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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。」 5→4

 タイトルを1話目で回収しちゃってるから残りの11話が蛇足、それを出オチ作品という。いや、オチも弱いんだけどさ。

 ラノベ的なお約束をただ守り続けただけの作品だ。アニメ的な落ち度はほぼゼロで、作画は安定、キャラデザも嫌いじゃないし、コロコロしたデフォルメを多用する演出もそれなりに好みの方向性。試聴を阻害する要因は一切無かったのだが……それでも特に惹かれることがなかったシナリオライン。つまり出オチの「オチ」の部分ですでに負けていた感がある。いや、別に「結婚」という設定が悪かったわけじゃないんだ。そんなとこで差をつけられるとも思っていないし、今作の設定が取り立てて無茶なものだったり、鼻につくものだったりもしない。じゃぁなんで響かなかったかというと……ヒロインの性格がな……。なんかね、「ツンデレ」を履き違えすぎてませんかね? ツンデレと、それに付随する「暴力ヒロイン」が現代の潮流に乗っていないなんて話はちょこちょこ出てくるものだが、私個人としてはツンデレにはツンデレの良さがあり、それって別に時代に影響されるようなものでもないと思っている。たまたま2000年代初頭にその属性に名前が付けられて、釘宮ボイスが乗ったから時代の象徴みたいに扱われているが、現代アニメにだって立派なツンデレはたくさんいるだろうし、キャラが受け入れられる土壌もたっぷりある。「ツンデレは時代を越える」のである。

 しかし、それはもちろんツンデレの質が保証されていればこそ。今作のヒロインはツンだとかデレだとかいう以前に、そもそも「バカ」なのである。ツンツンするにしても、そこにきちんと読み取れる心情があり、素直になれない裏返しの気持ちを受け入れられる余裕があればこそ、ツンデレは輝く。しかし、今作のヒロインは何かというとただ喚くだけで、反応がbotのように固定化されている。何を言っても見当違いの罵詈雑言が飛び出したり、過度な暴力を匂わせてテンパったり。別にそれが本心じゃないことは分かるのだが、それが行動にまで影響して、ただ理不尽を振り撒くだけの存在になったらそりゃぁ人気も共感も得られないだろう。そんな相手に耐えながらも尊重できる主人公はよっぽどの人格者ということになるが、副次的な被害としてこちらにも人間性が欠けたように見えてしまうという悪循環。「ツンデレのテンプレ」の誤ったコピーが、このような歪みを生み出してしまったのではなかろうか。

 まー、それもこれも全部ギャグであり、作風の1つだと飲み込んでしまえばいいのかもしれないが……最終回での親友との口論とか、ダイレクトな人格否定を先に持ち出したのはやっぱりヒロインの方だったんだよな……口が悪いで済まされないレベルの失言の連続に、ちょっと忍耐がついていけませんでした。ふつーに巨乳ギャルとくっついた方がよっぽど幸せだよなぁ。政略結婚は悲劇しか生まないというのが今作の教訓なのだ(国語のテストなら0点の答案)。

 
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