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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ようやく思い至った、第5話。ず〜っとどこかに既視感を抱えてたんだけどあまりにも近すぎて気付いてなかった。この話って、「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜」じゃん。

 作中2人目の暗殺者のグレイスさんが出てきてくれたおかげでこの構図がはっきり見えた。「今までの人生で血も涙も無い殺しを繰り返してきたが俗世に還りたい主人公」という造形は完全に緋村剣心で、「剣心=ユキ」、「抜刀斎=シュエ」ということになる。もちろんヒトヨシは神谷薫(だとしたらあげもち太郎は弥彦なんだろうか)。過去の罪と現在の幸せを天秤にかけてどちらに振れるかを常に葛藤し続ける感覚がやたらなじみ深いと思っていたが、消えぬ十字傷を残した伝説の人斬りが今作のメイドさんだったわけだ。綺麗に性別反転してる。

 というわけで、巨乳のヒットマン・グレイスさんは鵜堂刃衛ポジションということに設定しておくと、今回のお話はまさに剣心VS刃衛の展開そのまんますぎてちょっと笑ってしまった。剣心を俗世に繋ぎ止める薫を拐かして決闘に挑んだ刃衛と同じく、グレイスもヒトヨシを人質にしてユキとの対決に臨んだ。違う部分があるとしたら、グレイスの目的はまっすぐにユキを殺すことだったが、刃衛はあくまで剣心に抜刀斎に立ち戻って最強を貫いて欲しかったことくらいだろうか。刃衛が「お前は死ぬまで人斬りだよォ」と呪詛を残して死んでいったのに対し、グレイスさんは足を洗ってメイドになったシュエの現在に興味を持ってしまったご様子なのは、剣客活劇漫画とラブコメ漫画という土壌の違いからくるものか。ちなみにヒロインのヒトヨシさんの強みについては、現状ではグレイスさんがなんとなく「ただものではないのか?」と勘ぐってるくらいで、まだ謎が多い。神谷薫さんは刃衛戦の時点で独力で緊縛の法を解除するという頑張りを見せ、剣心にとっての無二の存在であることも知らしめていた。ヒトヨシの場合は彼自身の能力云々は置いといて、家族ぐるみでユキを甘やかすことによって「帰るべき場所」としての存在感を早々に固め、彼女が「暗殺者」に立ち戻ることを予防してくれている。

 最後の1シーンはちょっと気の早い「拙者は流浪人、また流れるでござるよ」になりかけたが、今作は京都に志々雄真実がいないのでそんなことされちゃ困るってんですぐに足止め。まぁ、こっから先は流石に抜刀斎のような凄絶な過去話にはならずにラブコメ方面に収束していくことだろう。それにしても、最強暗殺者集団が8人もいるのは多いよな……和月が「十本刀は多すぎた」っつってんのに……。

 
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