完全身内向けのネタ記事

　こないだ話の流れで出てきたネタ。身内以外は完全に無視した内容になっているが、まぁ、良くあるオリカスレだと思ってもらえればいい。一応あの場にいなかった人のために説明しておくと、こないだ暇だったときに考えた「身近にいる人間のカード化」である。今回掲載した９枚は某集団の構成員たちを、Magicのフレーバーに置き換えてみたものだ。ある程度カードとしての現実的なバランスを意識しつつ、なるべく個性が出せるように工夫するのが楽しい。また、以前こういう企画をやったときにはカード名がそのまんま「田中」とか「鈴木」みたいな表記だったが、今回はせっかくなのでそれっぽいカード名も意識して付けてみた（中二病が過ぎる気もするが）。一体どれが誰なのか分かるだろうか。ちなみに、前回話したときから、カードに若干の調整が入っている。これは、「流石にチート過ぎる」と思った部分をいじったり、もう少しフレーバーを足してみたいと思ったため。これ、調子に乗るとどんどん新しいカードを作りたくなるから困るんだよな。

Eternal Remains 永劫の残存者　(W)(B)(B)

伝説のクリーチャー・ゾンビ、クレリック

１／４　不死　賛美

〜が戦場に出たとき、あなたは１点のライフを得る。

〜が呪文や能力の対象になったとき、〜を生け贄に捧げる。

２点のライフを支払う、〜の上から＋１／＋１カウンターを取り除く：〜を再生する。

　個人的にお気に入りのカードデザインで、これを作ったところから「他の面子もカードにしたろ」と思った次第である。レジェンドらしいてんこ盛りの能力で、とにかく死なない。これを完全に始末する手段は、「終末」のように対象に取らずにライブラリ下に送るか、「無慈悲な追い立て」のようにリムーブするしかない。「とにかくそこにいる」「そのくせ撃たれ弱い」「次の日には忘れている」などのフレーバーを忠実に再現。それだけだと役に立たない置物なので賛美がついている。現在ならオルゾフカラーなんだから強請だろうという気もするが、本人の性格を考えるとどう考えても賛美の方が似合う。最初のデザインだと一番下の能力が１ライフルーズだったが、それだとサクりエンジンがあれば無限サクりが出来てしまうので、２点に修正した。

 

 

Alpha Biomaster　最上位生物　(2)(R)(G)

伝説のクリーチャー・類人猿、戦士

５／１　トランプル　狂喜(2)

〜が戦闘ダメージを与えるたび、あなたはクリーチャーを１体生け贄に捧げる。

手札からクリーチャー・カードを１枚捨てる：〜を再生する。

　最強生物。フレーバーは、「屈指の打撃力（勝手なイメージ）」「無駄なお祭り感」「人を人とも思わない傍若無人さ」である。暴れるともれなく周りの人間に迷惑がかかる。しかし、強い。多分このセットだとここまでの２枚がレジェンドになるだろう。

 

 

Massive Debtor 巨額の債務者　(3)

アーティファクトクリーチャー・構築物

１／３

(3)、〜の上に賄賂カウンターを１つおく：コイン投げを行う。あなたがコイン投げに勝利した場合、カードを２枚引く。

〜が死亡したとき、あなたは〜の上に置かれた賄賂カウンター１つにつき２点のライフを失う。

　名前だけで誰だか分かる存在感。唯一銀枠になってるのも当然の措置。コスト３マナで期待値的には１ドロー。インスタントで起動出来るので悪くはない取引だが、調子に乗って使い続けると、借金の支払いがエラい事になる。ちなみに「賄賂カウンター」という名前はあまりしっくりくるフレーバーではないが、せっかくなので「成金、グヮファ・ハジード(CON)」で登場した既出のカウンターを使ってみた。別に蓄積カウンターでもいいんだけど。そういや「血文字の羽ペン(RAV)」なんかもオリジナルのカウンターを使ってこれと似たようなデザインである。

 

 

Nettling Nuisance 苛立たしい邪魔者 (U)(U)

