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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ベタ」のポジティブ置換語が「王道」だということに最近気づいた第4話。なんだろね、一から十まで全部予定通りの進行しかしてないのに、不思議と見入っちゃう何かがあるんだよなぁ。

 今回の主役はブルーローズことカリーナちゃん。これまでスポットが当たっていた虎徹とバーナビーの2人とはまた違った視点から「ヒーローとは何か」というテーマを見るためのキャラクターである。単純馬鹿で小さい頃憧れたシンプルなヒーロー像を貫き通す虎徹と、多少のわだかまりもありつつ、それでも見せる職業であるヒーローにこだわりをもつバーナビーは、スタンスこそ違えど、自分がヒーローであることに一切の疑念が無い。これまでのストーリーは、そうしたむさ苦しい男共が「どうしたら理想のヒーローになれるか」を考えるシナリオだ。だが、今回メインを張ったカリーナの場合、ヒーローをやっているのは副次的な目的である。最終的には生涯の夢である歌い手になるため、その足がかりとしてのヒーローである。そして、そんな「半端な気持ち」を起点とすることで、ヒーローとしての「芽吹き」を描くことになる。その描写事態は本当に陳腐極まりないものなのだが、男共との対比がちゃんと出来ているので、見終わった後には「今日も良いものを見た」という気持ちになれるのだ。不思議なものである。

 今回嬉しかったのは、メインの視点が小娘だったおかげか、虎徹が今までよりもグッと格好良く描かれていたこと。いつもよりも多少シュッとしたデザインになっていた気がするし(作監の癖かもしれないけど)、女子高生を相手にも真面目に対話して、決して子供扱いしない態度は、バーナビーなんかよりもよほどジェントルマンの風格が漂っている。いつも通りのさえないおっさんとしての虎徹も好きだけど、たまにはこういう「オトナの余裕」みたいなものを見せてくれるのも良いものです。そんな格好良い虎徹に引っ張られたせいか、バーナビーは早くもデレ気味。二人の間でかわされるやりとりが、素直じゃないながらもスムースになってきているのは、前回から引き続いて、見ていて楽しい部分だと思います。

 最終的に、カリーナはヒーローを続けることになるわけで、彼女のお父さんからするとちょっぴり可哀想ではあるんですが、ちゃんと夢を持つ娘を見守れるだけの器があるお父さんみたいなので、今後の美少女ヒーローがどうなるのか、静かに見守っていて欲しいものです。ちなみに、視聴時に「私がなりたいのは歌手で、ヒーローなんかやりたくなかった」っていう主張の「ヒーロー」の部分を「声優」に置き換えて「あー、こういう奴もいるんだろうなー、具体的に誰とは言わないけどなー」なんて無意味な夢想をしていました。深い意味はありません。

 ブルーローズの中の人的には、歌キャスも出来るのは良いことですからね。最近色んな作品で見るようになったけど、まだまだ要精進ですぜ。「私のホールはとってもコールド」っていう台詞を、いっぺんマジで言ってみて欲しい。

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