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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 節目のライブ、第9話。流石に今回のライブについては記事立てしておく必要があるわね。

 まぁ予定調和っちゃぁ予定調和の展開ではあるんですよ。私は原作をここまで追ってなかった身だけれど、今回の要素に意外な部分はあんまり無い。唯一予測がつかずに気になっていたのは今回のライブでのティナの処遇の部分だけだったのだが、「りりさが覚醒する前に一回頑張ってもらって不問とする」というのは、今後の伸び代を残した無難な決着だろう。どう考えても実力的には場違いではあるのだが、そっちを気にしてしまうと一番大事なりりさVSシロの対決がなおざりになってしまう。演奏する曲を何曲かで区切ることにより、「ハイ、ここまででティナの問題は一旦解決ね」と線引きするのはちょっとズルいけどしょうがない落とし前である。

 というわけで、今回のライブのメインステージは当然りりさに回ってくる。ここをどう描くか、どれだけ説得力を持ってみせるかがわざわざアニメ化したスタッフの責任がかかってくるところで、特に「インストバンドである」という地味さは作品世界内でもビハインドになっていたが、アニメ演出的にも不利な点は多い要素だろう。正直、これまでの旧校舎での演奏シーンについては、CGの多少の浮つきもあってそこまで真に迫ったものにはなりきってなかったのだが……。

 個人的にはいいライブだったと思います。徹底してりりさにスポットを当て、彼女のモノローグと大げさすぎるプレイスタイルを見せることで引き込むデザインはインストバンドだからこそできる芸当だし、一応はCGモーションも維持しつつ、胡散臭いまでのエフェクトをぶつけることで「ロックな」感情の噴出を見せる画面作りは思いの外成立している。まぁ、ぶっちゃけわたしゃ素人なので音の良し悪しなんて厳密には分からんが、やはり前半と後半ではしっかり音を変えてきた感覚もあったし、それよりなにより、「聞かせたい音」よりも「見せたい画」ができていたと思うのだ。

 演出として見過ごせないのはやはり音羽の活躍。ステージ上でどんどん落ち込み、存在全てを否定されるようなどん底まで追い込まれたりりさ。彼女に対して「勝つ演奏じゃなくて自分が楽しくて気持ちよくなる演奏を」というメッセージを伝えるという、これまでの流れからしたらあまりにもベタベタで意外性のない展開なのだが、あのありえない衣装でもへろっと着られちゃう音羽のクレイジーマインドがドラムサウンドに乗せられ、しっかりと「2人の関係性の物語」が浮かんでくる。ステージ上なので罵詈雑言を吐いたり中指立てたりはしないが、その分余計に「2人の中だけでぶつかり合う激情」みたいなものが引き立ち、いい具合のガールミーツガールを見せつけてくれた。はたからそれをサポートして全部が分かっちゃうシロのテイマーっぷりも、格を下げずに一歩引かせる動きになっていてちょうど良い。最終的に、ちゃんと満足できる1本のステージングになっていたんじゃなかろうか。

 懸念があるとしたら、現段階でこのライブ、この演出を見せてしまったら、もうこのバンドに(少なくともアニメ的な)伸び代はもうないんじゃないかって部分なのだが……そこをティナが盛り上げてくれるのかしら。どうなのかしら。

 
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