最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「あの〜、そろそろ種明かしをしていただけませんか?」 第10話。いいぞ雪哉、視聴者もみんなそう思ってるんだ。 というわけでお話は解決編へと急転直下。まさか今回からいきなり謎が明かされるとは思ってなかったのでこちらとしてはドびっくり。いや、全部分かってたよ、うんうん、そんなこったろうとは思ってたけどね〜〜。……嘘、流石にそこまでの絵図は描けねぇわ。流石の若宮、お見事なタマですわ。 「そんなん分かるか」というのが素直な感想ではあるが、一応何となく「分かってたわ〜」とドヤるためにいくつかの要素を回収しておくと、やはりどこまで行っても「さて敦房は信用できるのかな?」みたいな部分は2ミリくらいの疑問は残していた感がある。敦房登場とほぼ時を同じくして「南家の人間は顔に出さないから腹で何考えてるか分からない」みたいなことを言ってたし、彼の長束への盲信が何としてでも彼を支えようという発想から謀略へと結びついたという展開は納得できなくもない。 あとは路近の存在かな。いや、ぶっちゃけ彼があんな奴だってのは1ミリも想定してなかったから素直にびっくりだったんだけど、思い返してみたらかつて路近と雪哉が出会って対話してた時に色々と疑問はあったんだよね。「なんで路近は秘密会議が見られてることに気づいてたのに、雪哉を野放しにできるんだ? 悠長すぎね?」とか、あと「そもそもあの状態から雪哉が覗き見てたの気づけたのすげぇな」とか。単なるツッコミレベルの話かと思ってたんだけど、裏で若宮が彼らとやりとりしていたと考えるなら全部綺麗に説明がついちゃうんだよ。個人的に一番納得したのはこの辺の伏線かな。 そしてそんな伏線を回収できない立場である雪哉が限界状態から何とか答えにたどり着けたのは、かつて若宮と交わした些細な会話の違和感からだったというが、残念ながらこちらは視聴者目線では理解し得ない伏線。そもそも俺らは北家の文化とか知らんしね。だから残念ながらそこに気持ちよさはなく、もうちょい分かりやすく雪哉を導きつつ視聴者も納得できる伏線があればよかったなぁ、とは思うのだが、それがないからこその謀略だったと言えなくもないのでね。あと、この後の話に繋ぐために雪哉と北家の関係性ってのを掘り下げる必要もあっただろうから、その辺の前振りとしての機能もあるのかもしれん。 ネタバラシした後の長束さんのすっきりした顔がやたら印象的で、これまでのあのおっかない雰囲気は全部周りを騙すために迸らせてた全力演技だったことがよく分かる。このお兄ちゃんも凄まじいタマだな。そんで今作の粗暴代表みたいに思われてた路近さんも案外思慮深い立場だってことも分かり、「若宮、結局一番いい位置に一番の理解者がいるのズルくない?」と思っちゃうわね。まぁ、この2人が手を組まなきゃいけないくらいには宮中が危うい状態にあるってことなんだろうなぁ。今回のすったもんだで南家の立場が1つ落ちるとは思うのだが、浜木綿さんがこの後どう動くのかも気になるところですね。 それにしても、敦房の死に際(嘘)の死に際っぷりがあまりに最高のフラグっぽくやってくれたので「こんな古典的なシーンがあっていいものか」って戦々恐々としてたんで、全部嘘でほんとよかった。よかった、真に仇なす者なんていなかったんだね(お前やんけ)。
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