最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
くぎゅううううううううううううううぅううううぅぅぅぅぅ!!! 世に声優数あれど、「病」と称されたのはこの人くらいではなかろうか。病巣の女王。釘宮理恵の登場だ。ブログ内では「釘宮」呼びと「くぎゅ」呼びで半々くらいだが、もはや「釘宮」という単語は声優とかタレントじゃなくて、現象を指す名詞になりつつあるのだよな……さぁ、オペを始めよう。
・馴れ初め 若い世代の方にはおそらく釘宮ネイティブ(生まれつき釘宮環境に囲まれて育ち、釘宮ボイスを摂取することが当たり前の世代)の方も多いことだろう。おっちゃんもアニメオタクになったタイミングと釘宮出現のタイミングがだいたい重なるのだが、一応「釘宮以前」の世界を生きていた人間ではある。そのため、罹患の時期は割とはっきりしている。 忘れることなどできないファーストコンタクトは、アニメ作品としてはややマイナー作品に入るのだろうか、「ぴたテン」というコゲどんぼ作品である。確か放送はニチアサだったと思うが、「沢城みゆきがショタで主人公」というのが気になって見始めた作品だったはずだが、そのサブキャラ、植松小星ちゃんが私の初釘宮だった。寝起きのぼんやりした頭で見初めたアニメ、この頃はまだ「沢城みゆきのショタはなんか違和感あるなー」とか思って見てたし、「萌え全開のメインヒロインに田村ゆかりとはなかなか洒落臭いなー」とか思って視聴していたわけだが(田村ゆかりの項参照)、そんな中に登場した幼馴染キャラの声を聞き……二度見ならぬ二度聞きした気がする。「ん? 今なんか変な声が通り過ぎなかったか?」と。 初めてくぎゅボイスを体内に摂取した人類は、それを異音だと認識する可能性が高い。「なんか変な音がした」と思い、そこに明確な免疫反応が出る。しかしそれこそが釘宮病の根深いところで、もう一度聞いてしまえば、二重の極みみたいな仕組みで(?)間断なく二発目が叩き込まれ、「はぁ?」と思っているうちに体組織が破壊・再構成されてしまう。その後の病状については世に知られている通り。私の罹患もそりゃもう早かった。 もはや事実関係はうろ覚えだが、この「ぴたテン」と時を同じくして「十二国記」が放送開始。そして「十二国記」は遅れて第2章に入ったところで釘宮ショタボイスという地獄のキャラ・泰麒が現れる。アナフィラキシーショック、相手は死ぬ。確かその後私はレンタルビデオで「りぜるまいん」を抑えに行った記憶があるな。「りぜるまいん」の何がまずいって、オープニングがくぎゅ歌唱なのである。くぎゅってさ、別に歌が上手いわけじゃないんだよ。だが、それがむしろな……。 私の病歴は以上です。
・良きところ しかし、こうして改めて釘宮のことに想いを馳せると、彼女がここまで特権的な立場に立ち、歴史に名を残したというのも不思議なものである。当企画でもこれまで何人かの「変な声」枠は紹介してきた。その筆頭は井澤詩織だし、ちょっと路線が違って久野美咲、直近だと藤井ゆきよも変な声で一世を風靡した名物声優である。しかし彼女たちは「病原」とまでは言われなかった(いや、久野ちゃんはその域かもしれんが)。釘宮ボイスがそれらの数々の伝説を凌ぐほどの圧倒的なものであるのか、それとも単に時流が彼女をそこまで担ぎ上げたのか。 ……答えとしては両方の要因があるとは思う。先に後者の話からしていくと、当然「釘宮史」を紐解いた歴史書にはシャナの名前が刻まれ、注釈からルイズへと文献は伸びていく。「ツンデレの歴史」が「釘宮の歴史」と重なり合い、共鳴した波長が振幅を一気に引き上げた。ゼロ年代の中盤、確実に「くぎゅボイスとツンデレの時代」があり、そこから一気に被害者が増えたのは事実だろう。 