最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<黒> Blind Zealot 盲目の盲信者 (1)(B)(B) C クリーチャー・人間、クレリック 2/2 威嚇 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、〜を生け贄に捧げても良い。そうしたなら、対象の、そのプレイヤーのコントロールするクリーチャー1体を破壊する。 どうでも良い知識だが、このクリーチャーのように戦闘ダメージを与えた時に誘発する能力を、「サボタージュ能力」(略してサボター)と呼称する。……はずだったのだが、最近その手の呼び方をあんまり聞かないのは何故だろうね。187効果みたいにそこまで数が多くないせいなんだろうか。さておき、こいつもそんなサボターなわけだが、よく見るとクリーチャーの皮を被った単なる除去呪文である。威嚇持ちなのでそれなりの確率で防御網をかいくぐることが出来て、うまいこと相手に触れたら自分を犠牲にしてどんなクリーチャーでも分け隔て無く殺すことが出来るという。「黒もアーティファクトも殺せるんだから、『破滅の刃』とか『喉首狙い』とかよりも強いじゃん!」と一瞬思ったのだが、考えてみりゃ、黒とアーティファクトのクリーチャーは普通にコイツをブロックできるのであんまり意味は無い。この世界では並み居るアーティファクトクリーチャーをどうやって乗り越えるかが課題だが、そこさえ何とかすれば、3マナで使えるクリーチャー除去で、ところによりダメージソースなのだから、かなり使えるコモンなのは間違い無い。しかし、盲目な上に盲信者とは、目ぇ見えなすぎだろう。 Caress of Phyrexia ファイレクシアの愛撫 (3)(B)(B) U ソーサリー 対象のプレイヤー1人は3枚のカードを引き、3点のライフを失い、毒カウンターを3つ得る。 実は初めてな気がする、なんの制限も無しに問答無用で毒カウンターを押しつけるカードである。しかもまとめて3つもの毒を届けられるため、感染デッキではフィニッシュホールドとして存在感のあるカードだ。また、これだけで勝てない場合には、いっそ自分に使ってドロースペルにするという運用も可能。「野望の代償(8ED)」と比べると著しく効率が悪いが、毒殺スペル、ライフルーズスペルとしてのモードがあることを考えれば致し方ない。結果的に3枚ドロー出来るなら、誰も文句は言わないだろう。相手に使う場合には、これ1枚でゲームが終わる状態に持ち込めれば、何枚引かれようと一緒なので問題無いのだ。ふむ、リミテッドなら充分使用範囲内だと思われるが、あとは終盤手札に来て途方に暮れる準備をするだけだな。 Chancellor of the Dross ドロスの大長 (4)(B)(B)(B) R クリーチャー・吸血鬼 6/6 飛行 絆魂 あなたはゲーム開始時に手札からこのカードを公開しても良い。そうした場合、最初のアップキープの開始時に、各対戦相手は3点のライフを失い、その後、あなたはこの方法で失われたライフの総数に等しいライフを得る。 「大長」サイクルの黒は、ゲームスタート時に23対17からスタートできるという、結構ひどいギミック。まぁ、初手にコレがある時点で6枚スタートみたいなもんなので大して得した気もしないんだけど、リミテッドの場合は、「あんなデカブツがおるんかい……」と相手のテンションを下げつつ、今回のブロック特有ギミックであるライフの支払いに対してちょっとした抵抗感を与えることが出来るのである。うむ、まぁ、悪くないよね。7マナ6/6飛行絆魂ってのもシンプル過ぎるけど割とひどいしな。サイクルの中では一番シンプルで使いやすそう。 Dementia Bat 狂気コウモリ (4)(B) C クリーチャー・コウモリ 2/2 飛行 (4)(B)、〜を生け贄に捧げる:対象のプレイヤー1人は、手札を2枚捨てる。 「精神腐敗(M11)」をその身に宿したコウモリ。一応ハンドアドバンテージが得られるのだから無駄ではないが、流石に3マナのソーサリーを10マナかけて使うのは馬鹿げているだろう。一応、インスタントタイミングで起動できる点だけは勝っているが、だからといってこのコスト分の価値があるわけではない。