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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
最終回を迎えることとなる当企画。約1年間に渡る一人上手のフィナーレを飾る大トリは、事前の宣言通りにこの人である。帰ってくるのだ、さぁやの膝下に。 さぁやは本人の希望もあり(?)折に触れては「さぁや」呼びするようには心がけているが、あまりに敬意が強いせいがやや小っ恥ずかしく、ブログ内での言及は「大原さやか」とフルネームで書く場合の方が多かったりする。でもまぁ、今日くらいは大っぴらにさぁやと呼んでも良いでしょう。かつて小山力也とのトーク中に「さぁやって呼んで♡」とかいうくだりをしばらくやった後に力ちゃんが「で、大原さんは……」って言った後の「ん?(圧)」っていう流れが本当に好き。圧力の強い声優っていいですよね(100回目に出す結論)
・馴れ初め さて、馴れ初めを語っていくが、私は常々彼女を自分の中の声優ランクの頂点に置いているという話はするのだが(ブログ右柱部に明示しているが)、その理由については意外に語ってなかった気がして、この機会に自分の中で振り返ってみても、「そうなっちまったもんはしょうがない」以上の感覚を自分の中で深めてはこなかった気もする。改めて、私の「声オタ人生」の大きな大きなマイルストーンについて考えてみる良い機会だろう。 さぁやと出会った2000年代初頭は私のオタク生活の黎明期ということもあって時系列の混乱が大きいのだが、確か「おねがい☆ティーチャー」が始まりだったと記憶している。もう一柱の神である桑島法子の印象が2001〜2002年くらいから始まっていることからも、だいたいこのくらいの時期が私の中で「物心がついた」時期と言える。今のさぁやのキャラからはあまり想像できないが、「おねティ」の中で彼女が演じていた水澄楓はまじりっけなしの女子高生役で、メインカップルの脇でちょいと恋愛してみたり、賑やかしたりする模範的なサブキャラ。声はやや高めのおっとりタイプで、言い方は悪いがそこまでインパクトのあるキャラとは言い難い。その上で何故印象があるかというと、「おねティ」は当時のアニメの中では比較的脇の情報発信が多く、アニラジや関連CDなどの商品が多く世に出され、その中で「中の人」に触れる機会も多かったためだ。今にして思えば、メインヒロインのみずほ先生役の井上喜久子という「国民的ママみ声優」の隣に、密かに大原さやかが控えているという図は何かの予兆としか思えない状態である。 ちょいちょい脇で話しているのを聞きながらもそこまで注目することなく迎えた翌年、2003年が時代の転換点。この年の大原作品は大きく2つ。1つはすでに荒鷲師匠の項で言及した「ぽぽらじ」のスタートである。地上波放送がなかったので当時の私は本編をろくに観ることすらできなかったアニメのラジオ。これが何故私の人生を狂わせることになってしまったのか……確か「スパラジ」あたりで浅野真澄に興味をもつ→新しいラジオ始まったらしいで→パーソナリティ3人全員にハマってしまうという流れだった気が(桃井はるこに関しては、私が人生初のライブに参戦したのがUNDER17だったと書いておけば事足りるだろう)。もう、この時のラジオでの荒鷲先生からのいじりのおかげで、大原さやかという、当時はまだ謎のヴェールに包まれていた1人の「お淑やかお姉さん声優」の化けの皮が剥がれること剥がれること。 ちなみに荒鷲先生の項で触れた「私のメールが読まれた話」はさらに詳細があって、実は私、このラジオの最終回の、記念すべき最後のメールとして読まれたんですよ。読まれたんですが、ますみんが私のラジオネームを読み上げたところ、それがすでにアルコールが入っていたさぁやのツボに入ってしまい、ゲラが止まらなくなってしまった。「必死にメールを読もうとするますみんを無視して爆笑しちゃうさぁや」→「荒鷲、めんどくさくなって読むのをやめる」というとんでもないコンボにより、私のメールは番組最後のはずなんだけど、最後まで読まれないまま終わったのである。……こんなことされて、印象に残らないはずないじゃないですか。 かてて加えて、2003年にはアニメ「カレイドスター」も放送開始、同時に番組ラジオの「すごラジ」もスタートし、さぁやはそのキャラクター性を決定づけた。すごラジは圧倒的な視聴数を叩き出し配信サイトである音泉の看板番組へと成り上がり、さぁやは「音泉ラジオの女王」とまで称されることとなる。