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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」 5

 ヒロインの中の人、「どっかで聞いたことある気がするんだけど……」って思いながら観てて、キャストロールで答え合わせした時に「あぁ、ミアの中の人かぁ」ってすごく納得いったけど分からんかったの悔しかった。やっぱ1キャラでしか認識してない人ってなかなか識別が難しい。

 さて、今期もまだなろう枠は尽きない。一応これでリゼロも含めたら9本目か? まだめげない挫けない。ただ、幸いにしてこちらの作品は第一印象が決して悪くなく、むしろ良いまであるありがたい作品。まー、筋立てはどこまで行ってもなろうなので次週以降でストンと急降下する可能性もありありだし、1話目にしても「やっぱタイムリープの理由は教えてくれないか……」みたいなところで引っかかってはいるのだが、なんか他のなろうとは1ランク差があるような気はしている。

 素直によかった点を見ていこう。まずは当然映像部分。制作はJ.C.なので大崩れの心配が無さそうというだけでも評価対象であるが、キャラデザにもそれなりにこだわりが見られるし、独特な影の付け方とか、ダークな物語部分を支えるこだわりは確認できる。監督が「薔薇王の葬列」の人らしく、もしかしたらその辺からノウハウを蓄えてたのかな、なんてことを思ったりもした。そして筋立て。タイトルにまんま書いてある通りの「やり直し令嬢」という設定で「またかよ」と思われるかもしれないが、実はこの設定って直近の「ティアムーン」がかなり近かっただけで、それ以外とはそこそこ差別化ができている。1話サブタイトルには「破滅ルート」なんて言葉は使われていたが、「ティアムーン」同様にこちらも「ギャルゲー転生」とかじゃなくてれっきとしたファンタジー作品。余計なレベルだのステータスだのパラメータだの好感度だのという指標は出てこないし、ヒロインが持つアドバンテージは純粋に「前回1回分の記憶」だけ。そして「破滅フラグ」だのと安易な言葉で処理されがちな「悲惨な運命」についても、「婚約先の王子が実はハイパーシスコンで、そのための偽装結婚を申し出られただけでした」という(あまりにひどい)理由づけがちゃんとなされていて分かりやすい。まー、この国の未来は不安すぎるが、確かにこの状況は死に戻りしたくなっちゃうくらいには悲惨だし、改変したいし、有りえなくもない(?)設定だ。

 そして助けを求めるために登場するスパダリポジションの「竜帝」。こちらも安易な「魔王」とかじゃなく、一応は「実力派の他国の王子」という設定であり、将来的に魔王化する部分については謎として保存して次回以降へのストーリーテリングに使う様子。そんなん当たり前の話ではあるのだが、こうしてちゃんと「伏線→回収」という手続きをとってくれるだけでも印象は格段によくなるものだ。どれだけのなろうがそれすら出来ずに廃棄物のごとく垂れ流されていることか。今作をそうした木っ端なろうと比べるのは失礼な話なのか、実際は木っ端寄りなのをたまたまアニメスタッフが有能だったから面白そうに見せられたのか。それは次回以降までステイチューンである。

 あ、あとしーたむドラゴンが可愛い。ていうかしーたむが可愛い(定型文)

 
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