最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「アサティール2 未来の昔ばなし」 4 突然の新番チェック!!!!! この作品の存在を知っていたので、一応「まだ新番チェックは未完」と言っていたんですね。そんで実はもう少ししたら最後の新番があります。もう、季節の感覚とか無くなってきたな。 そしてこのニチアサ新番だが、タイトルを見るだけでもいくつか疑問が湧き上がってくる謎多き存在。何よりもまず「2」って何、って話ですよね。1を知らんねん。2ってなんやねん。「もしかして2まで含めて正式タイトルか? 『ザンボット3』とか『エイリアン9』みたいなもんか?」と思って番組情報を知った時点で確認しに行ったのだが、残念ながら間違いなく「続編」を意味する「2」でした。「いや、でも1の存在知らないんだってば」と思ってさらに調べると、「1」は今から4年前にケーブルテレビのJ:COMでのみ放送されたらしい。……知らん知らん。流石に知るわけない。名前すら聞いたことなかったぞ。そんで何故か分からないけどその続編はJ:COM縛りから抜け出して、何故かこのタイミングで地上波放送をスタート。いったい裏でどんな取引が行われていたのかはとにかく謎である。2から見はじめて大丈夫なのかい? さらにさらに、今作は間違いなく国産のアニメで、制作は東映なのだが、放映圏は「サウジアラビア」だったというのだから驚き。そこからアメリカ・日本などでも放送が続いたということで、多分国内史上初の「サウジアラビアピンポイントターゲット作品」である。多分いろんなところに配慮された中身になってるんだろうな……知らんけど。中身についても、「なんかそれっぽい昔話を野沢雅子が語る」というもので、舞台は確かに中東。サウジアラビアの首都・リヤドから引っ越してきた一家が何故か婆さんの昔話を聞いている。このベースとなる設定も全く意味が分からず、何故か昔話を聞いてるシーンは「近未来」。未来概念の定番であるエアカーで引越し作業をしている一家が暇つぶしに道徳の教科書にでも載ってそうな婆さんの昔話を黙って聞くという設定は「1」の時点でなんらかのサジェスチョンがあったのかどうか分からんが、「未来の昔ばなし」と銘打って未来人に昔話をさせる意義は1話目だけ見てもよく分からない。サウジの人たちがよっぽどエアカーが大好きだったりするんだろうか。 肝心の中身となる「昔ばなし」についてはほんとに「日本昔ばなし」と同じくらいのテンションで「それっぽい話」が繰り広げられただけなので、情操教育が終了してしまったおっさんからすると毒にも薬にもならない内容だが、典型的な訓話を中東文化ベースのお話で語れるのはなんか変な感じ。多分向こうの昔話をベースに作られているのだろうが、「慈悲を与えて狼と心通わせる話」なんだけど狼1匹の命を救うために差し出された羊の命については一切言及されてなかったり、ダイレクトに文化の違いが出てる気もする。我々日本人からしたら狼も羊も等しく命だが、もしかしたらあっちの人からすると明確に「家畜」である羊はまた違った命の扱い方になるのかもしれない。 とまぁ、色々と想像するだけなら自由だが、そうして適当なところに想像の翼を広げていかないことにはあんまり面白いもんではない。まぁ、アンパンマンを卒業したくらいの年齢の子供に見せるのがいいんじゃないかな。中東文化の説明がめんどくさそうだけど。現地の人たちが面白いと思ってくれるかは謎。正直、そんなに受け取る感覚が変わるとは思えんが。あ、でも劇伴の民族音楽っぽいのがすげぇ変な感じなのは良くも悪くもインパクト大。あれこそ現地の人には普通の旋律に聞こえるんだろうか。聞き慣れないコード進行であまりにも不安になるんや。もしかしたらそういうカルチャーギャップを体験させるってのも今の教育には必要なのかもしれませんね。
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