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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱクるところにはクる、第2話。世間的には1話での鬱っぽい展開からの感動感想が多かったんですが、私の場合は、なんか2話の方が涙腺に来ました。これは見入ってしまうなぁ。

 超平和バスターズ最後の1人、ぽっぽ。他の面々が鬱々と悩みやしがらみを抱える中、1人だけ完全お気楽な彼の登場により、前話までのどうしようもない空気はガラリと変わっていた。秘密基地で久し振りに出会った弟分の姿を見て、仁太はぽろっとめんまのことを話してしまうが、これを欠片も疑わずに丸呑みするのも、ぽっぽの凄いところ。そのまま二人で「めんまの望みとは?」という難題を考え、その結果として、1本のゲームのレアキャラが心残りなのではないか、という答えに行き着く。そして、そのままゲームショップでアルバイトをしていた鳴子も巻き込み、久しぶりに集まった3人で、童心に返ってゲームに挑むことに。最終目的を果たした後もめんまには何の変化も無かったが、3人が3人とも「久し振りに楽しかった」と笑顔を見せたのだった。

 

 ぽっぽの登場のおかげで、主人公の仁太が持つくら〜い雰囲気はかなり緩和され、ついでに物語も無理矢理回り始めた。みんながみんな「大人になる」という現象がマイナス方向の力を持ちながらも、「大人になりきれない」仁太が情けない身の上なので、誰もが「大人になれないこと」を罪悪だと思ってしまう状況の中、ぽっぽはポジティブな意味合いを持ちながら「大人になりきらない」人物。奔放な彼の人生観を見ていれば、仁太の失敗も、そしてそれを敬遠する周りの仲間達の態度も、どこか滑稽なものに見えてくるのだ。

 そして、そんなぽっぽの力で最初に歩み寄ることが出来たのは、ずっと仁太のことを気にかけていたツンデレ少女、あなること鳴子であった。一度はゲームショップで仁太に出会い、更に自宅に押しかけてきた幼馴染み二人にも丸め込まれてしまう鳴子。流行を追う女子高生からすれば数年前に流行ったゲームをやるなんて馬鹿馬鹿しい提案には違いないが、昔の仲間達との交流は、案外悪くないものであると感じられたようだ。仁太への隠れた思いもあり、鳴子は、少しずつ素直になることが出来た。

 鳴子が案外早く打ち解けられたのは、仲間達の中でも、特にめんまに対しての強い想いがあったことも理由になるのだろう。幼い頃憧れた、「仁太が好意を寄せた」少女。そんなめんまのことが、羨ましくて、憎らしくて、それでも大好きで。知利子に一蹴されてしまったからこそ、そんな過去の想いはジクジクと漏れ出してしまっていた。そこに、ぽっぽが馬鹿正直にめんまの名前を出してくれたおかげで、彼女の想いを継ぐために、鳴子は動くことが出来た。思いの中心には仁太がいるのだろうが、それを形にしてくれたのはめんまである。ラストシーンでは、ゲームを攻略するために2人がハードを専用コネクタで繋ぐシーンがあるのだが、「ゲーム機を繋ぐ」ことが端的な二人の繋がりを象徴しており、仁太がそこで何気なく読み上げた「友達と交換」というフレーズが、鳴子にはとても大切に聞こえる。どれだけ時が経とうと、どれだけ強くあたろうと、仁太の中で、鳴子はずっと「友達」のままであった。

 今回のエピソードで、無事に鳴子は「こちら側」に加わってくれそうである。問題となるのは、残された優等生2人組。その温度差は今回「鳴子と知利子」、「ぽっぽとゆきあつ」という2人の関係性で表示されている。「死者からの依頼」というあまりに馬鹿げたミッションのために、幼馴染み達は、再び集うことが出来るのであろうか。

 それにしても……「懐かしさ」という1つの現象を表示するためのツールが色々と酷くて楽しい。「のけぞりモンスター」、略してノケモンなんかは非常に重要なツールなので笑って許せるが、最初にぽっぽが言ったサインの有名人、一瞬聞き間違いかと思ったら、やっぱりあの「ですよ。」なのか。うわぁ……時期的に微妙すぎね? 超平和バスターズが活動してたのが小学校低学年とすると、今から6〜8年くらい前ってことになるだろ。……一応つじつまは合うのか? ポケモンはあんまり詳しくないけど、金銀っていつ頃? ボーボボは連載が2001年から2007年らしいから大丈夫だな。何このチョイス! 岡田麿里のネタ選びが絶妙過ぎてどう突っ込んで良いかわからんわ! 確かに友達のうちでボーボボ見付けたら何となく読みそうな気がするしな! ラブベリーとかムシキングとかボーボボとか、律儀にとっておいてる鳴子が本当に可愛いな。今回のお話でも、やっぱり鳴子が一番素敵でした。

 ほんと、他の作品では絶対に刺激されない妙なところにザクザク刺さってくるこの作品。話の中身が少し上向きになったおかげで、逆に前回よりもしんみりして、すごく感情移入してしまいました。エンディング画面では本当に泣きそうになったり。なんだろうなぁ、あのエンディングはずるい……個人的に、ボロボロ泣きたい時には「とらドラ!」16話を見るようにしているので(もしくは「けいおん!!」20話)、今回も長井監督にしてやられそうなのはおっかないです。

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