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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 素直におもしれー、第12話。ミステリアニメ(?)観てて解決編でふつーにドキドキしたの、久しぶりかもしんない。多分この昂りは「六花の勇者」最終回以来だわ。

 毎回感想を書いていたので、それを遡ることでいかに私が作者の手のひらの上でコロコロされてたかがよく分かります。とても素直な視聴者を務めておりました。いや、わかってたけどねー、そういう展開だよねー、そうだよねー。……ごめんなさい、少なくともサプライズは喰らってます。一応ね、私もミステリ読みの端くれとして読書中は色々と推理というか、邪推しながら読み進めることはあるんですが、ことアニメに関してはそういう回路は意図的にシャットダウンしてるきらいがありますね。1つ例を挙げてみると、一巳かと思われていた謎の侵入者については正直「なんか描写が曖昧なまま進んでるな……」とは思ってたんですよ、ほんとですよ。でもそこはさ、一応「一巳が殺された風の描写」になってたわけで、逆にそこで「あれ、誰が殺されたの?」とか言い始めたらかえって読解力がない奴だと思われるじゃん! だからこう、「まぁそうだよねー、一巳だったって話だよねー」っていう前提で受け止めているわけで。冷静にさ、「でもあれが一巳だったとして、秋殿に行くのは意味わからなくね?」みたいな疑問は一旦飲み込んでるわけさ。そうだよ、私はあえて単純で愚鈍な視聴者を演じているのさ!

 ……以上、ミステリで真相が見抜けなかった奴の言い訳コーナーです。いやぁ、一応「こうだったら面白いかも」の第7候補くらいには今回の展開も想定してたかもしれないけどもちろん本線では考えてなかったから、「なんか面白い方向に話が転がってる!」って素直に楽しめちゃいましたね。またここまでの進行に比べてさ、今回からきっちり「ミステリの解決編」のフォーマットに則ってるのが妙におかしくて。后選びのふりをしながら真相を推理していく名探偵若宮の一人舞台、このセッティングは格好良くて憧れちまうなぁ。ご丁寧に最後のあせびのターンになるとあせびがろくに実情を把握してなくてぼんやりしてるもんだから、テンプレである犯人側の弁明というか、限定をサポートしてあげるガヤの役をお付きのものが務めてくれるっていう親切設計でね。やっぱ名探偵に「さて」と言われたらみんな様式美を意識しちゃうんだろね。

 というわけでどこからどう切り取っても「解決編」な今回。残された3人の姫君を1人ずつ斬っていくというフォーマットになっており、最初の犠牲者(?)は白珠さん。ここまで1年よく耐えたとは思うが、表情を見る限りではすでに限界だったご様子。そこに若宮からのKYコメントがドバドバ浴びせられ、最後の一押しに「子供の作り方知ってる?」というセクハラまがいのブラフまでかまされて即落ち。まぁ、白珠さんはこれ以上の抵抗も無意味だしな……なんだかんだで彼女からしたら最高のハッピーエンドを迎えてるあたり、若宮が冷血漢のくせしてきちんと人の上に立てる器であることを示してるのはそつがない。

 続いての対戦相手はススキさん。彼女の場合は最終的に裏は一切なく、ただ若宮とは「この腐った宮中で貴様のような腐った主君が幅を聞かせるのは我慢ならぬ」と直談判。「まず浜木綿についてなんとかせぇ」という主張が出てくるあたりにススキさんの人格が表れている。それに対する若宮の対応も徹底した鬼畜ロールを維持しており、多分ハナからススキさんは一番話が分かるキレものだということを分かった上で煽り散らかしているのだろう。問答の果てに、ススキさんはめでたく私のフェチポイントである「作中でヘアスタイルが変わるヒロイン」の権利を獲得。ミディアムショートでもとてもいい女だった。

 さぁ、残す枠はただ1つ、アニメ1話だけ観たら間違いなくメインヒロインだと思われていたあせびさん。でもさ、流石に私もその辺は承知してるから、この展開だと「最後の1人」ってのはやべぇポジションだってのは分かりますよ。ドキドキしながら見守っていたが、終始表情を変えずにぽやぽやしてるあせびを見て「こいつ……」ってなってましたね。そうかぁ、そっちパターンかぁ……すっかりアニメの構造自体にもしてやられてしまいました。

 別にあせびさんは何も嘘をついていたわけではないのだろう。彼女には彼女なりの世界があり、その理想の世界の中で、自分がやりたいこと、できることを精一杯やっていただけ。彼女自身の尺度で言えばきっと頑張り屋さんの部類。しかしなんということか、「無知は罪」でございまして……歪んだ宮中の澱の煮凝りみたいな性質だったってことですかね。こんなあせびについて、(ススキさんは信じきってたみたいだが)浜木綿さんはどう見てたんでしょうね。この展開なら、流石に来週出てきてくれるでしょう。彼女の口から、あせびの評価を聞けることを楽しみに待ちたいと思います。

 
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