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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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5月27日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM

ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Metallica】→【Lionhall】→【Thraxi】→【Mei

 「新たなるファイレクシア」2回戦にして、いつもとちょっと違うメンバーのドラフト。毎回環境が変わる時に一瞬だけ首都圏から現れる流れ者を加え、更に開始時間が多少遅れたことでメンバーに変動があり、最年少プレイヤーと最年長プレイヤーがぶつかる、年の差ン才のゲーム。久し振りの6人戦である。

 この環境は、以前までが完全に固まったアーキタイプで動いていたおかげである程度分析のしやすいものだったこともあり、第3のエキスパンションが加わった影響もそれなりに積極的に議論がしやすい。そして、そんな中で必ず取りざたされるのが「感染は強くなったのか?」「環境の速度はどうなったのか?」という2つのポイント。現時点で我々の中では、前者の問いについては「あんまり変わってないし、許容出来る人数はむしろキツくなった印象すらある」。後者については「確実に遅くなった」である(もっとも、遅くなったのは「包囲戦」環境からだが)。そして、「新たなるファイレクシア」の最大の影響は? という問いに対しては、口を揃えて「マナマイアが減った」。……新しいカードにも触れてやれよ……



     LI AL TH SA ME MT

LI  ー  ◎  ×  ×  ×  ○  2ー3 3

AL  ×  ー  ×  ×  ◎  ◎  2ー3 4

TH  ○  ◎  ー  ×  ◎  ◎  4ー1 2

SA  ◎  ◎  ◎  ー  ○  ◎  5ー0 1

ME  ○  ×  ×  ×  ー  ◎  2ー3 5

MT  ×  ×  ×  ×  ×  ー  0ー5 6

 

1位 【Sangriter】 黒緑 <大群の功績 ヴィリジアンの堕落者 胆液爪のマイア>

 三つ子の魂百までとは申しますが、どれだけ環境が変わろうが、メンバーが替わろうが、その背に負った感染の業はそう簡単に挫けるものではない。久し振りの全勝優勝を飾った新世代感染デッキは、「強いというか、ずるい」という賛辞を浴びまくった。どこぞの分析で「実はNPHのコモンは緑と黒の感染コモンが枯渇しているので、黒緑感染はなかなか行きにくいアーキタイプ」という記事を見た気がするのだが、それでもこうしたデッキはちゃんと組めるのだ。過去の英傑「嚢胞抱え」も「死体の野犬」もいないが、「ぎらつかせのエルフ」「疫病のマイア」などは細かく毒カウンターを乗せようと早い段階で動き出すし、今回はあの「胆液爪のマイア」「伝染病のとげ刺し」の2マナコンビも揃った。そして、そこから毒カウンターを乗せに来る手段の阿漕なことといったら。サンプル1→小粒クリーチャーしかいないので完全に勝ったと思って油断していたら「ぎらつかせのエルフ」が「ミラディンの血気」で3/3になって「逆棘の戦具」握り締めて毒を7つのせてきた。(残りは「胆液の鼠」でどうにでもなった)。サンプル2→「侵害の魂喰い」が「逆棘の戦具」を握り締めて6/1アンブロッカブルで殴ってきたから快く通したら「汚れた一撃」で毒が突然7つ増え、次のターンに「ファイレクシアの愛撫」と言われてそれだけでゲームが終わった。……ひどい話やで。そう言えば、この男のコードネームは「Sangriter」である。あのアラーラ環境で、単に「茨団のヴィーアシーノ」に「サングライトのうねり」を使うだけで勝ちに来た男である。こんな三つ子の魂は嫌だ。

 