しかし、だとしてシャナをやったのが釘宮以外の声優だったら、ここまでの惨劇にはならなかったとは思うのだ。やはりこの歴史の動乱の中に、「釘宮オリジナル」の爆心地がある。それはもう、「釘宮ボイスだから」という他ない、天の配剤があるだけなのだ。 不思議なもんだよねぇ。釘宮ボイスって、絶対に「綺麗な声」の枠ではないと思うんだよ。大胆に「濁って」いるのも特徴だし、高音は高音だが、決してアイドル的な素直な魅力ではないはず。だが、それ故に他者との差別化がはっきり成されており、一度「ツンデレ釘宮」の融和を受け入れてしまえば、そのあまりの噛み合わせの気持ちよさに他の声が必要なくなるほどの依存性を見せる。釘宮が先か、ツンデレが先か。それはもう哲学の問題だ。 もちろんツンデレだけで終わるのならこんなに簡単な話もない。詳しくは後述するが、釘宮ボイスの用例はショタパターンを筆頭に多岐にわたる。近年ではさらに歳を重ねたことにより「母親くぎゅ」までが観測され始め、もはや手がつけられない。そして恐ろしいことに、「歳を重ねて幅を広げた」はずなのに、最初期から多数の人命を奪ってきた元祖釘宮流は一切曇ることなく、いつでもその切先が突きつけられる状態にある。元が純然たるクリアボイスではなかったこともあり、彼女の声質は加齢の影響を受けづらく、それ故に、早く罹って長く効く、無限地獄が繰り広げられるのである。 釘宮ネイティブ世代はどうなのだろう。もはや免役があるから病気としては認識されてすらいないのか。コロナが5種に変化したように、釘宮病も時代とともに対応が変わってくる。コロナとの最大の違いは、罹患者たちはいつでもパンデミックを待ち望んでいるということだけだ。
・お勧めキャラ3選(どれだけ上げても1つの概念なので1(Just one)です。)
・「ぴたテン」より「植松小星」 上では単なる導入として紹介したが、この小星ちゃん、実は最初期の釘宮用例にしてすでに完成形。気になる人は画像検索とかでググってほしいが、ふつーに可愛い。そして幼馴染(やや)ツンデレロリっ子。本当にデビューまもないくぎゅをここに充てたことの罪は深い。
・「十二国記」より「泰麒」 ショタ釘のファーストコンタクト。しかもこの泰麒の設定が非常に厄介で、第1部の麒麟(CVは子安)が頼りになる兄貴的存在だったのに対し、2部の麒麟であるくぎゅはショタな上に自分のことがさっぱり分からないという庇護対象なのである。その結末は……あとは作品を観てくれ。
・「鋼の錬金術師」より「アルフォンス・エルリック」 ショタ釘といえばやっぱりここ。ただ、私は実はあんまりハガレンフォロワーじゃないので知ったかで名前をあげてるだけだったりする。でも、あのいかつい鎧姿で、がっつり加工されたボイスにも関わらず迷わずくぎゅなのはやっぱすげぇよ。
・「マリア様がみてる」シリーズより「松平瞳子」 登場がやや遅いので初期アニメではそこまで影響を与えないのだが、冷静に考えるとツインテドリル釘宮ってこの辺がオリジンか? クソ生意気でいじめたくなる釘宮もいいものだ。
・「灼眼のシャナ」シリーズより「シャナ」 歴史の起点。日野釘の起点でもある。面倒なので以下ルイズとかナギとかアリアは省略します。
・「銀魂」シリーズより「神楽」 これも衝撃でしたよね。あの口調、あのキャラにまさか釘宮ボイスが綺麗に収まるとは……ここで強い強いコネクションができた杉田・阪口両名との絆もほんとにアツいのよね。個人的には銀魂の現場のくぎゅが一番活き活きしてる気がする。
・「うたわれるもの」シリーズより「カミュ」 釘宮ボイスを神話の中で「うたわれる」ものにしたらどうなるか。答え・禁忌の最強存在になってしまうので取り扱い注意。
