最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
この子は「ここちゃん」という呼ばれ方が一般的。ラジオとかでもだいたいそう呼ばれてるイメージだけど、残念ながら私はそんな呼び方したことないので最終的には「小原」と呼ぶ以外にない。厳密に言えば「こはら」姓だと被る人物もいるんですが(「おはら」も加えるともう一人増えるが)、まぁ、そこはご容赦。
・馴れ初め さて、ここまで60人以上の声優を取り上げてきた当企画、毎回「何書いたらええねん」と文句を言うところから始まっており、冷静に考えたら100人分の声優についていちいち違うこと書くの無理だろ、という「企画スタート前に気づけ」な事実に四苦八苦しているのだが、小原の場合にはまた他とは違った悩みがある。それは、過去に彼女についてだいぶ筆を割いてしまったことがあり、何を書こうともだいたいそれと被ってしまうのだ。……まぁ、5年以上前の記事だし、別にえぇか。内容が重複するのは気にせず、改めてここで声優・小原好美のことを考えてみよう。 というわけで、出会いは当然彼女の主役デビュー作となる「月がきれい」。ただ、こちらは作品自体がかなり渋めのテイストだったこともあり、申し訳ないことにそこまで強く印象に残っているわけではない。悪い作品じゃなかったはずなんだけど、途中で視聴がなおざりになってしまったのかしら。ということは、しっかりと小原ボイスに向き合ったのはやはり「魔法陣グルグル」ということになるだろうか。リメイク作品の中では比較的評価の高かった作品だと思うが、こちらの作品が受け入れられた要因の1つに、ククリのぽわぽわボイスを小原が見事に演じてくれたことを取り上げてもあながち間違いではないだろう。 小原ボイスはアクの強いキャラが多い印象があるが実際には抑えればかなりナチュラルなトーンでそっと脇に控えることが可能で、デビュー後からも実は結構な比率でモブ・サブキャラを担当している。ロリをベースにそのままマイルド路線で行けるかと思ったところに「あそびあそばせ」という呪詛のような作品と正面衝突してしまいどこかで歯車が狂い、そしてたどり着くのがショキノチカ。人生は一期一会とは申しますが、そこから魔族へと転げ落ちていく一本道は、何かしらの運命の悪戯を感じずにはいられませんね。
・良きところ まぁ、やっぱりアクの強い役の方が見てて楽しいんですけどね! 藤原書記、そしてシャミ子と繋がってしまった地獄のチェーン。ここで小原ボイスの業界的評価は一度固まったと思われる。ぽわぽわな中に潜む一縷の狂気。いや、それは彼女の根っからの真面目さが生み出す「声質との不和」なのかもしれないが、世にいう「可愛さ余って」の極みみたいな存在である。余った可愛さが憎らしさに振り切れる場合もあれば、それがチョロさや切実さにつながる場合もあるだろう。ぽわぽわトーンを受け入れてしまってフッと弛緩したところになんらかの致命傷を叩き込まれる、ナチュラルに二重の極みみたいな仕事ぶりである。 声質は明らかに「高音・柔らかめ」でいわゆるアニメ声に分類されるタイプだとは思うのだが、なんだろう、茅野・石見路線なんかとは全然違う「抜け」みたいな要素が彼女の最大の魅力。どれだけ真剣に声を張り上げても脇にちょっと隙を残してますよ、みたいな盛大な誘い受けボイスだ。その無情な戦略によって哀れなオタクはフラフラと彼女の懐に飛び込んでしまい、手痛い二撃目をダイレクトに浴びてしまう。その埋没感の深さとダメージ量の絶対値。なんかもう、1人で全てを完結させてしまえる「独り舞台」な声である。 あとはまぁ、上にリンクを貼っている彼女の単独イベントで見てしまったまっすぐな彼女の姿勢はどうしても脳裏に焼き付いていますね。ほんとにね、しゃべりが「熱心」なんですよ。もちろんデビュー間もなかった彼女はライバルに打ち勝つために必死に自分を磨き続け、できることは全部やろうという気概に満ちていた時期でもあるのだろうが、本当に「それができる」からこそこの業界で生き残っていけるのだろうという気迫を感じた。私も所詮はチョロすぎるオタクですので、生で会って「体感」しちゃった声優については、ことさらに贔屓しちゃいたくなるのも致し方ないでしょう。そういう意味では、声優に会いにいくのはとても危険なことなのかもしれません。 ……今年あたり、久しぶりにどっかの学園祭行きたいな……。