2位 【Thraxi】 白青 <磁器の軍団兵 ファイレクシアの解剖学者 剃刀のヒポグリフ>

 また2位か……勝ちきれないなぁ。今回は地味に「磁器の軍団兵」というスーパーコモンからのスタートだが、その後「忠実な軍勢の祭殿」「盲目の魂喰い」「縫合の僧侶」と恐ろしいスペックの白絡みがガンガン流れてきて、白が確定。ある程度金属術やビートを意識したデッキにしようという指針。2色目は「不気味な苦悩」が早めに引けた黒、「勝利の破壊」の赤が1パック目で候補に挙がるが、2パック目「ファイレクシアの解剖学者」が出たことで青に。白ベースで青はサポートの飛行ビートという、割と理想通りのデッキを組むことが出来た。「ヴィダルケンのセルターチ」「盲目の魂喰い」「ヴィダルケンの解剖学者」と3体ものタッパーを従え、「縫合の僧侶」が細かいダメージを刻み、序盤から「突風掬い」×2で積極的に殴りに行く。特に感染相手だと「魂喰い」は0マナ起動のタッパーなので恐ろしい強さを誇った。6人戦で白が独占色って、どう考えても勝ちフラグなんだけどなぁ……あそこで「ぎらつかせのエルフ」がなぁ……

 

3位 【Lionhall】 赤黒青 <電位の負荷 オキシド峠の英雄 大建築家

 セオリー通り、1パック目では赤や黒に潤沢に集まる除去を集中して集め、その後から「ドロスの切り裂き魔」などの適当なクリーチャーで調整していく形を取った、割とスペル寄りのグリクシス3色。青はどの程度の役割になっているのか微妙なところだが、最初の状態では「精神の障壁」「分散」などが入っていた完全タッチ(最終的には色拘束の厳しい「精神の障壁」が抜けていたが)。本当に除去の種類が豊富で、赤は「電位の負荷」「石弾化」「感電破」、黒は「ゲスの評決」「病気の拡散」「喉首狙い」「寄生的移植」と揃い、盤面のコントロール力はかなり高い。ただ、その反面クリーチャーはやや微妙で、「オキシド峠の英雄」などが出れば強いのだろうが、中盤のメインは「ファイレクシアの憤怒鬼」、そして後半には「六角板のゴーレム」という陣容。能力もよく知らなかった「腐食の猟犬」まで突っ込んでいる。うまくクリーチャーが展開出来ないと、流石にインパクトが薄い構成だろうか。6マナは「カルドーサの炎魔」がいるくらいで充分なのに、さらに「猟犬」と「ゴーレム」だとちょっとキツいよなぁ。この構成ならいっそ「ガルヴァノス」2枚搭載とかもありだったのではなかろうか。

 

4位 【Alessi】 黒緑赤 <堕ちたる鉄術士 不純の焼き払い 胆液の鼠>

 2人目の感染人で、こちらも割と素直な黒緑構成に、タッチで火力分の赤を加えたスタイル。序盤に緑なんかでクリーチャーが集まりにくいため、「これからの感染は3色の方が良いんじゃないか」とのことである。マナコントロールがしにくい環境で、どこまでそのあたりに折り合いが付けられるかが今後の課題だ。このデッキの場合は、感染クリーチャーは「荒廃後家蜘蛛」「屍百足」あたりが優秀だが、当然のことながら線は細い。「堕落の三角護符」「堕ちたる鉄術士」とコントロール力は高いのだが、そこまで数を集められなかったクリーチャーの不足分は、頑張って「大量破壊の網」でフォローしてみたり。まぁ、純正感染が卓で2人並んでいる時点で、不利だった感は否めないであろう。余談であるが、今回ピックの前に、対面に座した【Mei】に対し、「今後お前の上家に座ったら何が何でも感染をやらせる方向に動くピックをする」との宣言を出していた。はっきり言って反則レベルの宣言であるが、これはその前段階において【Mei】が「感染なんかやりたくない」という宣言を出したことに対しての懲罰措置である。実を言うと、今回その問題児の上家に座った私もその意識を持って動いていました。でも実らなかった。みんなで作る謎の包囲網である。

 

5位 【Mei】 緑赤 <グリッサの嘲笑 青の太陽の頂点 シルヴォクの模造品>

 というわけで、よく分からない経済封鎖に取り囲まれることになったこの男。今回は上家の策謀により緑に行くことは自然に決まったが、残念ながらそのアーキタイプは感染ではなく「恐竜」タイプ。1パック目で「とどろくタナドン」が2体も流れてしまったのでこれはどうしようもないことであった。ただ、今回は赤が大人気カラーになったおかげで火力のサポートはほとんど得られず、本当に恐竜を恐竜としてガオーさせるだけの流れ。「タナドン」4ターン目から「腐食獣」なんかもかみ合えば殴り勝てるという実にシンプルな設計である。個人的には、ピック表を見直したら2パック目1引き「青の太陽の頂点」なんて引いてやがることを知り、ここから青に流れてこなくて良かったと、ちょっと安心した。「突風掬い」が切られてたらかなりきつかったしな。

