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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 有言実行、万全の体制で視聴しに行きました。具体的には「平日の最後の回、夜に観に行く」「色々と想定してなるべく遠くの劇場に観に行く」などです。プリキュアおじさんも大変です。おかげで同じ上映回はほとんど人もいなかったんですが、幼女先輩も1組だけいました。「正しい視聴者の正しい反応はこんな感じかぁ」ってなりました。

 

<以下、ネタバレ注意ですが公式がだいたい公開してます>

 




 というわけで去年の「オールスターF」に続けての映画だぜ! ただ、オールスターズ以外のシングルタイトルでの映画はめっちゃ久しぶりな気がするな。どっかで観てたかな、もうよく覚えてないや。それくらいに今年のわんぷりは私の中で特別だってことの表れでして、実際に劇場に観に行った感想としては、「そうか、俺は劇場版とかどうこう差し置いて、まだ観たことがない新しいわんぷりのエピソードが観られるだけで幸せなんだ」ということに気づかせてもらいました。ただ、その代償として「あれ、もしかしてもう半年もしたらわんぷりが観られなくなるのか……」っていう、世界で最も早いわんぷりロスに悩まされることにもなりました。不安定か。

 さぁそんなわけで愉快痛快劇場アニメだが、まー、ぶっちゃけ「だいたい予告でやってるシーンからイメージできるやつ」で終わりなので、感想が普段の日曜日とあんまり変わらないっていう……もし大福さん情報が完全に伏せられた状態で視聴してたら心臓止まってたかもしれないけど、そこは知ってる状態だったからケラケラ笑いながら観られたしね。しかし、大福さんは今後の作中ではどういう扱いになっていくんだろう。今回変身できたこととゲーム世界の因果関係ってそこまでなさそうだし、ニコ様のパワーがあればシリーズ中でもサクサク変身できそうな気もするんだけど……でも「劇場で見てない子にはいきなり大福さんが変身したら意味がわからない」っていう悩みもあるんだよなぁ。劇場版が終わったら大いなる力が5個も増えてたゴーカイジャー状態だ。そして大福さんがプリキュアになったのかどうかも怪しいのだが、今後のプリキュア史の中ではどんな扱いになるんでしょう。劇場で1回だけだとそれこそキュアモフルンと同じ立ち位置なんだが……キュアダイフクってわけでもないだろうしなぁ……。

 まぁ、メインの話題はその辺です。そして今回はがっつりとこむ×いろの関係性を掘り下げてくれたので、多分犬組派の人たちも大満足だったんじゃないでしょうか。いや、「掘り下げ」ってわけでもないんだけどね。これまで散々描かれてきた絆をもっかい強めに確認しただけだから。でも、それってとても大事なことですよね。やっぱわたしゃ人と動物の関係性にもすこぶる弱いみたいでなぁ……ベタすぎる展開なのにクライマックスではちょっとうるっときてしまったよ。やっぱ動物パワーは正義ですよ。考えてみりゃ物心ついて初めて物語文で泣いたのって「ごんぎつね」だった気がするんだよな。あとはもうちょっと大きくなってからの「狼王ロボ」とかさ。「ロボ」は当時トラウマになるんじゃないかと思うくらいめっちゃ傷ついて泣いたっけ。頼むからこむぎは本当に長生きしてほしい。一緒におばあちゃんになってほしい。プリキュアの謎パワーで犬の寿命とか完全無視してほしい。

 犬組がメインってことで猫組は今回控えめなポジション取りだったが、さりとて猫派にも別に不満はない。ぶっちゃけ、普段のシリーズでちょっと猫が優遇されるすぎてるんじゃねぇかと不安になってるくらいなので、今回はこむいろコンビの引き立て役でも充分。もちろん、開始早々当たり前のようにお姫様抱っこを披露したり、まゆが他の動物にほだされそうになってるのを見てちょっとムッとして見せたり、ユキさんのフル回転っぷりに何の文句もありませんし。地味な個人的推しポイントは、ゲームの中でユキが(自分のせいで)危険に晒されていると知った時のまゆのすごくキツくなった表情ですね。ユキのためならそんな顔もできるんだ、っていう。まぁ、猫語りは毎週日曜に回しておけば大丈夫でしょう。

 そして話題の兎組。マジで大福さんの発話と変身は度肝を抜かれる展開ですが、割としれっとやった上によくよく考えてみると本筋としてはあんまり重要じゃないの草。イケボでイケメンムーブの大福さんばかりが取り沙汰されるが、振り返ると割とヌケたムーブもしてるのよね。どこまで行ってもユルい雰囲気を見せてくれる作品全体の空気に感謝。

 作品全体といえば、劇場版ってことで派手にどんぱちしなきゃいけないってのに、終わってみればいつも通りに一切の暴力行為を行っていないわんぷり勢は流石である。切った張ったの大乱闘がなくても劇場版って成立するのよね。そこを自然に見せてくれた脚本がお見事なのだけど、そのためにゲームの世界っていう設定を作り、おかげで最近東映が頑張っている「CGプリキュア」にうまいこと理由づけできたのはナイスな構造ですよね。これまでの展開を考えると「いろはとまゆちゃんがゲーム機を引っ張り出してきてネトゲに繋ぎました」って不自然極まりない展開のはずなんだけど、そこに他のチームの連中も巻き込むことで「まぁ、プリキュアくらいの世代の女の子ならゲームの1つや2つやるやろがい」という強引な説得力を持たせてくれているのである。……みらいはゲームとかやらなそうだけどなぁ……。

 というわけで、ここからは追加の2チームについて。ぶっちゃけ、中盤までは「ほんと絡まんなぁ、ゲストだっつっても流石に扱いが適当すぎやしないか?」と訝しんでいたのだが、ラストの戦闘シーンはがっつり絡んでくれたので良しとするか。ゲスト2チームの活躍に期待してた人にはちょっと肩透かしだったかもしれんけどね。ひろプリ勢は当然「去年の先輩だから」呼ばれたという理由が一番大きいだろうが、上述の通りにわんぷり勢は暴力が御法度なので、代替の戦闘力として一番わかりやすいのがヒーローたちである。動物愛護、世界平和など知ったことかと暴れ回るファイターそらさんの活躍はいい具合に世代間の対比を見せてくれている。本当に「ヒーローの出番」でしたからね。惚れるわー。

 対してまほプリ勢は歴代プリキュアの中でも屈指の手数を誇るトリックスターだが……今回はモフルンの活躍が大きかったのか? まぁ、動物繋がりでそこはやりやすかったんでしょうが、別に他のチームだって動物キャラはいっぱいいるわけで、それだけが理由で呼ばれたってこともないんだろう(いや、新作のプロモってのは知ってるけどね)。もしかしたらはーちゃんとえるたその乳幼児プリキュアタッグを組ませるのが最大の目的だったのでは……(アースも入れてやれ)。最終的に集まった動物が犬・猫・兎・狸・鳥・熊。……カオスだなぁ……。

 そうそう、狸でしたね。これをもって正式にわんぷりも映えある狸アニメの一角を担うことになりました。歴代狸アニメといえば殿堂入りの「有頂天家族」の他には「怪物事変」や「妖狐×僕」などが含まれます。狸のパートナーは花澤香菜。はっきりわかんだね。

 最後に、やっぱ一番感動したシーンに触れておきたいので改めてみんなでオープニングテーマを噛み締めましょう。「ずっとそばでこれからも」って、これだけのフレーズにグッときちゃうことってあるんだなー。みんな、ペットは大事にしてくれよ!

 
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