最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
巴さんが頑張りすぎてて涙が止まらない第23話。いや、カメラテストだってゆーてるやん……そのVは誰が見てくれると思ってるんでしょうか。頑張れ、三十路間近、超頑張れ。
女将は黙して語らず、着実に終了へと歩を進める喜翠荘。誰一人としてはっきりした閉館の理由が分からず、それなのに誰も問わず。おかげで、結局女将が何を考えてこんな行動に出たのかは確証が得られないまま、「やっぱり資金繰りが」ってことで事態はどんどん進行している。既に片付けなどの準備が始まり、行く当ての無い緒花の居所を工面するところまで時間は流れている。何とも急な話ではないか。その間、みんな何か言いたそうなのに、誰も口に出せないでいるのは、何だかやるせない状況である。菜子は落ち込み、緒花は首をかしげ、民子は道を誤らず。緒花たちが電車の中で開けた弁当の中に、民子の意志はぎっしりと詰まっていた。 唯一、女将の思惑にある程度目星が付けられそうなのは、実の娘である皐月であろう。彼女には彼女の思惑があり、東京で着実に暗躍を続けている。その結果が、貴子とのネットワークによる例の映画監督包囲網である。おそらくあのおっさんはどこまで行っても犯罪ぎりぎりの企画詐欺を抜け出すことは出来ないのだろう。罪の意識の許すラインをコソコソと渡り歩きながらも、マスコミなどの業界関係者とのコネクションは切ることが出来ず、皐月の見えるところに足跡を残してしまう結果となった。普段ならば「喜翠荘の連中は自分でなんとかしろ」とでも言いそうな皐月だったが、今回は事態が事態だからか、貴子を通じて、情報を漏らしてきた。 第1のボス戦、映画監督との大立ち回りの舞台は、既に東京では2番目のシンボルとなった過去の意匠、東京タワーである。東京タワー&ラストバトルっていうと「CCさくら」を思い出すけど特に関係無い。高所&人目につく場所、そして緒花や貴子が思い描く「遠くの都会」、東京のシンボルとなったのがこの建物なのだろう。この作品はやたらと電車での移動シーンが描かれることが多いのだが、これは全て、東京と湯乃鷺の距離を示すためのツールであると考えられる。「湯乃鷺と東京は遠い」ことと「緒花と孝一」「緒花と皐月」「皐月とスイ」といった、様々なキャラクターたちの心の距離がシンプルに浮き上がるように出来ているのである。 そんな「東京」の中心で貴子が見事な背負い投げを決めている一方で、東京タワーを臨むビルの一室、皐月は孝一と一緒にいた。「男子高校生と、その子にふられた女子の母親」という何とも奇妙な組み合わせだが、2人とも「緒花の最大の理解者である」という共通項があり、間に緒花の記憶と記録を挟むことで、とんとん拍子で会話が進むのが面白い。孝一は「緒花をふったわけではない」と皐月に説明し、それを受けた皐月は愛娘の記録ビデオを孝一に提供する。うぶな男子高校生は、密かに思いを繋いでいた人物の姿を久し振りにモニタの中に見て、コーヒーを使って記憶を新たにする儀式を行った。「緒花は過去ではない。自分で洗い流すことが出来る記憶ならば、それは未来に繋がる」。皐月は、そんな孝一の様子に、娘の未来も透かして見るのである。 「東京」を舞台にした、全く別の次元、全く別の世界の2つの問題が、奇妙なリンクを伴いながら、少しずつ夕暮れの空に収束し、最後の歩道橋で二人は出会う。さぁ、改めて「おとしまえ」をつける時だ。「決意の片思い」を胸に抱いた緒花は、孝一が残した「じゃあな。」に、改めてどんな言葉を届けることになるのだろうか。 実に微妙な感情の機微が、ど真ん中から少しずらしたような、曰く言い難い風景に落とし込まれていく巧妙な構成、今回は全体的に魅せられるシーンが多かったです。西村監督は、こういうモヤモヤしたもんを作らせたら天下一品ですね。あ、でも、緒花のビデオメッセージは、どう見てもエロ親父がインタビューしてるAVにしか見えませんでしたけどね! PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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