 

6位 【Metallica】 黒赤 <四肢切断 ファイレクシアの巨大戦車 鉄のマイア>

 今回で2度目の参戦となるこの男。まぁ、流石に勝てはしません。そんなに甘いもんではないですし。そして、今回のピックは前回に比べるとちょっと気になる点が見えたので、本人が見てるかどうかは知らんが、基本的なピックの確認をしていきましょう。下のピック表を別枠で開いてご覧下さい。「四肢切断」からという好スタートを切った1パック目、2引き「ゲスの評決」「鞭打ち炎」「盲目の魂喰い」「とどろくタナドン」とずらりと並ぶカード群からの選択はかなり難しい。色を合わせ、下家をコントロールするなら「ゲスの評決」だが、まぁ、ここまでは手なり。3,4引きで赤を濃くしたこと、そして前回の試合で低マナ域が不安になったことからか、5引き「焼炉の悪獣」。……うん、これはいらないだろう。1マナ違うだけではるかに強い「脊柱の飛行機械」がいるので、多分こちらが正解だ。更に6引き「無感覚の投薬」はよく分からない。色無しで使える「強欲な魂喰い」「黒死病の魂喰い」などでお茶を濁すことが出来たはずだし、強いカードをカットするなら「倒れし者の記憶」になるだろう。次の「後輩の工作員」引きを見ると、このあたりから感染を意識したのか? その後も青と赤をフラフラしたので、1パック目は後半どうしても失速した印象。

 2パック目、ここでまだ「後輩の工作員」しか引いていないところに「ファイレクシアの巨大戦車」引き。まぁ、1枚でゲームを決められるカードなので、単体で入れておくのもありか。ただ、汎用性の高い「病気の拡散」流しは気になるところ。この時点で赤青に定めたということか(「四肢切断」は黒使わずとも使えるし)。そして2引き「銅の甲殻」。確かに強いカードだが、この時点でまともに使えそうなクリーチャーがかなり少ないので、まだクリーチャーを優先すべき手順ではなかろうか。当然、3引き「震盪の稲妻」は早すぎる(今回6枚もあったこのカードがどのくらいの手順で引かれているかを見れば、大体の相場は分かるだろう)。感染にするかどうか、揺れている状態で更に「災いの召使い」「解剖妖魔」「敗血のネズミ」とつなげ、もうここから黒の感染が確定する流れ。その流れに水を差す7引き「らせんの決闘者」。ダブルシンボルで厳しく、金属術の望みも微妙な状態で感染のないクリーチャーは使いようがない。「大量破壊の網」を回収すべきか。

 結局、感染なのかどうか、青をどうするのか、といった問題を孕んだままの3パック目になってしまい、しかも上2人が純正緑黒感染なのだから、3パック目は辛くなってしまうのは自明。その結果が2引き「モリオックの肉裂き」である。もう、ここは諦めて「感電破」じゃなかろうか。頭数が足りていない状態では6、9引き「着実な進歩」や7引き「屍気の香炉」も謎。とりあえずクリーチャーである。結局、最終的にダメージ勝ちを狙う赤黒になり、1パック目の除去のおかげでコントロール力はそれなりだが、クリーチャーベースが壊滅してしまったために、基本線が維持できないという結果になった。今後の練習テーマとしては、まずは上家の色をイメージする協調ドラフトのトレーニング、あとはデッキの全体像をイメージしてのクリーチャー調整であろうか。まぁ、いうほど簡単なテーマじゃないんですけどね。現時点では勝てなくて当然なので、要練習である。

 

今回のピック表

 

 【Sangriter】(黒緑) Alessi】(黒緑赤) 【Metallica(黒赤)

                         

 【Mei】(緑赤)    【Thraxi】(白青) → 【Lionhall】(黒赤青)

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