・「ぽてまよ」より「春日乃ねね」 ダウナー系毒舌くぎゅという新規軸。「くぎゅに罵られたい」という人類の欲望を別軸から叶えてくれる幸せ。
・「THE IDOLM@STER」シリーズより「水瀬伊織」 でちょ!? アイマスもどこまで先を読んでくぎゅを囲い込んだんでしょうね。そりゃマスターピースではあるが、その後ライブ出演がなかなか叶わないとかいう弊害もあり……。プラマイで行ったら振り切れプラスかぁ。
・「47都道府犬」より「熊本犬」 あ、ごめんなさい、癖(へき)です。紹介せずにはいられないんです。でも熊本ほんと可愛いからね。今作では当たり前だけどあまりに贅沢な使い捨て釘宮ボイス(後にも先にもこの30秒しか登場してない)
・「ドキドキ!プリキュア」より「円亜久里/キュアエース」 そりゃもう愛の切り札よ。とんでもねぇメスガキだよ。くぎゅを追加戦士で使っちゃうあたりがプリキュアの罪なところでね。まぁ、同じような事例は沢城・水瀬・日高など無限にあるんですが。
・「Selector infected WIXOSS」より「ウリス(浦添伊緒奈)」 最悪の釘宮をどうぞ。元々声が「綺麗」なわけじゃないからさ、悪役にした時もすんなり暴虐が映えるのも強い武器の1つなのよね。
・「楽園追放 -Expelled from Paradise-」より「アンジェラ・バルザック」 いまだにこの作品は「くぎゅヒロインに頑張ってほしい」というモチベで作られたと信じている。世界を作れるだけの声の力がある。
・「ユリ熊嵐」より「みるん」 みるん王子のエピソードは単品でも泣けるのでおすすめです。
・「どうしても干支にはいりたい」より「ネズミ」 私はこのシリーズが好きすぎるな。ネズミの純愛……というか偏愛? がやばい具合に刺さります。病んでるのに病んでない感じが実に病んでる。
・「ミュークルドリーミー」シリーズより「ゆに」 マイベストくぎゅの1つ。ケモらしさ、愛らしさ、そして誠実さ。ほんとに可愛んだから。
・「シャドーハウス」より「バーバラ/バービー」 苦労人くぎゅ。「生まれながらに持ってしまった望まぬ才能」の発露、これもまた釘宮的キャラ造形と言える。作中でも屈指の苦労人にして、善い人。
・「江戸前エルフ」より「ヨルデリラ・リラ・フェノメネア」 西のエルフ。くぎゅは厳密には大阪生まれらしいですよ。関西弁の背伸びロリババア最高だよ。これにて全エルフコンプリート。アニメ2期があればパンニャにもCVがつくんだろうけどなぁ(その際には岩手出身のどこぞの神をキャスティングしてほしいと思っている)。
・「烏は主を選ばない」より「白珠」 白珠様も苦労人だったけど頑張った。この世間擦れしてない感じとひたむきさもくぎゅボイスの良いところが出ている。
・「黒執事 -緑の魔女編-」より「ジークリンデ・サリヴァン」 せっかくなので直近の作品からも。この魔女、ロリのくせしてやたら話題が下世話である。
・「とらドラ!」より「逢坂大河」 私の中でのベスト釘を選べと言われると、やっぱり大河になっちゃうんだよなぁ。単なるロリでもツンデレでもない、この声で、この道で生きると決めた信念が宿っている。手乗りくぎゅが欲しいです。
くぎゅの場合はこれまでの何名かと違って「あまりにも歴史的に語られすぎてあんま追記することがない」という珍しい感覚でした。
・関連リンク集 selector spread WIXOSS Episode7「あの嘘は傷跡」 ○映画「楽園追放 Expelled from Pradise」 シャドーハウス 2nd Season 第2話 「最高の“星つき”」 勇気爆発バーンブレイバーン 第12話「勇気爆発の、その先へ!!」
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