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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さぁラストだぜ! およそ3ヶ月にわたってお付き合いしてきたこの特別上映作品、泣いても笑ってもラスト3話だ! まぁ、この展開で笑うことこそあれ泣くことはないだろうけどな!(なんでや! 人が(数十万単位で)死んでんねんで!)

 とりあえず完走お疲れ様でした。ラストバトルも含めて、充分にお金払うだけの価値があるエンタメを楽しませてもらったと思ってますよ。今回の筋の回し方を見てたら、もう戦隊の劇場版みたいに数年おきに訳のわからん新しい敵キャラ出して作品作れるんじゃねぇかな。

 

<最後ということで一応ネタバレは注意>

 




 まー、色々と言いたいことがある人もいるんじゃないでしょうかね。私だって全部が全部納得ずくで終わったとは思わんけど、このすげぇ雑多な「極上のB級感」みたいなものがギアスの真骨頂だと思っているので、当時お世話になった身としては、この雰囲気も全部ひっくるめての作品だと思ってまるっと飲み込んでおります。ですので不満はありません。……いや、ない訳じゃないけども、その不満もひっくるめての作品だと結論づけています。視聴後に細かい不満を並べて「なんて雑な作品なんだろう、こんなんじゃダメだね!」っていうようなもんじゃないんですよね。とにかく最後に面白そうなことをやって、面白そうに終わった、それが全てという芸人魂。

 個人的に一番の不満を挙げるとするなら、「せめてエピローグにもう5分くらいは欲しかった」って部分でしょうかね。世界を巻き込んだ天変地異、過去作のキャラも総出演の様相で、地球規模で繰り広げられた北海道発、世界行きの大事件のエピローグ、そりゃものの数分で片付けられちゃ消化不良もやむなし。せめてもうちょいなんか見せてよ、と思うのは当然なのだが……でもまぁ、これ以上何かを描き連ねても蛇足にしかならないという見方もあるかもしれない。いまさらルルーシュとC.C.のイチャイチャ旅行とか見せられてもしょうがないしな。

 あとはまぁ、「いくらなんでもノーランドさんが悪役としての捻りがなさすぎでは?」という問題も気になるといえば気になる部分だが、短い尺で世界をピンチに陥れるためにはこれくらいの思い切りが必要。こいつの設定のせいで「なんか戦隊映画っぽいんだよな」と思ってしまったのだろう。戦隊映画、毎年世界が滅びがちなので。どう考えても北海道で燻ってた反乱組織の一幹部クラスの人間が地下にあんだけの軍事力を固めてマジで人類を滅亡させかけたことはどう考えてもおかしいのだが、まー、たまたま土地と人脈に恵まれた結果だと一応思っておこうか。冷静に考えると、今回の一番の病巣ってノーランドじゃなくてあれだけ大量のロキを量産した上で完全に世界から秘匿しきっていた部下のスタンリーの方なんだよな。あいつ1人で歴代主人公何人もぶっ殺せるぞ。

 あともう1つ勿体無かったのは、最後にアッシュとサクヤを繋ぐ「誓い」としてのギアスの存在がちょっと描写しきれなかったこと。これまで呪いだと言われていたギアス、サクヤも忌み嫌い、最後には自己嫌悪に苛まれていたギアスをアッシュが「誓い」へと変質させ、それによって最後には「2人」でノーランドを打倒したという構図はとても綺麗だし、これまでのギアスの描写からは一捻りしたものなのでナイスな思いつきだったと思うのだが、そこにいたるまでのアッシュの心理描写がやや不足していたこともあり、「ギアスじゃないとダメな理由」が見つからずちょっと唐突な感じがした。終わってみれば「そうか、アッシュは最後にサクヤ自身の呪いを解くために無理やりギアスの本質を転化させたかったのだな」ということが分かるわけだが、あの迫ってるシーンではそこまでの読み込みが出来ないので、「なんかドーピングみたいにギアス使ってる……」とか思われちゃうのはちょっと勿体無い。あそこがきちんと「ギアスの転化/昇華」だと理解できれば、最後のサクヤの選択にももっと説得力が出たんだろうけども。

 ちなみに最後のカタルシスである「アッシュの死」についても「とってつけたみたいな要素だな」と思う節もないではないが、これに関しては必要条件だった気がするので割と肯定的。何しろどこぞの厨二病こじらせた大先輩が「ギアスは使用者を孤独にするんだぞ〜」って散々脅してた前歴があるので、あそこでもしアッシュまで生存してしまったら、サクヤ目線で失うものってせいぜい物部さんくらいである(いや、悲しい損失ですけどね)。先輩だってユフィ(あと世界線によってはシャーリー)を失うという経験をしているのだから、流石に「ギアスの代価」として何かを支払う展開は必要だっただろう。サクラが犠牲にならなかっただけでも御の字である。しかしキャサリン、てめぇが生きてるのは納得できんぞ。死ぬやろ普通。

 とまぁ、筋立てに関してはおそらく賛否あるだろうが、繰り返しになるが「まるっと含めてギアス」だと思ってるのでトータルでは満足してます。さらに加えてラストバトルはしっかりとギアスらしい「そんなことあるかどうか分からないけど雰囲気だけで盛り上げる理系分析っぽいことやるバトル」がちゃんと出来ており、ここはルルーシュ・ランペルージュさんに負けず劣らずの「そんな適当な計算あるぅ?!」要素は100点。これが出来てこそのギアスワールド。映像としても即死ビームを連打する超巨大ボスを相手にひたすら死にゲーレベルのヒット&アウェイを繰り返すという訳のわからん画面が楽しかったのでよし。ノーランドのあの機体、アッシュを撃ち抜いた顔面くるりんビームは流石に笑ってしまった。ノーランドさん、色々とたりてない敵キャラではあるのだが、北海道まるごとラッピングバリアなど、開発した兵器のセンスはピカイチだったと思いますよ。こんだけ北海道で遊んだ作品、アニメではキン肉マン以来なんじゃなかろうか。

 終わってしまうとやはり寂しい。まだまだギアスシリーズで続編を待っているし、僕らはいつだって、容赦無く上田麗奈をギャン泣きさせる作品を待っている。うえ虐万歳!

 追伸:同じこと思った人もいる気がするんですが、サクヤがノーランドに犯行動機を事細かに聞いていくくだりがどうしても「くらげ」の漫才に見えてしまってやたら面白かった。

 
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