クリーチャーとして見た場合も、5マナ2/2ではそこまでの魅力もない。基本的にはグルグル流れる側のクリーチャーである。まぁ、黒の5マナフライヤー枠には「煙突のインプ(MRD)」という帝王が控えてらっしゃるので、この程度の微妙性能では歴史にも残るまいが。 Despise 蔑み (B) U ソーサリー 対象の対戦相手は、手札を公開する。あなたはその中からクリーチャー・カードかプレインズウォーカー・カードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそれを捨てる。 時代を反映してプレインズウォーカーも狙えるようになった、「村八分(7ED)」の完全上位互換。「村八分」の時点で充分強いカードだったものが、現環境を左右しているプレインズウォーカーたちまで狙えるようになったのだから、その効果は素晴らしいの一言。メインで突っ込んでもビート相手ならばクリーチャーが落とせるし、コントロール相手でもそれなりの確率でプレインズウォーカーを狙うことが出来る。現在は「脅迫」「コジレックの審問」という2枚のハンデスが大活躍しているが、その歴戦の1マナハンデス戦線に堂々の名乗りを上げる1枚となりそうだ。秋以降に「コジレックの審問」が落ちてからが本番かな。リミテッドでも、クリーチャーが狙い撃てる1マナカードは協力無比。ようやく、このミラディン世界にも実用に耐えるハンデスが来たことは喜ばしい。万一プレインズウォーカーを見付けちゃったときのお祭り感は異常。 Dismember 四肢切断 (1)(ΦB)(ΦB) U インスタント 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで−5/−5の修正を受ける。 黒マナ1つならマイナス2(「見栄え損ない」)、黒マナ1つと無色マナ1つでマイナス3(「最後の喘ぎ(RAV)」)、黒マナ2つならマイナス4(「闇の掌握」)である。なら、黒マナ2つと無色マナ1つだと? 答えは当然、マイナス5だ。少しずつ成長を続ける黒のマイナス除去シリーズは、ついに「悪残の天使」をも巻き込む5点に到達した。そして、このスペルがファイレクシア産なのが素晴らしい。やろうと思えばライフ2点+(1)(B)やライフ4点+(1)というモードが選択できるため、多少無理をすれば黒くないデッキでも仕込めるし、黒いデッキでもいくらか低コストでキャストすることが出来る。リミテッドなら文句なしの満点除去カード。構築の場合はライフの支払いは悩ましいが、タフネス5クラスのクリーチャーが台頭してくるなら選択肢たり得る。現状はタイタンシリーズや「ワームとぐろエンジン」のおかげで1点足りず、まだお呼びはかからないと見るのが妥当か。そもそも「饗宴と飢餓の剣」でおじゃんだしな。 Enslave 隷属 (4)(B)(B) U (次元の混乱から再録) エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) あなたはエンチャントされたクリーチャーのコントロールを得る。 あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされたクリーチャーは、そのオーナーに1点のダメージを与える。 ちまちまとライフを1点ずつ奪っていく今回のファイレクシア式処罰システムは、実は過去のカードにも存在してました、ということで、ちょいと昔から登場してもらった再録スペル、それがこの「隷属」である。カードのフレーバーもファイレクシアの軍勢に丁度良いものになっているし、まるで誂えたようなしっくり感。ひょっとしたら、未来予知ではなく次元の混乱でも、将来登場するカードが予期して収録されていたのかもしれない。過去の使用実績を考えれば文句なしのトップカードであるし、この世界はエンチャントがやたら割りにくい。重たいので数は限られるが、やっぱり見かけたら引いておいて良いんじゃないでしょうか。 Entomber Exarch 納墓の総督 (2)(B)(B) U クリーチャー・クレリック 2/2 〜が戦場に出たとき、次の内から1つを選ぶ。