最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
このあたりが落としどころだろうなぁ、第7話。予定していた通りの「黒子の」物語。原作を大きく弄らないためのアニメ班の采配は、「黒子が全てを考えに考え抜いた上で御坂を見守ることを決意する」までの物語を産みだすことであった。「御坂の窮地に何故回りは手をさしのべないのか」という今後生まれるであろう不和を、事前の策で解決する形だ。見方によっては「これだけでは納得出来ない」という意見も出る部分だろうが、「出来うる限りの補足」としては最大限のものになっているのではなかろうか。 ほぼオリジナルで展開されたエピソード。次回からはいよいよアイテムが登場ってことで、楽しみにしている視聴者からしたら何とももやもやする、じらしプレイ満載の1話。「余計なことせんでさっさと本編を進めればいいのに」と思ってしまう人もいるかもしれない。しかし、この「黒子達の決意」が無い限り、「超電磁砲」は先には進めない。そのためのエピソードとしては短いくらいだ。それでもめいっぱい、黒子の甲斐甲斐しさは伝わってくるものだったし、そのための道具立ても、本筋に関わりを持たせない範囲で最大限に効果が出るように脚本を作ろうとしている。わざわざこの1話のために脚本を別に用意していたのだから、その力の入れようは伝わってくるだろう。いささか短絡的な部分はあったかもしれないが、分かりやすさを優先する上ではこれ以上やりようがない。 結局、黒子が選んだのは「黙って見守ること」であった。もちろんそのことは始めから分かっていたことであるが、そこに至るまでの彼女の思考を決定づけたのは、初春・佐天組との活動にある。マネーカードを絡めてジャッジメントに突発的なミッションが発生したわけだが、摩訶不思議な活動を通じて黒子が気付かされたのは、「見ていないようで見ている仲間達」のこと。黒子は御坂のことを思っている。自分だけが御坂のことを思い、悩んでいるように思えている。しかし、実際にはそこに関わる人間の数は、御坂と黒子という閉ざされた「2」ではなく、あくまでもその回りにいる仲間を含めた「4」である。そのことに気付かされたことで、黒子は最後まで御坂を見守ることに決めた。言葉が無くても、自分を見てくれる人はいるのだし、心配してくれる仲間は常に変わらずそこにいる。それならば、御坂だって自分の気持ちに気付いていないはずがないのだし、彼女が最大限に黒子のことを思っているからこそ、苦難を全て背負い込んだ状態で黙っているしかないのである。そこに自分が無理矢理介入してしまったら、御坂は更に悩むことになってしまうだろう。そこまで理解したことで、黒子は辛く苦しい沈黙を選ぶ決心をしたのである。ラストシーン、部屋を出て行く御坂はそんな黒子に心からの「ありがとう」を送り、それに対して黒子が発した一言の「はい」が、彼女の心中を全て物語っていた。 もちろん、決意はしたものの、そのことに黒子が心の底から納得出来たわけではないだろうし、辛い思いを抱えていくことに変わりはない。それでも、御坂の中に黒子がいるように、黒子の中には初春・佐天がいる。御坂を黒子が見る、その黒子を初春が見る、そして佐天さんは常に日常を提供するために茶化してみせる。相変わらず佐天さんの絶妙な立ち位置に心ほぐされる。ここまでの関係性を表す「4」という数字が今回のキーになっており、マネーカードを諦めて固法先輩が提供してくれた「四つ葉」というアイディアも、4人の関係性を端的に表すツールになっているだろう。なかなか見つからなかった「四つ葉」が、黒子の視野がふっと広がった瞬間に見つかり、そこから一気に数を増やすという状況も、気付けば常に身の回りにある仲間の存在を示唆するものである。あとは、黒子から受け取った「四つ葉の思い」を、御坂が孤独な戦いの中で支えとすることが出来るかどうか。 次回からいよいよクライマックス突入。既にキャストも発表されて盛り上がっているアイテム戦。あとは待った無しでバトルバトルの怒濤展開です。今期オープニングだと麦野・フレンダ相手に黒子や当麻が絡んで戦ってるシーンがあるんだけど、ありゃまぁ、イメージ映像だろうなぁ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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