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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そういやシリアルとか最近全然食べてない気がする第6話。子供の頃は無闇にああいうのに憧れてたもんです。お気に入りだったのはケロッグのチョコクリスピーだった。主にチョコが溶けた牛乳目当てで。

 さておき、今回のお話も、あらすじだけを見れば「りんちゃんが小学校に登校しました。一緒に木を植えました。楽しかったです」というだけなのだが、きちんと1話1話の中で描かれるテーマが示されており、それをちゃんと立てようとする構成が整っているおかげで、何気ないシーンでもじんわりと伝わってくるものがある。今回は「繋がっていくもの」というのがメインテーマとなっており、それが具現化したのが、「生誕のたびに木を植える」という宋一じいちゃんが残した鹿賀家(河地家)の文化であった。大吉も、そのお袋さんも、そしてりんも、宋一じいちゃんの作り上げた「育て方」の中では同じく「子供」であり、偶然にも大吉とりんはその木の種類までが一緒。2人は「半年前までは知りもしなかった」間柄だったにも関わらず、1本の木によってつながれた人生の道程は、はっきりと2人の絆を示すものになっていた。

 この「木による時代の蓄積」の見せ方がいかにもアニメらしい見事なもので、例えば大吉の母、幸子を象徴するギンモクセイを大吉が見上げるシーンでは、幸子本人は単にちっちゃくてお茶目なおかあちゃんでしかないのに、長い年月を刻んできた樹木は、立派に年輪を重ね、あの大吉が見上げるまでの勇姿を誇っていることが緻密なCG処理を施した群葉によって描かれている。しかも、大吉目線だとものすごい大きさに見えるのに、カメラをうつすと実はそんなでもないあたりが丁寧(ギンモクセイはそこまでの大木じゃないからね)。あくまで大吉から見れば、「母の歩んだ人生の年輪」が大きなものであることが示されているわけだ。もちろん、大吉のキンモクセイはりんのものに比べれば圧倒的に大きいものであるし、その差はそれぞれの間に等しくある。そうした、「1本の血脈」としての繋がりが、見事に画面にフィードバックされているのである。吹き上がったキンモクセイの花による「人生の道行き」の図は、シンプルながらも実に分かりやすい演出である。

 また、樹木単体の成長というのも個々に人生を表すツールとして用いられている。大吉とりんが植えたびわは、まだ芽すら出ていない種でしかないが、りんが生まれた折に植えられたキンモクセイは、いくらか育って「飛び越えるのは無理」なくらいになっている。りんが歩んできた6年間は、宋一の見ている環境で、着実に枝葉を付けていた。そして、大吉との新しい関係性は、これから芽を出して、新たに育まれていくものとなるであろう。

 サブイベントとしては、大吉がコウキとちょいちょい絡んでいるシーンがなかなか面白い。おっさんになってからちっちゃい男の子と絡んでも、何故か男の子同士だとどこか同じ目線になってしまうようなところがあって、大吉の場合、コウキとのコミュニケーションが普通に悪ガキ同士の会話に見えるのが楽しい。こればかりはりんには分からない「男同士」の対話であるが、大吉がりんだけの時には見せない子供っぽい部分がたくさん現れるので、りんのお姉さん属性も加速していきそうである。正直、りんは大吉のことを「親」だとは見てないみたいだしね。あくまで対等な立場の同居人なんだものな。

 そして、毎回書いてるのでいい加減飽きてきたが、やっぱりりんちゃんが可愛いのである。最近は気分が落ち込むようなイベントも減り、楽しそうな様子が多く見られるおかげで、目がちょんちょんと落書き風に描かれたデフォルメ顔がよく出てきます。これがまた可愛い。びわの上をぴょんぴょんと跳びながらはしゃぐシーンが小憎らしい演出になっており、わざわざカメラアングルをちょっと上に置いてりんが飛び上がった時にだけちょろっと見えるようになっている。おかげで小さいりんが精一杯飛び跳ねている図がよく分かり、愛らしくて仕方ない。眼福。

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