「対象の、あなたの墓地にあるクリーチャーカード1枚を手札に戻す」「対象の対戦相手1人は手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーでないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを捨てる」 総督サイクルの黒は、基本的に「グレイブディガー(M10)」。ちょっと色拘束は厳しいものの、出ただけで一仕事を終えられる安定感は基本セットドラフトでも大人気の1枚である。そして、総督シリーズの売りである「裏返したもう1つの効果」の方は、「俺はクリーチャーを墓地から手札に戻すのだから、逆をいくならクリーチャーでないカードを手札から墓地に置くべきだろう」ってことで、なんと「脅迫」効果である。これまたおまけ効果としては充分過ぎるもの。自分の墓地を見て大したカードが眠っていないなら、こちらのモードで相手を虐めるのがいいだろう。大体の場面において与えられた仕事分はきちっとこなす、職人肌の総督である。 Evil Presence 邪悪の気配 (B) C (5版から再録) エンチャント・オーラ エンチャント(土地) エンチャントされた土地は沼である。 「水膨れ地掘り」が仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしてあげますか? 「→いいえ / NO」 Geth’s Verdict ゲスの評決 (B)(B) C インスタント 対象のプレイヤー1人は、クリーチャーを1体生け贄に捧げ、1点のライフを失う。 あの優良除去カード「悪魔の布告(TMP)」のファイレクシアお仕置き版。1点のライフを攻められる代わりに、色拘束が厳しくなった。この手のスペルは、プロテクションに悩む黒が窮余の一策として求めたのが始まりな気がするので、ある程度色拘束を厳しくしておくのは良い判断だと思う。黒が頭を悩ませ続けた「ミラディンの十字軍」や「最後のトロール、スラーン」への回答としては上々の1枚だろう。今後の環境次第では構築も充分あり得るカードである。ただ、個人的にはこの効果ならやっぱりカード名を「ゲスの布告」にして欲しかったところ。過去には「チェイナーの布告(TOR)」なんていう例もあり、ちゃんとみんな足並みを揃えてくれたんだから、ゲスさんも従ってくれれば綺麗に決まったのに。ゲスさんの空気読めない感じは逆に好きだけどさ。 Glistening Oil ぎらつく油 (B)(B) R エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは感染を持つ。 あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされたクリーチャーの上に−1/−1カウンターを1つ置く。 〜が戦場から墓地に置かれたとき、それをオーナーの手札に戻す。 「油」というのは、ファイレクシア勢力の進行の象徴。これによって毒された人々は、少しずつファイレクシアにのっとられ、いつしか闇の人間に堕ちてしまう。そして、このカードは「ファイレクシア化」で描かれていた油の侵攻をより端的に表したもので、とにかく感染を与えつつも、少しずつ身体が弱っていき、しまいには死んでしまうところまでを描いている。もちろん、死んだ後にも油は止まらず、次の犠牲者を求めて彷徨い続けるのだ。レアとしては些か地味なカードであるが、リミテッドならばアドバンテージが取れる構造自体は強力。普通のビート相手ならば感染をつけてダメージを阻害するだけでも一応は意味があるし、タフネス1のクリーチャーならあっという間になぎ倒すことも可能。そこまで爆発的な恐怖もないが、サポート除去として1枚あればそれなりに捗るんじゃなかろうか。まぁ、コレのせいで白単飛行ビートに毒殺されたりしたら洒落にならないけどな…… Grim Affiction 不気味な苦悩 (2)(B) C インスタント 対象のクリーチャー1体に−1/−1カウンターを1つ置く。その後、増殖を行う。 かゆいところにも、かゆくないところにも手が届く、黒の期待のコモン除去。効果1つ目だけなら「悪性の傷」レベルだが、増殖出来るので確実に対象を−2することが可能。