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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 えみりちゃん、あなたもしかしてそういうことかしら? 第10話。あらあらまぁまぁ、これまでもちょっと雰囲気あったけどね。いいんじゃないかしら。ことにこの作品では「自分らしさ」の追求はやめてはいけないからね。

 1週間ブログの更新を休んで久しぶりの再開をこの作品にしたのだが(1話たりとも漏らすことができないため)、正直このカロリーの作品から始めるのは失敗だったかも。もうちょい胃に優しいアニメでリハビリすればよかった(「不滅のあなたへ」「グノーシア」「Fate」「正反対」の感想を休んだ)。まぁ、えみりちゃんを起点にとりあえず拾えるところを拾っていくしかないだろう。

 今回のサブタイトルは「縛る」ということで、最初に笠町と槙生の電話で出てきた「呪縛」と言う言葉がキーワードになっている。とはいえ、人間誰しもいろんなものに縛られているわけで、今回のお話で新しい束縛要素が出てきたという話でもない。象徴的なところでは朝が今は亡き実里に実質「縛られて」いたという話は繰り返し出てきていたし、前回前々回でようやく「両親の死」を受け入れたところで、「分かんないじゃん」な現状に違いはない。そこで少しずつ前に進もうとあれこれ思索を広げている朝。具体的には軽音部でのバンドの作詞活動にチャレンジして「叔母の血」みたいな部分を感じられないかと四苦八苦しているが、作詞はまだうまくいかず、しりとりだったり変なラップみたいになったり、何かを芯で捉えた感覚はない。でも、はたから見てる分には朝の言葉のセンスも悪くないと思いますけどね。槙生のあれだけのアドバイスからきちんとやるべきことを考えてトレーニングを実践できているし、そこから出てくる単語のチョイスも決して考えなしなものではない。「ポスターが笑う」とかは普通に歌詞に使えそうなフレーズだし。このまま進めば案外詩作の才能が出てくるのかもしれない。

 ただ、残念ながら現在の朝はまだ「縛られて」いるらしい。実里からも縛られているし、世間のたくさんの固定観念からも抜け出すのは容易じゃない。これまであまり自分で判断してこなかったことを(ある意味スパルタな槙生のせいで)色々考えなきゃいけなくなってしまった。流石に親の一周忌に何をするかはまだ高校生が決める話ではない気もするが……そこで投げかけてくるのが槙生という人間なのだ。

 今回興味深かった朝の思索の1つに「孤独とは砂漠のようなもの」という表現があった。何かしら真理がありそうな言い方だが、それに対する槙生の答えは「人によるんじゃない?」という身も蓋も無いもの。そして実際、同じタイミングで「違国」を感じたえみりちゃんが、朝の「違国」では絶対現れないような優雅なシーサイドで権限させていたのである。「えみりちゃんの違国ってなんだろうな」というのが色々と不思議な表現ではあったが、ここで明確に示されているのは「朝とえみりの違国は違うもの」、つまり「2人は孤独の捉え方も、他者との差の感じ方も違いますよ」という話である。

 そしてある意味で今回の主役とも言えるえみりちゃん。彼女はまず、自宅で両親と朝食のテーブルにつくところから始まる。「リケジョ」特集でひとネタ提供してきた父親に対して「それもセクハラ」と断じたえみりちゃん。どうやら彼女にとっての「束縛」は「性別」が大きく関わっているということらしい。彼女と一緒に理系に進むことになった友達は進学先が性差別を行っている事実に憤り、朝が「目を離せない」とまで感じた怒りを露わにしていた。この世界には、まだまだそういう潮流はいくらもあるのだ(この世界の時代設定は10年近く前ではあるが)。

 そして、どうやらえみりちゃんは進学や就職という問題だけでなく「性別」の問題に向き合っているらしい。これまで彼女が色恋の話になると極端な拒否反応を示していたのは、おそらく自身の問題に引きつけた時にそれが一般的な感情に付随していないという引け目を感じていたため。他人の色恋の構図を見ても、羨ましいだのなんだのと同じテンションで会話に乗れなかったため。だって、憧れの人は全く違うのだから。まさかのCV花澤香菜、多分この世界においてはかなり美人に属するだろうとと追われる女子校の誰かさん。これはまた、何かの刺激になりそうですね。

 そして、そんなお相手とえみりちゃんが行っていた雑談の中にも、また目から鱗な一言が。えみりちゃんは朝との関係性を振り返り、事件のあの日の思い出を「友達がやめられなくなると思ってしまった」と振り返る。本人もいう通りになんとも薄情というか、ドライなものの見方にも感じるが、実際に同じ状況に置かれたらそう感じる人も多い気がする。「可哀想な友達を支えてあげなきゃ」という義務感、そして「ここで支えることを選んだら、それは一生ついて回る」という漠然とした不安と不条理。それを感じることは全く悪いことではないし、そう「感じてしまったこと」に罪悪感を覚えているえみりちゃんは間違いなくいい子である。そしてこれこそが、彼女が抱えたもう1つの「呪縛」とも言える。友人関係なんて義務感で発生するものではないのだから、朝との現在の「親友」関係は混じり気なしの正当なものなのかと、そんな疑問を持つのも致し方ないだろう。まぁ、そんなえみりちゃんの悩みにもお相手さんは一番欲しい答えをくれてる感じがするけどね。

 世界はまた1つ広がった。朝の世界は広がることを拒絶している? さて、砂漠を彷徨った果てに見つかるのはどんな景色なのだろうか。

 

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