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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「時光代理人 -LINK CLICK- Ⅱ」 ―→6

 全然終わった感はないくせして一応今シーズンも終了。相変わらず一筋縄ではいかない作品である。

 散逸的な内容だった1期とは打って変わって、2期目はほぼひと繋がりの事件をがっつりと追いかけるお話。おかげで見やすさはグッと上がっており、毎回余計なくらいに維持してくれる緊迫感も手伝って、いい具合に刺激の絶えなかった作品である。まぁ、どうやら日本のテレビ放送版にデザインし直すのはなかなか大変だったようで、毎回「ドラゴンボールか!」と思うくらいたっぷりと「前回のあらすじ」みたいなことやって時間潰してたのは苦笑ものだったが。まぁ、そのおかげもあって筋が追いやすかったというのもあるので、別にマイナス要素ってわけでもない。

 今期を一言でまとめ上げるなら……「村瀬歩を堪能しよう」ですかね……。いや嘘。そこそんな大事な話じゃないだろうけど、やっぱこの軽々と性別の概念を乗り越える村瀬節はどんだけ聞いても愉快である。今回メインになった兄妹(例によって名前をいちいち覚えてない)は、女性キャストにやらせた方が話は早かったと思うのだが、そこをあえて攻めの村瀬起用により、なんかよりディープな世界に沈み込んでいくようなやるせない感覚を楽しむことができた。怪しげな作品の雰囲気に噛み合う演出だったといえるだろう(そこまで狙ってるかは知らんが)。

 1期のトキとヒカルの能力を軸にしたオムニバス形式でもそれなりに楽しかったが、今回のように「能力者とぶつかって壮大な謎解きを含む陰謀ドラマ」というのも別軸の刺激があって良い。どうしても中国アニメってぇことで細かい文化差などが気になる要素が出てくるものだが、おっきなストーリーで流れを作ってくれた方が、瑣末な部分がノイズになりにくいので見やすかった印象。1期は毎回出てくるそれぞれの設定にいちいち引っかかったりしてたからね。いや、そういう文化差をあれこれ考えるのも楽しいと言えば楽しいのだが。今期はそうした「異文化アニメを学ぼう」みたいな意識はほとんど表れず、かなり日本アニメに近い心持ちで視聴していた気がする。もしくはアメリカのサスペンスドラマっぽさかもしれんけど。アニメを見るだけでいろんな国の風を感じられるのはとても良いことですよ。

 そしてアニメーションのクオリティで言えば1期よりも確実に安定感が増し、日本のアニメと比較しても「中の上」から「上の下」くらいまで上がってきた。お隣の国から大好きなアニメが飛び出す時代も間も無くかもしれませんね(すでに何本か出てきてるわ)。

 
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