カウンターを2つ乗せるだけのスペルでも3マナインスタントなら文句はない。そして、このカードは更に他のパーマネントにも影響を及ぼす。これに加えて「悪性の傷」「病気の拡散」と揃えば、クリーチャーを除去しているだけで相手に4〜5個の毒を乗せてしまうなんて鬼畜プレイも不可能ではないのだ。タフネス2まで対処可能なのでかなり耐対応範囲が広くなっているし、攻めに使いやすいスタイルなのでどれだけ多く集めても困らない。こいつぁ御機嫌だ。 Ichor Explosion 胆液の爆発 (5)(B)(B) U ソーサリー 〜の追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。 全てのクリーチャーは、−X/−Xの修正を受ける。Xは、生け贄に捧げたクリーチャーのパワーである。 はっちゃけ過ぎて全体にまで及ぶようになった「血の訴え(BOK)」。「血の訴え」はほとんどの場合に1対2交換になるので除去としてもイマイチな性能だったが、こちらは全体除去になってしまったので、せせこましい損得勘定は必要なくなった。ちゃっちゃと「堕落した収穫者」でも生け贄にすれば、盤面は綺麗さっぱりである。アンコモンで全体除去が与えられるというのはなかなか珍しい事態なのだが、流石に効果が大きいために、コストもそれに見合った7マナ。大体の場合、全体除去は入れないよりも入れた方がいいのだが、このコストでは手札に腐る確率も高く、なかなかデッキでの立ち位置が難しくなっている。長期戦見込みのコントロールデッキで使うとしても、その手のデッキにはパワーが大きなカードが少ないため、これの効果が使いにくいのだ。ちょっと、優先して取る構築を思いつかないのだが、それでもやっぱり除去は除去。突然飛んでくる胆液には充分ご注意を。 Life’s Finale 生命の終焉 (4)(B)(B) R ソーサリー 全てのクリーチャーを破壊し、その後、対象の対戦相手1人のライブラリから最大3枚までのクリーチャー・カードを探し、それらをそのプレイヤーの墓地に置く。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。 今回のラスゴ枠。「包囲戦」では「ファイレクシアの再誕」という白らしからぬラスゴで歯がゆい気持ちにさせてくれたが、今回はセット名にファイレクシアが入っていることを記念して、ラスゴが黒に譲渡され、しかもなかなか派手な効果の恐ろしいスペルになった。6マナラスゴは相変わらず重たいのだが、付加効果として更に「サディストの聖餐(ZEN)」が付いた。盤面からクリーチャーを消し去り、更にライブラリのクリーチャー密度を強い方から3枚分薄めることで、現在と未来という、2つの時間軸でダメージを与えることが出来るのだ。構築でもそれなりの影響を与えるが、リミテッドなら地獄絵図。多くても十数体のクリーチャーのうち、場にある数体を破壊され、更に3枚も抜かれてしまっては、復興は絶望的だ。なかなか面白いダメージの与え方である。黒のラスゴの中では、なかなか見事なデザインになったのではなかろうか。ちなみに、これを使う時に「フィナーレ!」と叫ぶとプリキュア風、頭に「ティロ」をつけると死亡フラグ。 Mortis Dogs 死の犬 (3)(B) C クリーチャー・猟犬 2/2 〜が攻撃するたび、〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 〜が戦場から墓地に置かれたとき、対象のプレイヤー1人は、〜のパワーに等しい値のライフを失う。 一回り小さくなった「虚ろの犬(9ED)」。1マナ軽くなっただけでパワーとタフネスが1ずつ下がったのはちょっと頂けないが、代わりにごっそりとライフを奪うギミックが与えられ、攻撃性能という意味では向上したと見ることも出来るだろう。4/2のアタッカーを無視するわけにはいかないため、何らかのクリーチャーを差し出して相打ちを取りに行くことになるわけだが、その場合でもライフを4点持っていくし、それが嫌で事前に除去を使ったとしても、2点は持っていってくれる可能性が高い。ライフを攻めるタイプの黒ならばそこそこの駒であろう。ただ、残念ながら感染との相性は良くない。