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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ガチムチ成人男性をめぐってロリとショタが争う三角関係、第12話。こういうとだいぶ爛れた人間関係のように見えますが、単に子供たちが無邪気に大人に懐いているだけなので事件性はありません。あるとしたら受け手の脳内に問題があるだけです。

 まさかの司のターン。文字通りにターン。そりゃもう、なろう主人公かってくらいに周りから大絶賛の司先生の演技。どうやら彼がデキる奴だってのは本当のことだったようだ。まぁ、彼の経歴から「なんでそんな人がろくに実績も残せなかったんだろう」という疑問が完全に解消されたわけではないのだが、きちんとやれることをやって現在に至った男だということは証明された。特に高峰先生からの信頼は厚く、どうせだったら2人が活躍したアイスダンス時代の映像ももっと見てみたかったもんである。残念ながら高峰先生は「当時のようには滑れない」と言っているので、今後の共演は多分ないんだろうけど、どこかで思い出話でも出てくればいいですね。

 理凰が滑る予定だったプログラムを再現しただけなので演技としてはそこまで超難度の技があったわけではないのだろうが、それだけに細かい部分にまで意識が行き渡り、演じる側も見る側も充実した時間に。特に理凰に与えた衝撃は大きく、有無を言わさず実力でねじ伏せる結果となった。これが単に「大人が実力を見せつけただけ」だとするならあんまり褒められたものではないのかもしれないが、理凰にとって司の演技が特別だったのは、その背後に夜鷹純の影が見えてしまったからだろう。自分は夜鷹という才能、そしてヒカルという才能のあまりの眩しさに挫けてしまったが、目の前で滑っていた司は、同じものを見て、同じものを目指した過去が如実に演技に表れているのに、今なお決して挫けることなく、夜鷹の影を乗り越えてその上を目指そうとしている。そんな司の生き様が見えてしまったからこそ、理凰はついに折れたのである。

 そしてデレ始めた理凰くんは……普通に可愛かった。今作のとても良いところは「子供」の描写から全く逃げていないところで、一人の人間として尊重し、立派な人格を子供に見出すことは前提としながらも、やっぱり子供は子供なので年相応の可愛らしさや憎らしさ、面倒臭さもしっかり味わいとして残っていること。今回のいのりちゃんのあれこれはほんとに「めんどくさい女の子」だったし、ミケの奔放な振る舞いや口の悪さなどは大人だったら叱ってやらにゃならんくらいに太々しい。そして理凰に関しても、これまでの態度は色々と抱えていたものがあったからこそ司も見守ってきたわけだが、1つ呪いが解ければ年相応の素直な姿も見せてくれる。大人が見守るべきは子供の成長。いかに「教育」が大変か、そして伝わったときにいかに達成感があるか。そんなことを教えてくれる作品なのだ。

 そしてそんな「成長」の権化であるいのりちゃん。この度はバレエという新しい練習の軸が導入され、これまで苦しんできた「遅れ」に更なる要素が追加。当然のようについていく周りの面々を見て挫けそうにもなったが、「遅れ」は見つかれば見つかるほどに、彼女にとっては加速する要素が増えるのと同義。だからこそ「追いついちゃったら少し寂しい」とも漏らすのである。

 ここから先は対等な勝負。結束いのりという才能はどこまで輝けるのか。

 
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