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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オープニングが無駄に格好良いんだけど決してオープニング詐欺ではない、やるせない気持ちの第2話。周りに1名オープニングジャンキーがいるために、無駄に格好良いエンソンが流れて困っております。お前の魂一兆度。

 2話になり、前回展開されたような圧倒的密度の昭和ネタは流石にちょっとペースダウン。普通のテンポでアニメを見ることが出来るようになりました。しかし、2話目で登場した妖怪が「ゲソ」ってしゃべる川からの侵略者っていうのはイカがなものか……こっちの触手は切れたら戻らないでゲソ。まぁ、この作品の場合、アレをパクった、などといういわれのない誹謗中傷を受ける余地すらないですけどね。だって、あまりにこっちの世界なんだもの。本当に、キャラクターデザインや細かい演出で古くさい部分を押し出してくるのは何とかなりませんかね。いちいちノスタルジーを刺激されてたまらない気持ちになるんですが。どこかどう昭和なのか、本当に上手く説明出来ないのだけど、見ていると端々に脳の奥底を刺激する要素が盛り込まれてるんだよなぁ。もちろん、作っている側はちゃんと意識して「古くささ」を出しているんだろうから、どうやったら昭和っぽいアニメになるのか、テクニックをご披露して頂きたいものである。「古くさい画面なのに、綺麗で現代風のすっきりした見せ方」っていう見事なハイブリッド構造は、本当に職人芸だと思うのですよ。

 もちろん、そうした表面上の技術の話だけでなく、話の方もしっかりギャグをやっています。天丼の回数がやたら多いのも昭和っぽいし、その置き方がさりげなかったり、あまりに適当だったりと、いちいち緩急を付けて攻めてくれるのがたまらない。序盤のハルミの「いたの」は3回も4回も続けられるとジワジワ来るし、1エピソードの中で2回もひん剥かれる雪子姫の「デジャヴ?」は、分かっちゃいたけどちゃんと突っ込んでもらえるとやっぱりおかしい。今回はBパートまるまるが回想だったわけだが、それをワイプから覗くハルミたちがいちいちメタ度合いのおかしな突っ込みで進めていくのが小気味よく機能していた。最初のワイプなんてシャッポじいに喰われちゃったしな。こういうまっとうな「ギャグ的演出」でも楽しませてくれるので、なかなか体温が下がらずに見られるんですなぁ。個人的にはトバッチリ先生の半端じゃないトバッチリ具合がお気に入りです。

 あとはもう、若本ね。最近は軽い気持ちでネタ若本を使うアニメが増えてきてしまったが(DOGDAYSとか)、ここまで本気の若本を使えるのは流石である。いっつも疑問に思うんだけど、若本キャラがしゃべるシーンって、あの口調に合わせて尺を割ってるんだろうか。普通の間尺でカット割ったら100%こぼれるよなぁ。いやぁ、あまりに若本過ぎたせいで、しゃべり終わったあとに何をいってたかさっぱり思い出せませんでした。危険すぎるわ。

 身も蓋もないギャグ、ど派手で格好良い必殺技シーン、ライトエロ、安心の脚本。なんだか、最近足りないと思っていたものが全部ここにある気がする。これを見てこの上ない安心感を得られるということは、やっぱり私は昭和の人間なのだなぁ。

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