・お勧めキャラ3選(以前の記事と差別化を図りたい)
・「魔法陣グルグル」より「ククリ」 流石にこのスタートポイントは外せないだろうよ。デビュー直後にこれだけの注目作で主役に抜擢されたことは、小原本人もさることながらこの才能を見出した製作陣の慧眼も評価したいところ。まー、オーディションテープで「ククリじゃん」ってなるのも納得ですけどね。
・「あそびあそばせ」より「野村香純」 ポッカリ空いた小原陥穽。落ちたねー、そりゃもう落ちたねー。今にして思うと小原に木野日菜・長江里加と3人並べてメインキャストに揃えたこの作品はかなり命知らずというか、頭のおかしな作品だったことが改めて確認できる。
・「かぐや様は告らせたい」シリーズより「藤原千花」 全世界を巻き込んだチカチカカタストロフ。本当にこの畜生キャラが好感度を(そこまで)下げずにメインヒロインをくっちゃう勢いでのさばってるの、なんかのバグだろ。
・「スター☆トゥインクルプリキュア」より「羽衣ララ/キュアミルキー」 この子はホワホワの中にも小原ボイスの「生真面目さ」が活きてるのが良いところですね。作品のメインヒロインはひかるだったけど、裏主人公はララでしたからね。ちなみに、最近見た「変身前の名前を言ったら即終了のプリキュアOPメドレー」でひたすらスイートをいじめてるのがなんかツボ。
・「とある科学の超電磁砲T」より「ドリー」 これはまぁ、食蜂さんのドラマの一部という扱いではあるんですが、この実験体の無垢さと切実さがあってこそだと思うんですよね。ロリはロリでも、本当に純粋培養のテイスト。
・「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」より「ロキシー・ミグルディア」 史上最もパンツへの言及が多いヒロイン。師匠のポジションって今作の気持ち悪さの核にもなっているのが悩ましいのだが、それでもギリ許されるのはロキシーの存在感を声が支えてくれているおかげなんじゃなかろうか。
・「映画大好きポンポさん」より「ポンポさん」 見過ごされがちだが、こんなところに小原ボイス。トリッキーな構造の今作はともすると世界そのものが不安定に見えかねないが、一番「嘘くさい」キャラであるはずのポンポさんをグッと引き立てることによってワンダーが加速する。
・「事情を知らない転校生がグイグイくる。」より「西村茜」 こちらの作品も「受け入れられない部分があるはずなのに許容されてしまう」という小原免罪符を最大限に振りかざした作品作り。「グルグル」で培った石上静香との連携も美しい。
・「嘆きの亡霊は引退したい」より「シトリー・スマート」 理不尽の権化という意味ではこれも反則技か。基本的に「頭悪そう」に回されがちな小原ボイスが生み出す稀代の天才錬金術師、そりゃ最悪にもなるだろ。
・「想星のアクエリオン Myth of Emotions」より「イチキサヨ/イチキハナ」 最終的にこの作品は小原ツインのことしか覚えてない。小原ボイスにヘラヘラ殺されたいっス。
・「まちカドまぞく」より「吉田優子/シャミ子」 どこまでいってもシャミ子の手のひらの上。このキャラを世に生み出せただけでも、小原ボイスに千金の価値があることは自明である。3期まだかなー。
噂によれば、この記事が上がった日がネトフリで「タコピーの原罪」が公開されてる日らしいです。あの内容をうえしゃまVS小原ボイスでやるのか……。
・関連リンク集 番組感想・Re:ゼロから始める異世界生活 3rd Season 襲撃編/反撃編 番組感想・想星のアクエリオン Myth of Emotions
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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