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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「擬似ハーレム」 6

 身も蓋も無いタイトルでイメージ損してる感があるのだが……でも、作品内容をこの一言でドンピシャに表してる気もする。私だったらそうだね……「早見沙織セリフbot」とかいうタイトルにしますかね。

 というわけで、「杉田智和プロデュースかな?」と思ってしまうくらいには早見沙織一点推しの作品。ほぼメイン2人の対話だけで展開され、ヒロインに言いたいことを言わせるだけ。面倒なので惚れた腫れたの途中段階などすっ飛ばし、先輩はヒロインのことが気に入ってるし(恋愛感情とは別種の何かである可能性はあるが)、ヒロインは先輩に惚れている。1話目から速攻で爆発モードに入るというとんでもねぇ作品。

 普通に考えたら出オチだろうし、ぶっちゃけこの後1クールも何すんねん、という疑問と不安はあり、そのうちに視聴モチベがフェードアウトする可能性も大いにあるのだが、1話目は割と好みだった。「点数に表現しにくい良さがあるよね……」という自身の採点システム全否定な感情が湧いたが、せっかくなので点数には反映させた。これ、どうでもいい人にはほんとにどうでもいい作品だとは思う。

 もちろん好印象の最大要因は早見沙織にある(一応岡本信彦にもちょっとある)。みさおに好き放題にキャラを当てはめて「じゃぁこの役お願いします」「このセリフ言ってください」という、ラジオのコーナー企画なんかにあるやつをひたすらやらせているだけなので、作品評価がみさお好き度に直接左右されることになり、それ即ち私の中での評価をあげざるを得ないという話。気づけば早見ヒストリーもずいぶん歴史を重ねた気がするのだが、それでもブレないニーズと、応えてくれるだけのポテンシャルは揺るぎない。方向性は違えど、釘宮病と同種の致命である。少なくとも早見沙織と出会って15年此の方、私は早見沙織に「飽きた」という感想を抱いたことは無いわけで、今作が展開される1クール程度なら飽きないんじゃないかという(恐ろしい)予断もあったりする。カルマである。

 そして、今作について単に「はい早見ボイス〜」だけで終わらせるのも製作者に失礼である。なんだろね、別に特別ハイクオリティという画面でもないのだが、なんか嫌いじゃない。評価ポイントはヒロインを含むキャラクターの表情の表し方になると思うのだが、おそらく原作のテイストを可能な限り再現しているだろうと思われるややクセのある表情の出し方がなんか好き。制作はノーマッドで全体的な動画クオリティは並レベルだと思うのだが、1枚絵で見た時の完成度は高いんじゃなかろうか。監督の菊池聡延氏という名前は初めて認識するが、来歴を確認したら相当数の作品で下支えしていた名うての原画マンのようだ。もしかしたら監督のこだわりが画面に発揮された結果なのかもしれない。

 願わくは飽きずに最後まで視聴を維持したいところ。最終的に「早見成分不足で体調が悪くなったら、空腹時を避け、こちらの作品を1クール摂取してください」で体調が良くなるような作品になってくれるといいな。

 
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