最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ダンジョン飯」 6→7 何がびっくりって、もう最終回シーズンだってことなんだよ……。そりゃ毎年この時期(とか年に4回ほど)になると「1クール終わるわねぇ」って思い始めるはずなんだけど、今期からさ、視聴本数削減計画をスタートさせたじゃない。そのおかげでね、「レコーダーの容量にいつもより余裕がある」状況になって、例年だと「やべぇ、なんとか最後の枠を確保しないと」ってんで途中からメディアに焼き始めたりしてたんだけど、今期はその作業の必要がなかったもんで、気づいたら終わりが近づいていた。どの作品も「間も無く終わるで」みたいな雰囲気を出し始めると、なんだかんだでやっぱり寂しいものである。 ということで、口火を切ったのは2クールでお送りしたこの作品。最終話感想も含めてだいたい書きたいことは書いてしまっているのでここでわざわざまとめることもあんまり無いのだが、とにかく「2期目やるなら早く戻ってきてね!」ってのが第一かな。いや、でもアドバイスもらった通りに、「1期目の内容を記憶しておく」っていう目的だけなら放送終了した部分まで原作買うのはありやな……どうしたもんか。 単に「面白かったね」で終わってもいいのだけど、一応最終評価記事なので良かった点をいくつか摘んでいくと、やはり特筆すべきはそのストーリーテリング。「ダンジョン」と「飯」という、(おそらく今作がスタートした時点では)およそ並び立たないような要素を強引に結びつけて唯一無二の魅力へと昇華しており、ファンタジー世界を扱う手つきにも一切の抜かりがない。きちんと原作者が自分の頭で世界を考えており、その世界を「飯」というテーマで見せるための物語を考えてくれている。昨今よく取り沙汰される「ファンタジー」という言葉、和訳すりゃ「幻想」とか「空想」になるわけで、単なるお仕着せの設定世界を転がすのではなく、自分なりに作りたかった世界を1から丁寧に積み上げて構築していくことこそが創造主の本懐である。 もちろんその過程で「なんじゃそりゃ」って思うようなことも出てきて、直近だとチェンジリングの解釈なんてのは「なんじゃそりゃ」って突っ込んだ部分だけど、別に突っ込みたくなることは悪いことじゃないのだ。それだけ「今まで見たこともないもの」なのだし、諾々とレディメイドのストーリーだけをがぶ飲みしている私の日常に、考え、想像せざるを得ない刺激を与えてくれているということ。作中のライオスを筆頭に、マルシルもセンシも「とんでもねぇこと考える連中だな」と思う瞬間がたくさんあるわけだが、それらは全て作者に対して「とんでもねぇこと考える奴だな」と賛辞を送っているに等しいわけだ。 そうして作られた替えの効かないのファンタジー世界。これを画面に展開していくのはそれこそ細心の注意が必要なデリケートな作業なわけだが……その任を預けられたのはまさかのTRIGGER。デリケートさとは正反対みたいなイメージのあるスタジオ。しかしまぁ、世界構築という点においてはこのスタジオはそりゃぁ見事なもんでして。端々に「TRIGGERメイド」すぎる部分も混ぜ込みながら、嫌というほどにオリジナリティを叩きつけてくれる確信犯的世界創造と世界破壊。このコラボレーションが実現したことは色々と面倒ごとの多い現代アニメ業界では素直に賛辞を送るべきだろう。TRIGGERというとどうしてもド派手なアクションシーンのクセにばかり目がいってしまうが、本作はむしろそうした部分よりも「食」につながる日常の延長部分が最も重要であり、「あり得ないもの」をあり得る形にしてしまうTRIGGERのほら吹き能力というか、嘘クセェものをあけすけに嘘っぽく描いたり、「嘘みたいに本当に」描いてみせたり、手練手管が尽きないのは、やはり圧巻のお仕事ぶりだったんじゃなかろうか。 さて、こんだけ褒めちぎっておくと2期目が怖くなってしまうが……ライオスたちなら、多少のブランクくらいあっという間に吹き飛ばしてくれるんじゃないかしら。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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