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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 昨日はうっかり別な作品の劇場に惹き込まれてしまったので、今日はちゃんと目当ての作品を観に行くことができました。まぁ、家からは3040分くらいチャリこいでエッサホイサと向かわなきゃいけないんですが、気づいたら休日が終わってる現象を防ぐのも大切ですからね。ちなみに、降水確率20%を一切疑わずに劇場に行ったら見事に降られ、帰路は延々40分濡れ鼠で帰ることになりました。ファッキン梅雨。

 

<一応ネタバレ予防。まー毎回刺激的な展開は繰り広げられてますよ>

 




 今回は放送で考えると4〜6話にあたる上映で、テレビシリーズなら中盤の山場と言える部分。そこに当てられたのがダモクレス攻略戦というあたりはなかなか心得ている。やはりギアス民にとって戦争の象徴はダモクレスですよね。ちなみにフレイヤの所在を思い出すために一瞬だけ過去のシュナイゼル殿下の映像が挟まったのだが、そこの画面比率が4:3だったのでちょっとびっくりしてしまった。あれ、ギアスってそんな古い作品だったっけ……って絶望して確認したが、ギアス自体は20062007年くらいで、テレビ放送のアス比がいつ変わったかはもう覚えてないけど、「地デジ化」で調べたら2011年頃とのこと。……そうか、これはもう完全に平成レトロですわ……。

 まぁ、そんな文字通りの「過去の遺物」を引っ張り出してきて最大限に使い倒してくれた今回のサッポロ抗争はいつも通りにギアスらしい無茶苦茶さがそこかしこにばら撒かれていて愉快痛快。やっぱ無茶な機体スペックにかまけて適当な作戦でぶっ込んでもなんとかまかり通るのはギアス世界だなぁ。今回は敵ボスが割と脳筋寄りだったからロゼたちも軽々とその思惑の上をいくことができてる描写で納得も出来たが……ここから先のバトルも今回みたいなのだと流石に「ブリタニア人馬鹿すぎ」っていう懐かしい感情も蘇るかも。まぁ、次回予告ではロゼ側が散々な目に遭ってた臭いので、多分次回は起承転結の転、色々重たい話が増える展開になりそうだ。

 ダモクレスの使い方が相変わらず面白かったので全体的な賑やかバトル展開に不満はない。ナイトメアフレームのバトルもしっかり描かれているし、エース機・蛍雪を手に入れたハルカのバトルスタイルもけれん味たっぷりで格好いい。そしてロゼ・アッシュ兄弟が乗り込んだ意味不明すぎる合体マシンの展開もたまらない。いかにロゼがいろんなところにコネがあると言っても、地方で暴れてるレジスタンスにこんなとんでもねぇマシンが渡ってる時点で、ネオブリタニアとやらも大したことないんじゃなかろうか。まぁ、いまだにこの世界においてネオブリタニアがどの程度の立ち位置なのか分かってないんだけども……。

 今回一番残念だったことを挙げておくと、サクヤの活躍シーンがあんまりなかったこと。最後の6話で突然ゴツい三輪バイクに飛び乗って爆走してくれたところはちょっと面白かったが、戦闘中ほとんどロゼのまんまだったので強めのうえしゃまボイスを聞く機会が減ってしまったのは残念である(ロゼが喋ってる時に脳内で勝手に置換するしかない)。その代わりにサクラの方は必死に頑張ってくれており、被虐うえしゃまの方で欲求を満たすことにするのである。逆境にも必死に立ち向かう健気なサクラさん、そのうちプリキュアに変身しそうでちょっとドキドキした。

 そして物語の主軸として大きく動き出しそうな気配があるのはむしろロゼの物語ではなくアッシュのバックストーリーの方。前回皇家との因縁があることが語られて「物語の最後にロゼとアッシュの関係はどうなってしまうのだろう」とドキドキさせられたものだが、なんと今回あっさりと「いや、アッシュは別に親父さん殺してないかもしれんよ?」というネタバラシが起こってしまい、サクヤの中での葛藤は一旦解消。まぁ、だからとてブリタニア軍人とどこまで仲良くやっていけるかは分からないし、ラズベリーちゃんにひたすら絡み続けるウザアッシュを見てしまうとあまり仲良くしたくない可能性はあるが……アッシュはアッシュでサクヤに負けないくらいに面倒臭い過去を背負っており、特にノーランドとの因縁が深そうなのは今後「サクヤを通じてのアッシュの物語」ではなくて「アッシュ単体の物語」として広がっていきそう。

 そんな彼の過去を知る苦悩の軍人さん、ナラさんも今回スポットが当たった1人。なんと「アッシュと同じ施設の出身」というわかりやすくも因縁深い関係を持っており、現時点ではアッシュの過去を知る唯一の人物。彼女が「あれ、あんた弟なんかいないよね」とか言い始めた日には、もしかしたらアッシュのギアスがぶっ壊れてしまう可能性もあり……ナラさん自身は多分かなりいい人なのだろうが、余計な地雷を抱えてしまっている危険人物である。その他軍人さんたちは危険人物てんこ盛りで、ラストで全裸のサクラさんを襲っちゃうサービス精神旺盛なおっさんは敵か味方かもまだ分からないのでドキドキもんだし、なんと言っても次回までのキーマンとなるのはよっちんボイスのマッド博士・クリストフ。「ギアスに関するデータは一旦全廃棄されていたが」との彼のセリフから、先の戦争でのルルーシュたちの大暴れに関しては公の歴史には残されていなかったことが判明した(まぁ、C.C.とルルーシュも「歴史からはみ出しちゃった」とは言っていたが)。しかしそんなヤベェものが完全に歴史の闇に葬られるわけもなく。サクヤが手当たり次第に使いまくっちゃったもんだから、いよいよその存在が捕捉され、かなり細かい部分まで分析が進められている。夢の「人造ギアス」まで、この世界は辿り着くことができるのだろうか。

 過去の戦争といえば、今回登場したもう1人の注目キャラにはあのニーナさんも。かつての黒歴史(アレのことじゃぁないぜ?)を自ら雪ぐため、わざわざ危険な戦地まで赴いてダモクレスとフレイヤの打開を目指した才媛は、対策兵器の性能向上によって見事に大災害を防ぐ立役者となった。「まぁ、性能云々よりアッシュのチート能力の方がずるくね?」みたいな感想はあるかもしれないが、多分それでもニーナが頑張らなかったらサッポロが消滅していた可能性はあるのだ。こうして、過去にやらかしたキャラがきちんと新たな物語で汚名返上して立派なレジェンドになってくれるのはちょっと嬉しいですよね。個人的には他の生徒会メンツが今何してるかも気になるところなんですが、どこかで出てきてくれないかなぁ。あとヴィレッタさんとか。「復活のルルーシュ」の時にみんな一通り出てきてくれたんだっけ?

 
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