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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ」 ―→6

 実はちょっと前に完結していたのだが、変則的な放送スケジュールのせいで捕捉にちょっと手間取ってしまった。この度無事に視聴できたので、微妙なタイミングでのゴールイン。

 個人的に一番感心したというか、納得したのは、1話目時点で「作った奴は何考えてたんだよ」と慄いたエンディングの映像が、全部観終わった後で改めて鑑賞すると「これしかないわ……」みたいな仕上がりだったこと。90秒間エンドレスでエロコスフレイヤさんを映し続ける映像、狂気の沙汰でしかないんだけど、結局一連の顛末はフレイヤさんの狂気の沙汰だったので。

 というわけで、今期は「VSフレイヤ戦、完全決着」という節目のエピソード。いや、多分Ⅲ期もⅣ期もそれなりに「節目」感はあったのかもしれないが、作品の初っ端からず〜〜〜っと登場し続けていたフレイヤさんとの因縁を片付けるお話はやはり特別だ。ここを一旦の着地点と認識するのは当たり前のことだし、それに相応しい仕上がりだったと思う。なろう小説群の中で取り立てて評価している作品というわけではないのだが、ここまでの話の広がりと、フレイヤという1つの執念を描いたその筆致は評価する必要がある。元々「神と人」が混在しているこの作品世界はどこかいびつなものを感じていたのだが、そのいびつさにきちんと意味を持たせ、納得いく形で「神と人の物語」の1つに終止符を打ったというそれだけで満足いくものだ。まぁ、単に頭のおかしな日笠が好きだったという話もあるが。

 愛の女神たるフレイヤにあれだけ執着されるというのは単なる人の子であるベルには荷が重すぎる部分もあっただろうが、4期にも渡る長大なダンまちサーガを経て、ベルくんもそれなりに権利を有するレベルになっている。むしろここまで主人公が真っ直ぐに成長してレベルアップしているなろう作品なんてものは他に類を見ないくらいであり、ぼちぼち「神の座」とぶつかり合っても問題ないインフレ具合にはなっている(それでもなお、決め技はファイアボルトだ)。強固なフレイヤ軍との対決は「フレイヤVSその他大勢」でようやくバランスが取れるレベルだったというのも説得力はある。そしてそのチームフレイヤの中でのドラマも一筋縄で行くものではなく、ここでも「神と人」の悲喜交々のドラマが確認できる。きちんとフレイヤ(シル)というキャラを打ち立ててから、その周囲の物語を紡いでいるのでキャラの多さに比してそこまでとっ散らかった印象もない。挙句、ベル・クラネルという男は神としてはヘスティアを崇拝し、人としてはヴァレン某に憧れ続けてるもんだから、人(シル)としても、神(フレイヤ)としても真っ向からフッちゃう理由も成立している。普通に考えたらたかが人の子がなんでこの状況でうだうだ言ってんねん、という印象になりそうなものだが、「ベルくんはそりゃしょうがない」という恋愛ドラマとしての納得感もあるのである。まぁ、それにしたって贅沢な話ではありますが。

 最後のキーパーソンがちゃんとリリ・ヴェルフだったり、とっ散らかったバトル展開の中でも締めるところは締めてくれているし、今回はダンジョンの外のお話だったおかげで紐神様にもそこそこ出番があった。見たいものは一通り見せてもらえたお話でした。

 多分原作はここで終わったわけではなかろうから、このままだと数年後にⅥ期もありそうな気がするが……まぁ、ダンジョン作ればいくらでも潜れる話だからなぁ。

 
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