もともと地方のFM放送でDJやってた人間である。そりゃ強いに決まってるのだが。この当時のさぁやのラジオの凄まじさについては、もはや現代で何を語ろうと十全には伝えきれないだろう。当時の熱は本当に凄まじく、さぁやがゲスト出演するラジオも全てが爆発物となった。個人的にはこれまた何度か触れている「光と水のダフネ」の番組「ラジオネレイス」、「コードギアス」の「はんぎゃくラジオ」、そしてもう1つの伝説である「うたわれるものラジオ」etc. etc. 数多の「女王」の称号を持つさぁやであるが、何か1つだけ挙げろと言われたら、私の中では「ラジオの女王」であり続けている。 そんな人間にずるずると引きずり込まれたせいで、私は今この時においても、ただ1人の声優オタクであり続けている。奇しくも「1975年12月生まれの声優2人」が両輪となって私の人生をダメにしたのだ。マジで責任とってほしい(原告側の主張)。
・良きところ 毎回しれっと「この人のいいところは〜」なんて1年間書き続けていたわけですが、ことさぁやに関しては、どれから触れたらいいか分からないくらいに推しポイントが多すぎて……。えっとね、まずはやっぱりご本人の存在感ですね。この人、ぶっちゃけ変なんですよ。おかしいんですよ。だって私が知ってから25年経とうとしてるのに、出会った頃からずっとイメージが変わらないままで、あの時のままの「大原さやか」なんですよ。2002年頃に初見だったってことは当時20代半ばくらいですが、その頃からずっと「人妻声優」だの、「熟女声優」だの言われてましたからね(これはファンの中傷じゃないですよ。だって言ってたのは相方の浅野真澄大先生ですからね)。荒鷲先生の言葉で印象深いのは「先週会ったさやさやと今日会ったさやさやは全くおんなじさやさや」というもので(初期ますみんはさやさや呼びである)、曰く「髪の分け目からまつ毛の数まで全部おんなじ」らしい。それくらいに、「大原さやか」はキャラクターとして最初から固定されていた。こんな声優、当時でも周りにそうそういなかったですよ。考えてもご覧なさい、現代で26、27歳くらいの声優っていうと富田美憂とかともりるとかですよ。まだまだ「若くて溌剌!」って感じじゃないですか。大原さやかにそういう要素は一切必要なかったんですよね。スーツ着てそのままベテランOLとして出社できるような、完全なるパッケージが出来上がっていた。そして声質の落ち着きもあるし、いい大学出て英語ペラペラの才媛てなイメージも固い。そんな奴が面白トークを繰り広げられるとは思わないじゃないですか。多分、当人もそこまで「トークの芸」とかを期待されてるとは思ってなかった気はするんですよね。ただまぁ、科学反応というべきか、本人の持って生まれた性というか、業というか……生真面目な性格がアニラジという世界で最適解を弾き出した結果なのかもしれないですね。短期間で「キャリアウーマン風のデキるおねーさん」が「飲んだくれおしぼり投擲マシン」に成り下がるまでのドラマ、涙なしでは見られませんよ。まとめておくと、デビュー直後の若手時代から「デキるお姉さん風」で出てくる役者も珍しいし、そのイメージを守るための「和服好き」「京都通」「読書家」などの着実なステータスを「酒乱」「ドS」「壊滅的な料理下手」などでぶち壊し続けるサービス精神(?)に完敗。 まずい、本人の人となりばかりに言及したらこのコーナーの意味がない。後半戦はきちんと「声優」大原さやかについて言及していこう。私としては、どれだけご本人が面白かろうが、役者として認められない人間をこんなところまで祭り上げるわけにはいかないのでね。 大原さやかの「声」を評価する最大の賛辞として「日本が認めた声」であるという表現がある。これはご存じの方も多いと思うが、アニメ声優として頭角を表した2000年代前半、彼女の声はすでに日本各地に蔓延していた。具体的には関東圏の駅のアナウンス音声、そして各種通信会社の留守番電話音声、さらに一時期はgoogleの翻訳の音声機能に至るまで、とにかく「音声」と名のつくものはことごとく大原ボイスに染まっている。つまり、最もニュートラルに、聞きやすくて安心できる音声として、この国は大原さやかを選んでいるのである。実際、高すぎず低すぎずで柔らかい彼女の声は一切のストレスを与えず、かといってことさらに注目を集めすぎることもなく、本当の意味で「聞きやすい」音なのである。私がズブズブとはまっていたのも、もしかしたらこの「最も聞きやすい」声であることが影響していたのかもしれない。 