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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「黄昏アウトフォーカス」 5

 さぁBLだ。昨シーズン「ただいま、おかえり」によって「お前にとってBLとはなんだ?」という自問自答を行った結果「よく分からん」という答えが出た(答えが出てない)状態で、今度は改めてオメガバース設定も何もない、生の素材のBL作品に食指が動くかどうか。自分自身のことながら結構ドキドキしながらの視聴。

 結果は……「よく分からん」。まぁ、やっぱりなんらかの拒否反応はあった気がする。あった気がするんだけど、それはほんとに冒頭の数分だけで、その後の流れは過去のBL体験の中でもあまり悪くない方の部類だった気がする。そんで後から考えれば、最初の数分についても「部屋でシコるときどうしたらいいんでしょう」みたいなとんでもねぇ話が出てきたことにびっくりした部分はあるので、BLのBLたる部分については、少なくとも今作は飲み込みやすくなっている気がする。これが私のトレーニングの成果なのか、単に今作が身体にいい成分で作られているせいかはまだ分かりません。

 一応ちょっとだけ考えたこととしては、「BLの客体化がうまいことできてるおかげ」という理由はあるかもしれない。これまたなかなか伝わりにくそうな話なんだが、BLに対する根源的な無理解というか拒絶感って、(少なくとも私の場合は)共感の無さから来てるはずなんですよ。「俺はどう足掻いても野郎を好きにはならんだろうしなぁ」っていうことですね。そこでどうにもドラマに乗りにくいって部分はあると思うんだけど、その点今作はBLという設定に加えて「映画撮影」という大きなテーマを持っており、キャラクターたちが「BLをテーマに映画を撮りましょう」と言っている。つまり、私がこのアニメを観てBLを考えるのと同じレベルの視座に立って「BLとは何か」を考えてくれている。特に主人公はそうして「BLって何を考えるものなのだろう」とか、「BLを外から見た時に映える映像はどんなものだろう」とか考えてくれているので、「外から見た視点のBL」を取り込みやすい。どの部分を楽しみ、どの部分で悩んだらいいかを、一緒に考えてくれているのだ。少なくとも1話目はそうした構造から少しずつ身体を慣らす準備ができたような気はしますね。

 好みのレベルで言うなら、多分キャラデザはあまり得意な方ではなく、特に金髪ヤンキーの顔の造形はかなり独特で、「なんか爬虫類みたいで怖いな?」とか思ってしまう部分もあるのだが、彼の見た目とのギャップのある礼節ある振る舞いというか、スタンスを考えた立ち回りの様子なんかはむしろ好感が持てるデザインだし、多分あと1、2話観たら慣れてしまうだろう。そうなると比較的頭身高めで落ち着いた全体的なデザインの傾向は受け付けやすくなるかもしれない。

 トータルすると、「今期も学ばせてもらいます」くらいの精神で、さらなるBL経験を積めたら良いな、と思っている。それにしても禎丞&雄馬たそとか、キャスティングがコテコテすぎるな。

 
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