忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[11979] [11978] [11977] [11976] [11975] [11974]

「死亡遊戯で飯を食う。」 6→3

 すまねぇ……受け止めきれなかったんだ……ここまで初期評価と最終評価が分かれた作品も久しぶりだよ。まぁ、最近は途中でついていけなくなったらリタイアするからな。

 白状しちゃうと、2つ目のミッション(つまり3話目あたり)でだいぶついていけなくなっていた。多くの視聴者が同じ感想を持ったと信じたいが、あまりに観念的な描写が多すぎて内容が理解できなくなったためだ。1話目で思わせぶりに表示されてたカウントアップ、結局最後まで出しっぱなしだったし……あれも意味があったんだろうか。もし最後まで集中力を切らさずに見ていたら何かしらの答えが得られていたかもしれないが、残念ながら今作にはそこまで集中力を持続させられるほどの引力が無かった。

 苦しみながらも一応最後まで視聴を続けていたのは、監督の上野壮大氏というクリエイターは何かすごいものを生み出せる人物だと思っているから。こんな点数をつけておいてなんだが、未だその評価は変わっていない。それくらいに「義妹生活」のインパクトが大きかったのだ。しかし、今回も「義妹生活」に似たラインの演出方向で見せていたことが決してプラスには働かなかった。適材適所、作品内容と演出の噛み合わせ。そこへの配慮は正直足りていなかったと思う。この人がこういう演出一本でしか作品が展開できないとしたら……まぁ、何かうまいこと噛み合う原作を見つけるか、オリジナルを展開するしかないだろうね。でも、かつてクセつよ監督の代表と言われていた新房昭之だって、周りをねじ伏せてストロングスタイルで傑作を何本も世に出しているわけで、決して噛み合わない武器ではないと思っているよ。

 それでは、今作でなぜその「武器」がはまらなかったかということを漠然とではあるが考えてみると、「義妹生活」との大きな違いは「リアリティラインの差」である。いや、別に義妹との恋愛ドラマがそこまでリアルだとは思わないが、「妹がいる」「他者との愛情について考える」、ひいては「恋愛をする」は広く人類が理解できる通念なわけで、そこに前提条件はいらない。誰もが皆、どこかで自分も経験したかもしれないあれやこれやなので読み込みを深くすることが可能で、多分に観念的であったり、抽象度を上げたとしても、それを汲み取るだけの受容器官が備わっている。あまりに普遍的すぎるので普通にやったら「ベタ」になるかもしれない題材を、斬新な演出でもって真に迫ってみせるスタイルがハマったのだ。

 対して今作はどうだろう。原作を読んだことがないのであまり断定的なことは言えないのだが、やはり「デスゲームもの」はどこかアホっぽくはある。当然リアリティなんて置き去りランナウェイだろうし、多分今作の「デスゲーム」は過去の類似作品と比較してもかなりアホ寄りというか、適当なものだったようには思う。ルールも分からんし世界観も見えない。ましてそんなゲームに参加している少女たちの心情など、普通の人間はいくらも引き寄せて理解することはできないだろう。そこにさらに理解を困難にするような演出・ギミックを混ぜ込まれては、そりゃ「分からんもの」にしかならないのではないか。

 映像部分にしても、止め絵のインパクトの強さが初期配点の要素でもあったのだが、流石に「殺し殺されデスゲーム」の画面としては静的すぎる。多用された遠景の固定カメラからの長回しは切迫感を生み出せないし、カット割りのぶつ切り加減も緊迫感を寸断することになってしまう。監督が描きたかったのは狂った状況に身を置く1人1人の少女の内情なのだということは理解しつつも、それを追うために必要となる前提、「まず何が起こっているのか」を伝えるための情報が足りなすぎた。毎度毎度何か大切なものをすっ飛ばして偏執的な撮り方をされるのは、なんだかラーメンのうまさが知りたいのに延々メンマの断面だけ映されてるような、そんな違和感があるのだ。

 うーむ、強い作家性というのは評価したいし拾えるものなら拾いたいとは思うのだが……今作については、本当に題材との噛み合わせが悪すぎた。次作は仕切り直して頑張っていただきたい。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2026/03 04
S M T W T F S
8 10 11 12
21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
バーコード