテムで変身するペアのバンクはお揃いデザインになっている。その中でも、ニャミーの肉食獣をモチーフとした躍動感あふれるモーションとはやや違った、新たな「リリアン」のモチーフ。

 ……ねぇ、リリアンってさぁ……いまさらだけど、あまりにあまりにもな名前じゃない もちろん作中では事前にママンと話していた「リリアン編み」に由来するもので、「結んで紡いで繋がる世界」という言葉からも、まゆとユキ、2人の絲が紡いできた関係性を象徴するものであり、さらにはまゆが手芸品を通じて周りの人たちと繋がってきた人間性を象徴するものでもある。そこは分かってるけど……でも、リリアンの直訳って「百合」なんですよね……。私立リリアン女学園なんですよね……。名前からしてダイレクトに「百合キュア」を名乗ってしまったまゆちゃん。あなたはそれでいいんですか。いいんです。

 変身バンクは最初に世界を覆う暗幕が垂れ下がり、重厚な舞台から落とし幕による転換、広がる世界には草木が繁り、自由に伸びて世界につながる様子が描かれる。リリアンのベースカラーはブルーグリーンだが、ニャミーとの対比は緑の草花の要素ということになるだろう。代表的なヒーリングカラーである緑が体現するリリアンの力。なんと初回戦闘では必殺技を1つも使わずにガルガルを浄化するという荒技を披露。おそらく4人の中でもトップのヒーリング能力を有しているに違いない。まぁ、声を聞けばそれも宜なるかな。

 他にも変身バンクで注目したいのは、鏡に映ったまゆの表情の変化。最初はちょっと戸惑ったような表情を見せながら、決意を秘めたまっすぐな眼差しになってからは普段のまゆが見せないような溌剌とした笑顔を見せてくれる(超絶美人)。猫をあしらったパクトのデザインがまゆをそんな笑顔に導いてくれているかのようで、力の伝播がちゃんと「ユキ→まゆ」の流れになっていることが分かる。「怖くない、怖くない」という彼女の言葉が自分に向けた鼓舞であり、絶えず相手へと向けられた慈愛であることは言わずもがな(中の人的には「だんないよ」と同じ意味である)。

 また、プリキュアに変身すると身体能力が全般的に向上することは周知の事実だが(?)、リリアンはキャッツパクトの恩恵からか特に機動力に補正がかかっているようで、猫譲りのしなやかさでもって相手の技をことごとくかわしている。ニャミーの機動力は攻撃力に転換されるものだったが、リリアンはこれからどんなファイトスタイルを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

 ちなみに私はこの1週間、ず〜〜〜〜っとユキまゆのことしか考えずに生きてきたが(そういう人たちが日本中にたくさんいると思いますが)、Twitterなんかで流れてくるネタに「令和のまどほむ」というのがあって「あー」となった。もちろんあそこまで殺伐としてないけど、今週のお話で猫屋敷家の母娘対話があって「これ、ほむほむが直接ユキに何か教え込んだ可能性があるな……」ってちょっと怖くなった。まどかは多分、史上ナンバーワンヒーリングプリキュアとしての教えをまゆに施していると思う。

 まぁ冗談・妄想はさておき、これにてめでたく4人のメインプリキュアが揃った。ここから追加戦士が出るかどうかはまだ分からないが、どうせ残りたったの(?)30話程度しかないのだから、この4人だけでじっくりねっとりがっちりしっかりエピソードを紡いでもらえばそれでよい。思い返せば、こうして「2:2」に明確に分かれるプリキュアって多分初よね? いや、厳密に言えば去年のあげつばはもう完全にコンビだったから2年目ってことになるのかな? でもここまでがっつり繋がりがあるサブメンバーってえみルー以来な気がするのよね。戦隊でいえばゴウライジャーとかゴーオンウィングスとかビート&スタッグバスターくらいの立ち位置。これが2:2という完全対称になるのは初の試み。別に主役を食っちゃっても構わないので今後も猫屋敷姉妹には暴れ散らかしていただきたい。これはもちろん、そこまでやっても大丈夫だという犬飼姉妹への信頼の表れでもあるんだよ、ほんとだよ。こむぎのバカ可愛さは屈託なく楽しめるものなので充分癒されるし。

 まぁ、まだ来週も当然ユキまゆメインのようですので……まだ正座視聴は終われない。コンビ技、大事よ。マジで。

 

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