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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「にゃんこい!」 7→7

 放送時間的に投げっぱなしの「DARKER」の後だったので、この作品の最終回は無駄にほっとすることが出来ました。レビュー書き始めたはいいものの、途中で書くことがなくなってついに挫折するという憂き目を見た作品ではあるのですが、終わってみれば決して嫌いではなかったのです。まぁ、川口監督の作品って、大体いつもこんなもんです。

 振り返ってみれば、ラブコメとしては割とまっとうだったことがよく分かる。序盤は一ノ瀬先輩やら郵便屋さんやら戸松双子やらが出てきたおかげで「どんだけハーレムやねん」と思っていたのだが、一ノ瀬先輩と郵便屋のねーちゃんはその実単なる騒がせ屋だったわけだし、戸松双子も主人公の潤平に対して真剣な恋愛感情まではいかないレベル。結局、ラブコメ的な構図としては楓と加奈子の2人に絞られていたわけだ。そしてそんな中でも潤平の気持ちは真っ直ぐ楓にしか向いてなかったので、軸がぶれることは少なかった。加奈子はいい奴なのに報われずちょっと可哀想だが、1本のアニメとして落ち着くべきはやっぱり楓エンドで良かっただろう。呪いの設定も最終エピソードでそれなりに消化できていたし、特別面白くて印象に残るわけではないが、視聴後に不満が残るような作品にはならずにすんだ。

 こうして「ラブコメ展開は意外とまっとうだった」ということさえ確認出来ると、戸松双子と一ノ瀬先輩というキツいキャラがなかなかいい味を出していたこともプラス評価に繋がる。特に双子のヤンデレの方はキャラとして面白かったし、双子で演じ分けていたおかげで戸松遙の新しい一面を確認することが出来たように思う。改めて、戸松は安牌なんだなぁ、と認識する。今後も多分、「戸松じゃなきゃあり得ない!」みたいなはまり役を作らないまま、じわじわと萌えアニメ業界を支えていく存在になるだろうか。これがワンランク上がると、川澄綾子になれるのだが。もう片方、一ノ瀬先輩の中の人についてはもう触れる必要も無かろう。小林ゆうは、小林ゆうにしかならない。だが、それでいい。

 あとはメインヒロインの2人。うりょ子は最近すっかり落ち着いている気がするのだが、加奈子役は特に目立った印象もなく、無難にこなした感。他方、楓役の井口裕香については、確実においしいところを拾っている印象。でも、なんでヒロインやると影が薄くなるんだろう……ツンツン頭の男の子が主人公で、ゆかちがメインヒロイン。そしてサブキャラにさとりな……これは、郵便屋のおねーちゃんが主人公のスピンオフが始まる布石なのか?! きっとあのおねーちゃんはレベル5の能力者に違いない。

 最終回では散々「2期」という言葉を連呼していたわけだが、このあたりの「DVD買ってね」と阿漕な作戦に走るあたり、川口監督のあけすけな姿勢が伺える。でも、ちょっとはしたないけど切実なところだし、ここまで直接的なメッセージも珍しいから案外効果はあったりして。でも……2期は無いよね。っつうか、別にいらないよね。 

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