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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ちょいとビターな大団円、最終話! すいも甘いも噛み締めて、ヒーローの明日は続いていく。

 まずもって、最終話らしい素晴らしい作画クオリティだったのが嬉しいですね。元々1枚絵の使い方が印象的な作品だけど、そこにさらに原作のテイストも混ぜ込んだイラストレーションを採用したり、全力で世界を美しく彩ってくれていたことがとにかくありがたい。総括はまた後でやるけど、ほんとに恵まれた作品だった。

 さて、そうはいっても因果はめぐる。前回時点で「そっか、昧も赦されてハッピーエンドやね。ツィベタちゃんの時とは様子が違うけど、それくらいの返礼があってもいいのかな」と思っていたが、残念ながらそこまでムシのいい話は無かった。アマラリルクに加担した時点で昧の罪を全て払拭することは出来ず、自らの手で落とし前をつけたとはいえ、闇に迷った妹は、後の世界を姉たちに託すことしかできなかった。しかし、この悲劇的な結末にもきちんと一抹の希望を残していってくれるのが本作の良いところ。ツィベタちゃんは元々亡くなっていた身でありながら、その想いを改めて娘に託すことができた。そして昧も、本来なら絶望の底で世界を憎みながら果てていくところを、此度の騒動でなんとか引き留めてもらえた。死が救いだなんてことは絶対に思わないが、それでも彼女の道行きに、希望と感謝が残されたことは幸福だったのではなかろうか。

 そしてここに来ていきなりぶっ込んでくる朱鷺丸。なんか今期は鳥類の恩返しが多いな……まぁ、鳥ばっかりが人間に変身して文明作ってたところもあるしな……。かつての昧の優しさが、ここに来て改めて彼女に還る。そうした世界の構造は、どこでも変わらずにあるものだ。もちろんそれは正の感情だけではないのかもしれない。アマラリルクが次にどんな手を打ってくるかはまだ分からない。ラストカットでまた知らん幹部みたいなのが出てきてたのでスティグマの今後の動きも気になりますよね。いったいどれだけのメンバーを蓄えているんだろう。

 そんなアマラリルクより、ついに最大の手がかりとしてクフフさんの身柄が押さえられた。以前は指輪1つだけでもそれなりに分析が進んだわけだが、クフフさんという中核的存在がユニロードとの接触を持ち、いよいよ世界は核心へと迫ることができるのか。ただ、クフフさんの内面が今どうなっているのかもよく分かってないんだよな……彼女はどこまでアマラリルクに心を寄せているのか。すでにスピリッツとの対話でその辺りの精神性は揺らいでいるように見えたが、それでもクフフさんはクフフさん。どこまでもトリックスターな彼女の動向が、今後の世界の有り様を大きく左右する予感。

 そしてここに来て登場したもう1つの要素、それがシャイの先代ヒーローである「シャイン」の存在。なるほど、SHYの前のヒーローがSHINEだったわけか。これまたうまい設定である。そして多分シャインってのはシャイのお姉さんか何かなのよね……闇と光の対立ってのはどこから始まってるものなのかしらね……。

 まぁ、気になることはてんこ盛りながら、ひとまず綺麗な幕引きでありました。改めて、俺たちの戦いはここからだ!

 
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