最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
5月のトリを務めるのは若手の急先鋒、長谷川育美だ。いや、年齢非公表ですけどね。ほんで当企画の中で特別若い方というわけでもないですけどね。単に私が注目し始めたのがここ数年だから「若手」という認識なだけです。今回はそういうお話です。呼び方はさっぱり決まってないので「長谷川」って味気ない呼び方しかできません。
・馴れ初め 今回のお話はこの馴れ初めに関わる部分でして、結論からいうと、「やっぱ歳とるとアンテナ低くなっちゃうよなぁ」というお話。Wikiによれば、長谷川育美の声優としてのお仕事が記録されるのは2016年から。さらに2018年に所属事務所の(今は亡き)プロフィットで準所属となり、いわば正式に「職業声優」としての道を歩み始める。その間もちょいちょい端役での出演実績は重ねているようで、2018年にはモブとはいえ10本を超えるタイトルがクレジットされている。そこからも安定して毎年仕事をこなしていたのだが……。 ブログ上で彼女の名前が初登場するのは2021年のこと。「86-エイティシックス-」の新番チェックでついに主人公に抜擢された長谷川育美を取り上げて「期待してるで」と投げているだけで、そこまで認識しているとも言い難い。その時の記述も手掛かりに記憶を掘り起こすと、実際に彼女の名前を認識したのは「弱キャラ友崎くん」のみみみ役だったようだ。 まぁ、そんなもんですよね。1000人を超える人材が蠢いているという現代声優業界。いちいちモブまで出演声優をチェックして記憶なんてしないわけで、主役や、せめてレギュラーキャラあたりに出てきて初めてその名前を覚えるというのが普通の声優オタクのスタンスだろう。そうして私は長谷川育美と出会ったのである。 でもさ〜〜〜〜〜、もうちょっと頑張りたいんだよ。もっとさ、こう、出番が少ない時からしっかりと耳を澄ませておいてさ、「モブの中にひかる人材がいましたなぁ」みたいなことが言いたいんだよ。実際、昔はそうして端役の中からもある程度は気になる新人をチェックしたりもできていた気がするんだけど……最近そういう事例はめっきり減ってしまって、彼女のように主役として登場してからようやく「ほうほう、どんな子なんだい?」と居住まいを正す。いや、別にそれでいいんだけどさぁ……。 こと長谷川育美に関しては、そうして出会ってから惹かれるまでの期間がかなり短く、「この子、大したタマやないか」と思ったわけなんですが、本来ならその「大したタマやないですか」は彼女がモブで声を出していた時だって可能だったはずなんですよ。それができなくなっているのは、私の老化、アニメとの向き合い方の変化が原因なわけで、なんかこぅ、新鮮さを持って取り組めなくなっているなぁ、と思うわけです。 しょうがないんだけどね。こればかりはもうね。ただ、それを受け入れて諦めてしまっては、あとはただただおいぼれていくばかりなので、長谷川育美の活躍を見るにつけ、「もっと真剣に向き合うべきだ」と自戒するきっかけにしているわけです。そこのあなた、「こいつはどこに向かおうとしているんだ?」とか思ってるでしょ。私が一番思ってますよ。
・良きところ こうして声優の紹介記事のフリをして隙あらば自分語りをしていくのもオタクのスタイルですよね。閑話休題で長谷川育美について触れよう。 でも、改めて「彼女に気付いてから短期間で気にいちゃった理由」を考えようとすると結構難しい。私の中で時期的な関係もあって鈴代紗弓とかなり近いポジションにおいてるんですが(どこぞのバンドの影響もあるだろうが)、「エネルギー型」に分類している鈴代に比べると、長谷川育美はエネルギーのパラメーターにさらに「技巧」の数値もかなり高いプラスにいる。実際、第一印象を持ったみみみであれば「エネルギー」の要素は強いが、座長としての責任を全うした「86」のレーナはもっとじっとりと、丁寧に感情を追って呼吸をつけていく必要があったキャラ。何か特別際立ったプランが求められるわけではないが、それだけに技量を発揮しづらいスタンスでもあったはず。ここでしっかり存在感を印象付けられたあたり、もしかしたらタイプとしては種﨑タイプ(要は天才タイプ)に近いのかもしれない。「長谷川育美ならこういう役!」というフォーマットを定めずにハマるところに全部適合させていき、その上で役に溶けきるでもなく「これは長谷川育美ですわ」という足跡も刻む。そうした排反する二項を同時に立てていける役者ってのは、やはり貴重なのですよ。今後何年かは、常に業界の中心に居座り続ける人材なのではなかろうか。
・お勧めキャラ3選(流石に4年程度なら絞れますよ)
・「弱キャラ友崎くん」より「七海みなみ(みみみ)」 というわけでやっぱりみみみからスタートするかな。「友崎くん」はどうしてもメインヒロインのひーちゃんの方に目が行きがちだが、日南がぶっ壊れているからこそ、より馴染みやすく、安寧が得られるみみみの存在感が際立っていく。ここで上がった好感度がそのまま彼女のキャリアを底上げしてる感がある。
・「86 -エイティシックス-」より「ヴラディレーナ・ミリーゼ」 上述の通り、このレーナを2クールに渡って演じ切ったことで、長谷川育美という存在が確立した。お話の性質上、何かアクの強い演技を飛ばせば成立するってもんじゃないキャラだし、感情の大きな揺れ動きを彼女の凛としたキャラをブラさずに出しきる必要があった。この辺りのプランニングをしっかりと持ち、作品に応えてみせたからこそ、私の中でようやく彼女を「拾えた」のだから感謝せねばなるまい。
・「恋は世界征服のあとで」より「禍原デス美」 現時点では一番可愛い長谷川キャラ。デス美さんが可愛かったからこそ成立した作品。こんなにもシンプルで阿漕な萌えにももちろんチューニングは余裕です。多分、現代の若手女性声優からしたら必修科目なんだろうけど……基礎科目で満点取れる人間が結局は勝つんだから。
・「ぼっち・ざ・ろっく!」より「喜多郁代」 まぁ、喜多ちゃんですよね。正直、ここまでのキャリアの流れから喜多ちゃんにいくのも結構なジャンプが必要だった気もするんですけどね。メインボーカルとしてセンターに立たせ、常に作品を牽引する2人目の主人公として白羽の矢を立てた制作側の慧眼もさすがですな。青山吉能との絡みは、なんだかこの声優業界の悲喜交々を内包している感があります。
・「真夜中ぱんチ」より「真咲」 この声が出せるんですよ。というか、この声が一番地声に近いし、なんなら本人に近い役だった気もするんですが……真咲に引っ張られすぎかもしれないが、私の中で長谷川育美の魅力の根底には、何かしら「地下を流れる澱んだ水脈」みたいなものを感じるんですよね。いや、彼女の人生について1ミリも知らんが……なんかね、豪放な中に潜んだ執念みたいなものを感じるんですよね。もしかしたらそれがレーナみたいな「暗い」役にフィットした理由なのかしら。
・「ワールドダイスター」より「静香」 ということで、現時点で私の中の長谷川育美を一番体現しているのは、この「演じるということへの執念が生み出した幻影」である静香だと思っています。「陽の長谷川」は喜多ちゃんで一通り通過したので、どっかの作品であり得ないぐらいダウナーに落ち続ける「陰の長谷川」を徹底的に掘り下げてほしい。
またどこかで鈴代紗弓とぶつかり合えば、そこに何かしらの役者の業みたいなものが見えるかもしれん。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |