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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 コルクガトリングのあまりの破壊力に世界が震撼する第8話。コルク銃っていろんなバリエーションがあるんだなぁ。連射の効くガトリングタイプは是非とも手に入れて乱射してみたいなぁ。……後片付けが大変だろうけど。

 今回のエピソードは要素ごとに分けると大きく3つ。シリアス展開に向かうのはあまり好ましくないとは言っていたのだが、今回のエピソードは前回よりもずっと面白かったので悪くないと思い直している。

 1つ目の要素は、智樹が相変わらず巻き添えを食らい続けるお祭りパート。祭り→バトルロワイヤル→商店街のワイルドセブンという吹っ切れた馬鹿なノリはいつもの「そらおと」。「公民館のバアちゃん」っていう役職が智樹とどういう繋がりを持っているのかはよく分からないが、金に目がくらんだ商店街の活気溢れる銃撃戦はなかなか愉快である。ごく自然にスナイパー合戦からゼロ距離銃撃戦までを繰り広げる英四郎と会長のハイスペックにはもう突っ込んではいけないのかもしれない。ゼロ距離銃撃戦は、お互いに二丁拳銃を携えながら、一歩も譲らない白熱のパート。画面が暗いので少々見栄えがしなかったのは残念だが、現実ではあり得ない画面だけに、これがなかなか面白い。以前もどこかでこういうシチュエーションって見たことあるな〜と思ったのだが、何故か思い出したのは「グレネーダー」だった。もっと他にあるだろ、俺。

 2つ目の要素は、そんな銃撃戦に触発された暴走そはらのヤンデレ妄想。あれだけ智樹のことを軽蔑しながらも、最近はすっかり脳内ピンク色のそはら。彼女の妄想では一千万もかけて温泉旅行にいくわけだが、何故か行く先々での智樹は全部デフォルメ。男としての智樹ではなく、手のかかる幼なじみとしての智樹の方が好きなんだろうか。智樹がいい奴なのは分かるのだが、基本バカで駄目なやつなので、あそこまで盲目的に愛されているのを見ると、やっぱりヤンデレという言葉がしっくり来る。ぶっ飛び具合では今回はそはらがMVP。

 そして3つ目の要素は、今回のシリアスパートの見どころであるイカロスの覚醒。これまでも何度か覚醒しかけたことはあったが、結局追跡者であるニンフの手によって強制的にメモリーをこじ開けられてしまった。「兵器」としての存在と、それに上書きされた愛玩用の機体。記憶を蘇らせたイカロスが初めて発した感情のこもった声には鳥肌が立つような迫力がある。これまで7話も見せられてイカロスの「普通の声」には馴染んでいるつもりだったが、あれはあくまで記憶を失ったうつろなイカロス。今回目覚めた後の彼女が、本当の姿であるということがひしひしと伝わってくる。

 最終的にはニンフの目論見は失敗し、イカロスは自らの力で衝動を押しとどめ、何とか兵器への脱却を回避。しかし、そこに蘇った記憶は抗いようもなく、ただ涙が溢れるばかり。ラストシーンで智樹にしなだれかかる彼女の「声」も、これまでとは違って、生気を宿した新たなイカロスだった。

 実を言うと、今回観ながらずっと「ニンフはエラい悪そうなこと言ってるのに、何でいままでなあなあで遊んでたんだろう」という疑問は残り続けていた。一応お祭り騒ぎのガトリング乱射がニンフに行動を起こさせるための契機になっていたようだが、結局はお遊びからの延長で、やってることは今までのエピソードと変わらない。何を思ってニンフは今回動いたのか。もしくは何を狙って今まで大人しくしていたのか。そのあたりが分からないので、どうにも今回の展開は急な気がしてしまう。

 ただ、そんな疑問も、イカロスの覚醒からのやりとりのおかげでうやむやでもいい気がしてきた。「兵器としての自我」というのは「最終兵器彼女」など様々な作品で描かれているモチーフではあるが、イカロスのそれも実にシンプルながら、それなりに説得力のあるものに仕上がっている。特に前述した通りに「声の変化」というのが実に印象的で、早見沙織には今回初めて感心させられた。

 ついでに褒めておくと、そはら役の美名も、今回ヤンデレぶっとびそはらを愉快に演じてくれていて高評価。ただ、笑いや叫びなどで今回感情を露わにしたニンフ役の野水伊織については、まだ要精進、といったところか。まぁ、難しい役どころですわな。

 若手声優がこうして成長していく姿を見るのも、また楽しいもんです。 

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