感染クリーチャーと殴り合うと、パワーがガクッと下がった状態で墓地に行くことが多いために、あんまりダメージが稼げないのだ。どの色にとっても、やっぱり−1/−1カウンターは脅威である。 Parasitic Implant 寄生的移植 (3)(B) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされたクリーチャーのコントローラーは、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。あなたは1/1で無色のマイア・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 ファイレクシア陣営が率先して行う、ミラディン人の改造、摘出手術の様子をカード化したもの。手術には多少の時間を要するが、捕まえた捕虜から使えるパーツだけは抜き去り、残った部分は適当に駆動部分だけをつなぎ合わせて手駒とするのである。黒のデッキにとってマイアトークンの持つ意味はそこまで大きくないが、とにかく確定除去でアドバンテージが得られるのだから、4マナコモンとしては充分な効果だろう。この手のタイムラグのあくエンチャントによる除去は過去にも「長引く死(SCG)」があり、使う前には「このタイムラグで何か対処されそうだなぁ」という不安があるのだが、実際使ってみると結構大丈夫なものである。バウンスとか使わせたら、それはそれで損してないわけだしね。せいぜい「ヴァルショクの模造品」みたいなサクり効果があるクリーチャーに使いにくいのが惜しいくらいだ。 Phyrexian Obliterator ファイレクシアの抹消者 (B)(B)(B)(B) M クリーチャー・ホラー 5/5 トランプル いずれかの発生源が〜にダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーは、その点数に等しい数のパーマネントを生け贄に捧げる。 パッと見ると、ダメージ分のパーマネントをサクる5/5トランプラーということで、同じ冠を持つ伝説のクリーチャー、「ファイレクシアの抹殺者(UDS)」に見える。「あれ? なんでネゲターのくせにこんなに重たくなってんの? 昨今のクリーチャー事情を考えたら、リチュアルもないのにここでパワーダウンとかおかしくね?」とか思ってしまった。……が、よく見ると全然違った。サクることにはサクる。ただ、相手が。なんだそりゃ。チャンプブロックすらさせてくれない人か。ダメージで殺そうとしたら最低5つはパーマネントが吹き飛ぶ感じか。超無理ゲー。何コレ。こんなんが4マナとか……まぁ、世の中にはダメージ以外の処理手段もあるので、そこまで恐ろしい状態にならない可能性もあるわけだが、リミテッドなら当然無理ゲー。構築でもデッキ次第では割と無理ゲー。さぁ、レッツ黒単。 Pith Driller 髄掘り (4)(ΦB) C アーティファクトクリーチャー・ホラー 2/4 〜が戦場に出たとき、対象のクリーチャー1体に−1/−1カウンターを1つ置く。 「悪性の傷」を内蔵したシンプルな2/4。Φマナカードなので4マナでキャスト出来る上にアドバンテージが取れて、ステータスもそこそこの安定感なので、やっぱりどの色からでもニーズがある便利極まりないカードである。むしろアーティファクト数が欲しくて、なおかつ除去が少ない白や青あたりの方が早めに引いてしまいそうな気もする。黒ユーザーは引くタイミングが難しいな。 Postmortem Lunge 死後の一突き (X)(ΦB) U ソーサリー 対象の、あなたの墓地にある点数で見たマナコストがXのクリーチャー・カード1枚を戦場に戻す。それは速攻を持つ。次のエンドステップの開始時に、そのクリーチャーを追放する。 墓地からちょっとだけクリーチャーを釣り上げる「死体のダンス(TMP)」系列のリアニメイトスペルだが、コスト固定でなく、釣り上げるクリーチャーに応じたマナがかかるのでそこまで魅力的なスペルとは言い難い。率先して使っていくとしたら、今回多数収録された「総督」シリーズのような187クリーチャーを多く押さえたデッキだろうか。