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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 4話目なのに未だに霧島が言ってることがさっぱり分からねぇ、第4話。ここまで振り切れてイカれた主人公ってのもそうそう見かけないぞ。底無しのクレイジーが描けてるってだけですげぇや。

 そりゃま、「おもしれー女とおもしれー男」の話には違いないんだけど、そろそろこの2人の関係をそんな紋切り型の分類で処理できなくなってきている。まぁ、吉乃の方は数十歩譲って「おもしれー女」ではある。霧島にのみ牙を剥いた時の立板に水な大阪弁の啖呵が気持ちいいが、正直「こんな女はやっぱ彼女にはしたくないよな……」とは思う。そのくせ隙を見て「まぁ、幼少期の育ちだけを考えればいいとこのお嬢といえなくもないけどね」と、ちょっとしたハイソサイエティみたいな部分をチラ見せしてきたりしやがる。なかなか小狡いメインヒロインではないか。あんまり「大阪のヤベェ女」感ばっかり強まっちゃうと、それこそ霧島みたいな異常者にしか愛されないヒロインになってしまうのであんまりあさっての方向にぶん投げすぎるのもよくないんだ。吉乃の描写はその辺りが難しいが、今のところは「いい女」の領域をギリではみ出ないレベルで統制が効いている。あと女子高生にしとくのが勿体無いくらいにスタイルが良すぎる。俺の高校時代、流石に同じ学年にこんな女いなかったぞ。

 対して、霧島の方はマジでおもしれーとか言ってられない。吉乃が改めて「何言ってるかさっぱり分からない」と匙を投げた今回の霧島の縁側での言動。途中までは「これが……嫉妬という感情なの?」っていう人の心を失ったロボットみたいな設定なのかと思って見ていて、それくらいなら漫画のキャラとしては理解できる範疇だと思っていたのだが、その後も主義主張はどこに論拠を置いているのかすら見えてこない言説になりだし、出来の悪いAIとの対話みたいになっていった。「飴と鞭のバランスが取れてないのはいいんだ、鞭だって飴みたいなもんだし」まではいい。いや、よくないけどM属性のある人間にとっては厳しくあたられたって脳内でご褒美に転換できるよ、っていう主張はまだ理解できる。しかしそこから「and so」と順接で繋いで「ヤるなら俺の前でやってくれ」はマジで意味がわからなすぎて怖い。霧島の発想は「目の前でNTRれた方が興奮するから」とかいうレベルの思考じゃないんだよね。それ以前の前提として「世の女が俺の目の前でキスやSEXをしない理由がない」というネジがぶっ飛んだ前提があるんだ。加えて「殺すって話は大前提としてあるわけでさ」みたいな話になってくるとさらにイカレ度合いはストップ高。よくもまぁ、こんなねじくれたロジックを生み出せるものだ。

 そのくせ、吉乃がぶっ倒れた後の対応はどこかにスパダリっぽさも発揮する「ふつーにできた彼氏」のそれ(ヤクザのしのぎをこなしながらではあるが)。ここで突然少女漫画的模範解答を叩き出す行動力がある。本当にどこに底があるか分からず、「まだ沈む、まだ霞む、まだ歪む」という体験が4話分続いている状態なのだ。吉乃さん、今ならまだ引き返せる気がするんですが、ほんとにそいつと正面から対峙して大丈夫なんですか?

 かえすがえすも今作のタイトルを噛み締めてしまうが……これ、今生は絶対に切れないってことだもんなぁ……。

 
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