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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 叫び続けろ! 最終話! 俺たちの戦いはこれからだけど借金は勘弁な!

 見事なおれたたエンドなんですが、内心すごくホッとしてます。先週までで何度か触れてるんだけど、本作のタイトルは「cry」なんですよ。世紀の問題児・井芹仁菜が何かに噛みついて、駄々をこねて暴れ回るからこそ成立している作品。それがトントン拍子でメジャーデビューまで果たし、因縁の相手であるヒナとの雪解けまで果たしてしまっては、もはや仁菜は叫ぶことがなくなる。ロックンロールが鳴り止んでしまうと、それが不安だった。でもまぁ、作り手側がそんなことを承知してないはずもなく。

 渾身のメジャー1曲目はどうにも鳴かず飛ばす。桃香は自分のせいだと言っていたが、今のご時世、何が流行るか、何が流行らないかなんてほんとに水物ですんでねぇ。三浦さんも謝っていたけど、宣伝方法とか、いろんな側面から壁にぶち当たるのはしょうがない。商売として見た時には損失は如何ともし難いが、まぁ、別にこれでおしまいというわけでもなし、次へのステップと考えれば必要経費とすら言えるかもしれない。

 しかし井芹仁菜はそれでは止まれない。「売れると思ってたのに」「伝わると思ってたのに」と駄々をこね、周りに迷惑をかけまくる。そしてそんな彼女の行動をいち早く予期していたのが、旧友(と言ってしまっていいだろう)ヒナであった。「どーせ仁菜ならこの状況でジタバタしているだろう」とひやかしに出向き、目の前にニンジンをぶら下げるふりをしてニンジンはむしろ取り上げたような構図。多分、ヒナ視点ではああやって釣っておけば仁菜が申し出を蹴ることくらいは織り込み済みだったんじゃなかろうか。その後のメンバーたちの分析もそんな感じだったし、実は仁菜同様にヒナの行動原理もバレバレだったりする。確かにダイダスからすれば、仁菜たちが折れてイベント参加が2DAYSになったとて得こそあれデメリットはない。仁菜を説得できるくらいにトゲトゲの他のメンバーが理知的であるなら肩透かしだが、それはそれで今後の付き合い方を考えるまで。今後、「ラスボス」井芹仁菜を取り扱う上でちょうど良い資金石となった。

 そして仁菜目線ではそんなヒナこそが「ラスボス」。どれだけ説得されようと曲がったヘソは前を向かず、「私がやりたいことをやる」「みんなそれでいいって言ったじゃん」とゴネまくり。普通に考えたらメジャーシーンにいちゃダメなくらいに発想が子供だし、4対1の構図ならねじ伏せられても文句は言えない。しかし、誠に遺憾ながらこれが仁菜なのである。桃香たちも、それを了承した上で今ここにいる。呆れながらもどこか嬉しそうに、暴走列車・仁菜の先導に従うのである。智ちゃんのツンデレ具合がいつも以上でしたが、彼女もだんだん仁菜に振り回されるのがクセになってきたのかもしれませんね。

 そうして暴れることを優先し、無事に「Cry」の対象が見つかったトゲトゲ。でもクレバーな面々はちゃんと社会的なけじめもつけるために三浦さんへ持って行った退所届。メジャーにあるまじきバンドなので、メジャーからはドロップアウト上等なのである。再び身寄りをなくしたくせにどこか晴れ晴れとした面々はもはや、仁菜に生えた「トゲ」を押さえ込むつもりもないのだろう。仁菜が桃香の歌に惚れ込んで人生の転機を迎えたように、今後もトゲトゲは世間様に小指を立てていくのである。

 To Be Continuedは聞こえるかい?

 
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