黒なら「死体の野犬」「皮裂き」あたりがいい候補になるだろうし、どうせ使い捨てる「煙霧吐き」や「モリオックの模造品」あたりを引っ張って即刻墓地に戻ってもらうのも悪くはない。Φマナを使えば同じコストでそのまま「墓地からプレイ」するのと同じ感覚で使っていけるので、デッキの低マナ域の構成次第では面白いトリックになるだろう。個人的にはレッツ「化膿獣」。 Praetor’s Grasp 法務官の掌握 (1)(B)(B) R ソーサリー 対象の対戦相手1人のライブラリから、カードを1枚探して、それを裏向きで追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。そのカードが追放されている限り、あなたはそのカードを見てもよいし、プレイしても良い。 相手のライブラリからカードを抜き取るのは黒の専売特許。「ロボトミー(INV)」が有名な先人だが、最近は「記憶殺し」の活躍もめざましいし、どこかでは「サディストの聖餐」でヴァラクートを根こそぎする光景とかも見たことがある。そして、このカードはそんな黒お得意のギミックに、ちょっとばかり自分もお得になるプランを付けてみよう、というアイディアだ。同型デッキの対決ならば、相手のデッキから有効カードを1枚潰し、「魔性の教示者」と同じ働きをすることになるわけだ。青黒コン対決のサイドボードとかで、案外面白い働きを見せてくれるような、とてもそんなことは無いような。そして、リミテッドにおいても、幸か不幸か現在世の中はアーティファクト環境。3ターン目にこれをプレイすることで、相手のデッキからうっかり「ワームとぐろエンジン」や「飛行機械の組立工」が引っこ抜けちゃう可能性もあるわけだ。なるほど、こいつぁ強いや。一応、盤面には全く影響を与えないカードなので扱いには注意が必要だが、遅めのデッキならばちょっとしたアクセントとして可能性の残る一品だ。 Reaper of Sheoldred シェオルドレッドの刈り取るもの (4)(B) U クリーチャー・ホラー 2/5 感染 いずれかの発生源が〜にダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーは毒カウンターを1つ得る。 黒軍団の親玉であるシェオルドレッド様の名を冠したクリーチャーであり、その名に恥じない、なんかおかしいスペックを誇っている。5マナの感染クリーチャーといえば現在は「災いの召使い」がおり、このクリーチャーは奴に比べるとパワーが1少なく、即効性には欠ける。だが、タフネス面で2点も上回り、これだけでかなり対処法が限定される。2点感染も無視できないためにチャンプブロックをする機会も増えるのだが、その場合でもジワジワと毒カウンターを投げ飛ばしてくるってんだからたまったもんじゃない。「金屑化」なんかで処理した場合でもしっかり毒は喰らうし、合体ブロックで一撃に仕留めた場合もブロッカーの数だけ毒をぶん投げて死んでいくのである。毒デッキならば、中押しとしてこれ以上ない援軍だろう。 Sheoldred, Whispering One 囁く者、シェオルドレッド (5)(B)(B) M 伝説のクリーチャー・法務官 6/6 沼渡り あなたのアップキープの開始時に、対象のあなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を戦場に戻す。 各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。 ファイレクシアの本家本元、黒に鎮座する法務官は、なーんかどっかで見たことがある気もするデザインになっているが、やはり鬼畜度合いは他の法務官たちと一緒。相手にターンが回ればアドバンテージが約束されるし、そのまま生き続ければ毎ターン2枚分の利益。まぁ、そりゃ神話ですから。対象にとらない「悪魔の布告(10ED)」形式なので、憎き「ミラディンの十字軍」や立ちはだかる「エムラクール」ですら吹き飛ばせるのはこいつだけの売りである。……でもまぁ、7マナですからね。同じ神話なら「カーン」でいい気もします。能力自体は派手なのに、地味に沼渡り持ちっていうアンバランスさが逆にチャームポイントかもしれない。 