クリーチャー・ヴィダルケン、ならず者

０／１　被覆

いずれかの対戦相手が呪文を唱える場合、そのコストは追加で (1)と１点のライフが必要になる

(0)：〜は全ての能力を失い、〜のコントローラーはカードを１枚引く。この能力は、いずれかの対戦相手のみが起動出来る。

　戦闘力ではなく、とにかくイライラする感じをフレーバーとして優先させた。「スレイベンの守護者サリア」がかなり強いのだから、実はこの能力はかなり鬱陶しいのは間違いない。しかも、（オーナーも含めて）誰の話も聞かないという孤立無援っぷりなので除去するのも面倒。仕方ないので甘いお菓子（ドロー）をあげるとちょっとだけ言うことを聞くようになる。ドローが絡む能力にしておけば多分本人も本望だろう。

 

 

Thornebringer 王位をもたらすもの　(1)(G)(U)

クリーチャー・人間、アドバイザー

３／２　警戒

〜は王位（Champion）カウンターを１つ乗せた状態で戦場に出る。

〜の上から王位カウンターを１つ取り除く：〜のコントローラーはカードを３枚引き、それ以外のプレイヤーはカードを１枚引く。この能力は、どのプレイヤーでも起動出来る。

各終了ステップの開始時に、〜の上に王位カウンターが置かれていない場合、〜を生け贄に捧げる。

　名前の時点でネタ臭。素のクリーチャーとしてのステータスがそこそこの時点で実は割とレアだったりするのだが、更においしいおまけを持参して来てくれる。自分で起動するとクリーチャーとしては使えないがアドバンテージ１枚分。相手が起動すると、クリーチャーとしてはさっさと退場して、彼我に少しだけ幸せを置いていく。当然人の３倍楽しむのはオーナーなわけだが。地味に増殖出来ると強かったりする。王位（Champion）がそんなにあっても困るとは思うが、実際に３つ乗ってたこともあるしなぁ。

 

 

Chromatic Overtaker 彩色の超越者　(1)(W)(U)

クリーチャー・ムーンフォーク、ウィザード

２／３

〜が戦場に出る際、色を１つ選ぶ。

他の土地でないパーマネントは、本来の色に加えて選ばれた色になる。

〜は選ばれた色に対するプロテクションを持つ。

予見・(W)(U)：１／１で無色のホムンクルス・クリーチャー・トークンを１体戦場に出す。

　「描くこと」のフレーバー、そして「作ること」のフレーバー。そして１つのことに没入し出すと周りの力が全く働かなくなるという恐ろしさを秘めている。「万物の声(10ED)」よりも強いという、限りなくレジェンダリーなクリーチャーである。ちょっと強すぎる気もするが、本人を見てると仕方ないだろう。

 

 

Dismals Exhalationer 鬱憤の発散者　(R)(U)

クリーチャー・奇魔、射手

０／２

(T)、手札を１枚捨てる：カードを１枚引く。〜の上に蓄積カウンターを１つ置く。

(T)、〜の上から蓄積カウンターを全て取り除く：〜は対象のクリーチャー１体かプレイヤー１人にＸ点のダメージを与える。Ｘは取り除かれた蓄積カウンターの数である。

　ちょっと意外だがここ最近の荒くれ者のイメージを優先させている。イライラする要素が次第にたまっていくと（溜める時点で仕事が出来るのが偉い）、それで手痛い攻撃を仕掛けてくることがある。その切れ味は実にするどく、砲台としての威力はなかなかのもの。ちなみに、カウンターの取り外しはまとめて一気にしか出来ない。多分、酒を飲んでいるんだと思われる。

 

 

Vile Monger 不快売り　(1)(B)(B)

クリーチャー・インプ

１／３　飛行

いずれかのプレイヤーが呪文を唱えたとき、そのプレイヤーは手札を１枚捨てる。そうしない場合、その呪文を打ち消す。

　こうしてみるとムカつく連中が多い集団だよな……出したプレイヤーも別に得しない。戦力としても大したもんじゃない。でも、不思議としぶといし、いるだけで邪魔。出てくると割と長いこと居座ったりする。唯一の飛行クリーチャーになっているのは、当然「浮いている」からである。

 

 

Mob Accorder　群衆の調和者　(1)(G)(G)

クリーチャー・ウーズ

０／０　移植(2)　進化　防衛

〜が戦場にでたとき、あなたがコントロールする他のクリーチャー１体につき、〜の上に＋１／＋１カウンターを１つ置く。

　周りに溶け込むこと、自然に周りを補助することを目的として戦場に現れる自己主張の少ないクリーチャー。周りに人がいると喜ぶし、誰かが来てくれても喜ぶ。そして周りに少しだけ嬉しかったことをお裾分けしてくれる。でも、特に打撃力にならない。未だによく分からない不思議な奴である。