もちろん声優という職業は「演じる」仕事であり、担当するキャラクターを引き立てるための「華やかさ」は求められる。しかしそれはあくまでも仕事の1つでしかなく、声優を名乗るからには声を使ったありとあらゆる仕事ができるのが最高の理想像。その到達点の1つが、この大原ボイスなのである。彼女が現在も放送し続けている「月の音色」という朗読ラジオ番組があるのだが、実は私、こんだけファンを標榜しているのにあまり聞けていない。その理由は、どうしても「朗読を聴いていると寝落ちしてしまうから」である。「さぁやが読んでくれているのだから聞かなければ!」という意思が、ものの見事に敗北して寝入ってしまう。それが申し訳なくてなかなか聞けないという、ファンの情けなすぎるアンビバレント。それくらいに、彼女の声はスッと入ってスッと消える。これはもう、本当に天から与えられた「世界を定義する尺度」なのである。 もちろん、だからとて彼女の声の仕事が地味だなどというつもりは毛頭無い。そこからさらにもう一歩、アニメキャラクターに声を吹き込むスタンダードな「声優」業にももう1つの台風の目が眠っている。まるで、出会った当時から守られ続けている「デキる女さぁや」がナレーションやガイド音声業を専門で受け持ち、表に出るアニメ声優という役者業を「ラジオの女王さぁや」が受け持っているかのような2つの顔。 「声優」大原さやかのメインフィールドはデビュー直後からすぐに「ママみ」の方向に向かっていたが、いわゆる「癒し」枠においても、上述のような声の天稟は強い。「癒し系声優」といえば色々な名前が思い浮かぶことだろうが、我々声優オタクは「癒してほしいよ〜」と言いながら甘い声の「癒し系」に縋り付く。しかしさぁやの場合はもはやそれが癒しであるという認識すら与えないかもしれない。何しろ「当たり前のようにそこにあるべき声」なのだ。いわば幼き日に胎内で聞いた母の声みたいなもので、我々人類の原初に求めていた声であり、それは癒すとかいう話ではなく、「痛む前の姿」を思い出させてくれるものなのだ。宇宙の真理が見える。 そして、そんな胎内回帰を済ませてくれるだけなら心穏やかにこのパートを終えることができたのだが、もちろん「役者」であれば声の使い方は1つでは終わらない。ママみ、姉みを転じて這い寄るもう1つの側面は「女王」の名が一番近いか。これまでのさぁやヒストリーを見れば一目瞭然、「魔女」としての側面。気位を高く、全てを睥睨して下に置く時のさぁやボイスは、それが「当然のもの」であると認識されるが故に覆すことができない。「尋常」があるからこそそこに「異常」が生まれる。一度安寧を与えられるせいで、人は皆その喪失を恐れる。この落差を自在に生み出せる、そんな声があるとしたら。 「声のお仕事」に惚れ込んで、私はここまで生きてきた。この人がいたからこそ気づけたこの世界。まだまだ、先を見せてくれると信じている。
・お勧めキャラN選(終わりよければ全て良くなれ)
・「カレイドスター」より「レイラ・ハミルトン」 歴史の序盤戦ながらいきなり打ち込まれた記念碑。レイラさんがさぁやだったからカレイドになったし、レイラさんを演れたからこそ今の大原さやかがある。強さ、気高さを持った最高の女性。今にして思うと、この時のレイラさんへの憧憬が私をRoselia(湊友希那)へと接続した感がある。それくらいに高みの存在。そういやレイラさんも鍋を爆発させるタイプの人だったっけ……。
・「ぽぽたん」より「あい」 さぁやが持つ「姉み」がこの若さで炸裂する。一応、ご本人も「姉」ですからね(崇がんばれ)。やはり「ぽぽたん」で浅野真澄という才能と出会えたことも、さぁやにとってはターニングポイントになっているんじゃないか。揃って高学歴で作家業に勤しむ浅野真澄先生と大原さやか、そしてアキバ学の権威である桃井はるこ女史という組み合わせ、今にして思えばあまりにもアカデミックである。
・「ARIA」シリーズより「アリシア・フローレンス」 あらあらうふふ。もしこのコーナーが本当に「3キャラ」しか選べなかったら、「3大大原さやか」として確実にカウントされる大きすぎる存在。埒外の柔らかみ、温かみ、そこにあるのは純然たる慈愛だ。教え導く天上の存在としてあまりに神々しく、尊い(残りの2キャラはレイラさんと……最後に記述)。
・「灼眼のシャナ」シリーズより「“逆理の裁者”ベルペオル」 ラスボス的存在だけどラスボスじゃない、少しだけラスボスな大ボス。「魔女」としての存在感があまりに大きく、鷹揚な立ち振る舞いが似合いすぎることが確定する。
