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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「菜なれ花なれ」 6

 谷川俊太郎の詩みたいなタイトルしやがって。「しかのこの ななれはななれ こしたんたん」。季語は「たんたん」。

 さておき、やぁ! 倒しても倒しても現れ続けるP.A.WORKS大好きおじさんだよ! でもほんとに今期のP.A.作品は「っぽくない」作品が揃い踏みですな。一番イメージが遠かったのが「サクナヒメ」でなんとなくわかるのは「真夜中ぱんチ」。そして今作はその間くらいに位置する「P.A.っぽくなさ」があるのだが、その理由は座組みそのものにある。何しろ監督・脚本が柿本広大である。さらにスタッフロール見てたら梅津さんの名前もあったし、「それってもうサンジゲンなんじゃね?」というラインナップ。実際、CGパートの作劇はサンジゲンの手も大きく入っており、個人的には「P.A.とサンジゲンのハイブリッド」みたいな印象。なんでこんなコラボが? と思ったら、元から柿本さんってP.A.と縁があったのね。「師匠が吉原正行」って書いてあるし(Wiki調べ)、すっかりサンジゲンの人みたいなイメージがついたのはその後の時代からか。なら古巣に繋がるこのコラボで何かしら大きなお仕事を成し遂げる期待はある。

 とはいえ、さぁどう見ていいものか悩ましい1話目。何しろテーマが「チアリーディング」。かつてチアを扱ったアニメというと「アニマエール」が筆頭だろうが、あれはもうちょい人数を絞ったいかにもきらららしいデザインだったから成立したもの。その後「チア男子」も野郎だらけの割にはいい具合にまとめてくれたが、どうしてもこれだけ人数が必要な団体競技となるとドラマが散逸的になりがち。どこからどうまとめ上げるか、かなり脚本の構成力が重要になってくる。1話目を見ての印象は「なんかラブライブみたいだな」というもので、とっ散らかった人間関係を集めて回るその姿勢と、主人公が大きな夢を抱えて現状をブレイクスルーしていくまっすぐな青春模様に繋がりを感じる(主人公が千歌ちゃんっぽいなぁ、と思ってみてたら別なとこに逢田梨香子がいてちょっと笑った)。あと、「違う学校の制服の連中が偶然集まって何かやってる」構図には一瞬だけ東ゆうの幻影が見えてちょっと怖かった。

 とっ散らかっているのでどこからみたものかと悩んでしまう部分もあるし、この先の収束性に不安はあるのだが、むしろあくせくストーリーを進めるのではなく、そのとっ散らかった現状をありのままに描いている方向性は興味を引く。まぁ、柿本さんはここ数年はバンドリアニメにつきっきりで、必死に「35人+α」の群像劇を牽引してきた人なのだから、今更この程度の人数で恐れることもないのかもしれない。どれくらいの尺の作品になるかは分からんが、なんとか最後には「良い部活ものだった」と言えるような決着を迎えてほしいものである。

 それにしても……パルクール女子のあの行動は確実にいろんな法令に違反してるよな……信号機の上に飛び乗るのは何罪と何罪と何罪にあたるんだろう。

 
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