Surgival Extraction 外科的摘出 (ΦB) R インスタント 対象の、いずれかの墓地にある基本土地でないカードを1枚選ぶ。そのオーナーのライブラリと、墓地と、手札から同じ名前を持つカードを全て探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。 「根絶(PLC)」のΦマナ仕様。1マナインスタントという極限までそぎ落とした高性能はそのままに、なんと0マナで使えたり、黒以外の色で使えたりしてしまう。本当に、本当にひどい話だ。こういうカードがあるとコンボスキーはすぐに打ち砕かれてしまうので大変なのである。でもまぁ、これでようやくあの憎らしい「戦隊の鷹」や「復讐蔦」とおさらばできるかと思えば、メタを大きく動かす仕事には尽力してくれるかもしれない。そういう意味では良いカードなのかも。これでリムーブされるのを嫌がって、自分でも使うようになったら楽しい時代なのだが。 Toxic Nim 毒の屍賊 (4)(B)(B) C クリーチャー・ゾンビ 4/1 感染 (B):〜を再生する。 6マナで4/1のゾンビと言えば、クズカードランキングでも殿堂入りする実績を持つ「したたる死者(LGN)」を思い出すが、流石にこれは比べるのも失礼である。コモンでパワー4の感染というだけでも結構な事件だし、そのクリーチャーが再生を始めるとなれば大事件。こちらも感染デッキならばタフネス1はあっさり対処出来るので問題無いが、そうした対応策が無い場合、ひたすら殴り続ける4点感染は、一瞬でも油断したら即死の危険水域だ。この不安定さは6マナ払ってプレイするのに抵抗があるが、うまくはまった時の絶望感は捨てがたい。メインは無理でも、相手次第でサイドから狙ってみるのは悪くないんじゃなかろうか。 Vault Skirge 大霊堂のスカージ (1)(ΦB) C アーティファクトクリーチャー・インプ 1/1 飛行 絆魂 お、おう。1マナで1/1フライヤーに能力がついてるなんて、ものすごいことだな。2回殴ればコストで支払ったライフも帰ってくるしな。装備品の土台としても丁度良いな。でもな、今の黒が求める仕事はお前じゃない気もするんだよな。一応、これでチクチク殴ってΦマナのコストにあてる戦術ってのはありなのかもしれない。「解剖妖魔」とどっちがいいかはお好みだが、「解剖妖魔」ってそこまでデッキに入らないよな。 Whispering Specter 囁く死霊 (1)(B)(B) U クリーチャー・スペクター 1/1 飛行 感染 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、〜を生け贄に捧げても良い。そうしたなら、そのプレイヤーは自分の持つ毒カウンターの数に等しい枚数の手札を捨てる。 脈々と受け継がれるスペクターの歴史。ただ、ここ最近はちょっとおやすみしていて、最後に登場したのは1年半前の「グール・ドラズの死霊(ZEN)」だった。今回は久し振りのアンコモンとして登場し、その能力は1/1飛行という大人しいもの。加えて手札を攻めるには自身が犠牲にならなければならない。全体的にはちょっと儚げな印象だ。しかし、そこに感染ギミックが絡んでいるのが絶妙なところで、ワンパンチ入れてサクっただけなら手札1枚との交換だが、事前に「疫病のとげ刺し」や「胆液爪のマイア」が仕事をして2〜3個も毒が乗っていれば、4ターン目にパンチしてごっそりと手札を道連れにして死ぬことが可能になるのである。そこまで高い可能性とは言えないだろうが、この一撃必殺パターンがあるだけでも、充分採用出来るシステムといえるだろう。もしダメージが通りにくくなっていても、一応1マナ重たい「疫病のとげ刺し」として仕事はしてくれるわけだし、むしろ「絶対に通したくない感染クリーチャー」というのはクリーチャー陣営にプレッシャーを与える任務の方が大きいかもしれない。「闊歩するものの装具」でいきなり2枚ディスカード狙いとか、なかなか鬼畜でいいんじゃないでしょうか。 PR |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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