・「ハチミツとクローバー」より「原田理花」 若くしてつれあいを無くした失意の未亡人役。そういえば荒鷲先生に言及されていた「さやさやは幸薄そう」もさぁやを定義する重要な要素だった。この辺りの時期になんかやたら未亡人とか故人だった印象があるんだよな。どうしても放っておけない、そんな人妻感をムンムンに出していく。ちなみに相手役は杉田だが、杉田とはこれの前に「おねがい☆ツインズ」で色々やらされている。
・「うたわれるもの」シリーズより「ウルトリィ」 最強神格存在。全てを統べる調停者としての役割を任され、戦闘シーンでも八面六臂の活躍を見せる、空飛ぶにこやか兵器。おっぱい。
・「コードギアス」シリーズより「ミレイ・アッシュフォード」 おっぱい。こちらはさぁやにしては珍しく、若さあふれる女学生であるし、テンション高めの元気っこ属性が強め。まぁ、中盤以降はどんどん「一般人代表」になるので結局はそこまでエネルギーを炸裂させるシーンはないのだが。ちなみに「ギアス」内ではさぁやはルルーシュの幼少期のボイスも担当している。スザクのボイスが明乃さんなので、この時期に「ウルトリィVSハウエンクア」っていう全然関係ない代理戦争が起こっていた。
・「もやしもん」より「長谷川遥」 若くして農学研究を野心的に進める才媛。そして飲んだくれでファッションセンスがイカれているドSの女王。あまりにもフィットしすぎていてファン目線だと当て書きなんじゃないかと心配になったレベル。
・「セキレイ」より「浅間美哉」 おっぱい世界に現れたおっぱい管理人さん。一歩引いたあらあらうふふな立ち位置かと思わせておいて、実はこの世界の鍵を握る最強存在であるといういつも通りのオチ。この声ならしょうがない。
・「うみねこのなく頃に」より「ベアトリーチェ」 典型的な「魔女」の中でもトップクラスの存在感を誇る怪物。作品自体がアレなもんでなかなかその存在感をアピールしづらいのがナニだが、デザインと立ち居振る舞いだけでいえばさぁやヒストリーのトップ候補にもなり得る理想の魔性。でも可愛いところもある。
・「とある科学の超電磁砲」より「テレスティーナ=木原=ライフライン」 多分さぁや史上最も汚ねぇ言葉を使った最低最悪のラスボスキャラ。そのはすっぱな物言いの予備動作として「天才科学者」の皮をかぶってるあたりも入念である。ポッと出の使い切りエネミーだと思われたので、その後のシリーズで収監されてるテレスティーナさんのとこに行く展開があったのは胸熱だった。
・「Fate」シリーズより「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」 一部オタクの中では多分一番有名なさぁやキャラはここだろう。その神秘性が維持されることは当然として、ある意味理想的なママキャラではある。「うたわれラジオ」から時を経て、ようやく実現した「小山力也との夫婦役」というので少しだけ(一部界隈で)話題になったりも。
・「C3 -シーキューブ-」より「ピーヴィー・バロヲイ」 これはメインキャラではなくてちょっと出てくる敵キャラ役なんですが……ピーヴィーさんはとにかく最期のシーンが悲惨で、その時の嗚咽とどうしようもない救いのなさがほんとに刺さってしまって。普段が取り澄ました高貴な役が多いだけに、口汚く「ビッチ!」と叫んだり身も世もなく縋りつきながら死んでいったりするとたまらんもんがあります。
・「夏雪ランデブー」より「島尾六花」 突き抜けた未亡人力の集大成。「旦那を無くした人妻」相手の恋愛模様で、過去と現在の男性の間で揺れ動く艶かしい情動を描いた、さぁやファンにとっては待望の、念願の、切実すぎるキャスティング。「守ってあげたい」ともまた違う、「奪ってやりたい」的などうしようもない感情に情動が揺さぶられまくる。幸薄さ最高。
・「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」より「西園寺レイカ」 いくらおっぱいキャラが多いからって、そのおっぱいは流石におかしい。物理的にも倫理的にも、あと物語的にも普通におかしい。気になる人はググってみよう。「なんやそれ」ってなるから。
・「えとたま」より「チュウたん」 これもイレギュラーな配役だよなぁ……いや、キャラ的には別にイメージから外れるものではないんだけど、作品世界がトンチキすぎるもんで、普段通りのハードさぁやを展開するだけで切実さが2割マシという……あれ? 2キャラ続けてコスチュームのテイストが同じじゃない?
