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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「転生したらドラゴンの卵だった〜最強以外目指さねぇ〜」 4

 「ドラゴン・卵」はれっきとしたクリーチャータイプですからね。突然ですがここでクイズ。「過去に印刷されたMagicのカードにおいて、(多相を除いて)クリーチャータイプ『卵/egg』を持つもののパワーの最高値は未だ0である。○か×か」。正解はこの文章の末尾に。

 というわけでヘンテコ転生シリーズ最新版。もはや剣だったり自販機だったりする時代を抜けた後なのでこの程度の転生は驚くべくもないが、なろうでのスタートが2015年からとそれなりに古い作品なのでそれも致し方なし。ちなみに、今作を見て一番の比較対象は当然「蜘蛛ですが、なにか?」になると思われるが、確認したところ「蜘蛛」の連載は2015年5月から、こちらの連載が同年8月からと、ほぼ同時期に似たようなデザインの連載がスタートしていたらしい。まぁ、その時点でのなろうの潮流がどうなっていたのか分からないので何が元ネタとかパクったとかパクられたみたいな関係性はさっぱり分からないが……なかなか興味深い現象である。

 とはいえ、受け手としての私が「蜘蛛」を事前にたっぷりと浴びてしまったというのは避けられない事実。使用している文法はすべて「蜘蛛」と同様のものであるため、残念ながらオリジナリティが1ミリも感じられず、さらに「蜘蛛」の場合は「自分は卑屈でよわっちい昆虫モンスター」という負い目に加えて「転生前は単なるオタク女子だったんです、デュフフ」というフレーバーが一応の味変として効いていたが、今作は「いうてもちゃんと進化したら最強種族のドラゴンなんやろ?」というチートへのストレートな目配せ、さらに「転生前のことは思い出せないんだよなぁ」という掘り下げにくさなどでトータルするとマイナス要素の方が大きい。あまり積極的に応援したいとは思えないデザインである。そもそも「ドラゴンの卵」っていうタイトル要素が開始数分で解除されちゃってるわけで、縛りプレイとして何一つ機能してないし。出オチがあまりに出オチすぎるのは相変わらずのダメダメ要素である。

 ただまぁ、そこは設定を生み出した作者の責任として全面的に諦めるものとして……あとは「ドラゴンの成長」というテーマをどう見せていくかという勝負に切り替わっているので、そこからは戦える土俵も用意されているとは思う。オープニング映像では進化後の姿も色々と見せているわけだが、普通に考えて「ドラゴンを君の好きな姿に進化させよう!」ってポケモン・デジモン・たまごっち、いわゆる「育成ゲーム」の花形ではあるわけで。シンプルにそうした商業路線で売っていくデザインとしては何も間違ったことはしてないのである。デザインの方向性が一番近いのはデジモンだと思うが、その辺りのビジュアルでの見せ方に何かいい具合のインパクトがあれば、「蜘蛛」とは違ってもっと素直でまっすぐな英雄譚として描ききることは可能かもしれない。制作がFelixFilmなので、上手い具合にハマった時の画の爆発力もあるしね。

 積極的に応援する気は微塵も無いが、「まともなアニメ」になる可能性はある、それだけで評価としては充分だろう。

 冒頭のクイズの答えは「○」。現時点で、まだ卵クリーチャーでパワーを持つものは存在しない。


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