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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「戦国乙女〜桃色パラドックス〜」 4

 異世界転送ものにして、性転換歴史もの。もう、この手の作品はすっかり飽和状態になっているので何がなにやら分からないくらいのカオスっぷりだが、そんなにニーズがあるもんなんだろうか。歴史上の偉人さんたちも、はるか未来で自分たちがこんな扱いをうけるとは思ってなかっただろうなぁ……

 一応原作はパチンコらしいのだが、キャスト総取っ替えの上にかなりビジュアルイメージも変更が加えられており、アニメオリジナルと言ってしまっても良い作品。そもそもパチンコオリジナルって、どの程度脚本とか世界設定があるのかも定かじゃない。おそらく、「戦国武将の女体化」というコンセプトだけをそのまま流用し、あとは秀吉をメインにして「異世界転送もの」のベースを整えた感じなのだろう。おかげで、特に新奇なコンセプトがあるわけではないので、「恋姫無双」や「百花繚乱サムライガールズ」とは区別が付けにくく、後追いの感は拭えない。制作がトムスということで画面の中にもあまり新しい要素は感じられず、導入もテンプレ以外のなにものでもないので退屈極まりない。はっきり言ってしまえば、今期はやたらとアニメの制作本数も多いので、このままのペースでは有象無象の中に消えてしまう作品だろう。

 敢えて特徴となる点を探すとするなら、「異世界転送もの」カテゴリのお約束と比べると、主人公のヒデヨシが本当に何も出来ないただの女子中学生であるというのはちょっと面白い。1話ではタイムスリップした事実を頑なに認めようとしないあたりが流石に馬鹿っぽくて気になったのだが、未来人としての知恵を何かに使うでもなく、実はかくされた血統があるわけでもなく、本当に「今時の女子中学生」が単に戦国に転がり出てしまった感じ。どう考えても即死のはずなのだが、何故かノブナガに気に入られたみたいなので、このままのキャラクターでどうにか生きていく方法を模索していくようになれば、ちょっとはオリジナリティも出てくるかもしれない。いや、本当に些細な可能性だとは思うけど。一応、1話は展開も地味だったので、もっと盛り上がるシーンが作れれば売りも見えてくるのかもしれない。

 で、そんな状態なら数話で切るかというと、残念ながらそうもいかない。何しろこの作品、日高里菜ちゃんの記念すべきメインヒロインデビュー作である(スタッフロールでは何故かノブナガの方が上だったが……)。1話目はもう、そりゃぁ見事な日高里菜ワンマンショー。現役女子高生による女子中学生役ということで、実に滑らかに耳に入ってきますね。流石にここまでしゃべりまくると周りを固めるキタエリ・めぐぅなんかと比べて粗も見えてきてしまうのだが、それも含めて、良いステップアップになってほしいものである。次回予告の実写パートは……どうだろうか。

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