・「メイドインアビス」より「“不動卿”動かざるオーゼン」 これもほんとにもう……此の期に及んで「まだこんな引き出し持ってたのか……」って慄いた迫真のキャラ。オーゼンの存在感ってほんと凄まじいし、「怖い」「すごい」だけで充分にキャラは立ってたと思うんだけど、最終的にライザとの関係性で「可愛い」まで残していくのなんなの。マルルクファイト。
・「3月のライオン」より「ひなたの担任」 おいちゃんの項でも少し触れたが、いじめ問題のエピソードの時の関係者全員、あまりにも悲痛で切実な仕事ぶりだったもんで、とにかく総体ですごい完成度になっていた。ヒステリックに叫ぶ名もなき「担任」。彼女の人生も色々と察せるというもの。
・「HUGっと!プリキュア」より「パップル」 これは意外といえば意外なキャスティングではあったが、後半にまで絡んでくる彼女の人間性の複雑さを考えれば納得か。ハグプリの標榜する「未来への希望」は敵サイドのクライアス社でもきっちりと描かれるファクターであり、決して「悪い」だけで終わらない懐の深さが求められる役どころであった。これを書いている時点でまだ結末の分からない話だが、なんとか現在放送中のきみプリではチョッキリーヌさんも同じように幸せな未来を掴んで欲しいと思っている。ちなみにきみプリではさぁやがまさかの妖精王。
・「まちカドまぞく」より「吉田清子」 比較的最近、令和の時代に爆誕した新たなあらあらうふふ。全てを包み込む清子マジックに町内もてんやわんやである。シャミ子役の小原好美が「監督は私には色々注文つけるのに清子役の大原さんはベタ褒めしかしてない」と不服そうだったのがいまだにツボ。しょうがないよ、もう声が清子だもん。
・「アイの歌声を聴かせて」より「天野美津子」 劇場作品からもママンを。物語の鍵を握る様々な局面を握っているママン。最初は本当に家庭的な優しさの体現者だったが、クライマックスになるにつれて辛いシーンが出始め、それが煮詰まった時の「だからさぁやに1人で酒飲ませちゃダメなんだって!」みたいな冗談に逃げるしかないような辛さが身に染みる。でも、最終的にはハッピーなご家庭でしたよ。
・「舞妓さんちのまかないさん」より「ナレーション」 京都の舞妓さんを描いたアニメでナレーションなんて! と本人もご満悦。もっといろんなアニメでナレ業務やってくれればいいのにね。
・「マイホームヒーロー」より「鳥栖歌仙」 比較的最近生み出されたさぁや概念を全て飲み込んだようなとんでもママン。ぱっと見には常識人だし、思慮深く貞淑な「良い妻」であるが、蓋を開ければ夫の計画全てをサポートするごんぶとメンタルを持つ最強のエージェントでもある。こんな熟年夫婦、たまったもんじゃない。
・「Bang Dream! Ave Mujica」より「豊川瑞穂」 ママン、故人。彼女が亡くなったことによって168億が爆誕し、その結果オブリビオニスも爆誕したわけで、遠因的に「神の創造主」である。「すでに亡くなった重要な母親」の声が聞こえてきた時にさぁやボイスだった時の「やっぱりー」感がすごい。
・「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」より「リュー・リュー」 褐色溌剌、素敵ママン。「嫁入りした先のお姑さんがこんな人だったら全人類が平和になるのに」という願望を表したあまりに素敵なご婦人である。美人すぎるんだが、この人いくつだったんだよ。
・「×××HOLiC」シリーズより「壱原侑子」 というわけで、さぁやの魔女ヒストリーのてっぺんに鎮座ましますは、魔女の中の魔女、侑子さんでございます。このキャラはさ、もうさぁやが生涯をかけて演じ続けようと思っているだろうし、互いに歩んできた歴史の積み重ねもある、本当になくてはならないキャラクターになっている。長い黒髪に妖艶な雰囲気。ゆったりとしたその口調に絶対の自信と気品を纏うその様子、これこそが大原世界の全てのイデア。最終的に「やっぱ酒飲みキャラに収束するんだよなー」という納得感。
最終回ということで、いつもより遠慮なく、文字数多めでお送りいたしました。 個別記事はこれで最後です。一応、この後1年間の歩みを振り返っての総括・反省記事を作成して企画の締めとさせていただこうと思っています。ひとまず乾杯!
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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