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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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突っ込みどころが少なくて、逆に面倒な第3話。どうやらこの作品は評判が良いようで、私も毎回楽しく見せてもらっているんですが、あまりにシナリオラインがまっすぐなので、逆にいじりにくいのですよね。

 1話では数々のヒーローが登場し、その連中が毎回ちょこっとずつは見せ場を用意しているおかげで(見切れてる人とか)、多様性があるように見えるこの作品なのだが、実はその中身のほとんどは虎徹とバーナビーの絡みに費やされた、純正の友情物語。本当に対立するために対立しているようにしか見えない水と油の2人が、この後仲良く喧嘩しながらチームとして成熟していくんだろうなぁ、というのは現時点から既に予想出来る部分で、そうした「予想される展開」を適当に追いかけて色々想像するだけでも、楽しめてしまえるのである。

 毎回CGを多用したグラフィック面が見事なのは言わずもがなだが、サブキャラも含めた各キャラクターたちが確実に与えられた仕事を遂行しているので本当に見やすいし、1話1話の起承転結も本当に綺麗。おかげで毎話見終わった後に何一つ引っかからない。質がよいからこその贅沢な悩みであるなぁ。

 3話目で上手いと思ったのは、相変わらず「右か左か」なんてどうでもいいレベルで喧嘩をしていた2人が、さりげなく互いの理解を深めていることが分かる描写の深度。特に、爆弾の存在に気づいた虎徹が真っ先に駆けだしたシーンで、バーナビーは虎鉄の行動の意味を真っ先に理解し、その上で彼の後を追うようなことはせずに、避難民の誘導という「自分にしか出来ない仕事」をすぐに実行に移した。シミュレーターの時にはあれだけ揉めていたというのに、虎鉄の言葉通り、「実戦で本気が出る」タイプのコンビネーションだ。なんだかんだで少しずつ虎徹のことを理解し始めた証拠である。他方、虎鉄の方は相変わらず適当極まりない対応をするわけだが、エレベーターの上の一幕でようやくバーナビーの中にあるヒーローとしての心根に理解を寄せた。こういう、さりげない「男同士の友情」みたいな部分ってのは、見ていて気持ちが良いものです。最近だと「HEROMAN」のジョーイとウィルの関係性とかが好きだったんだけど、あっちは全然注目されなかったなぁ。

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